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平成26年度 生産高度化研修(花き キク)【終了しました】
キク栽培における低コスト対策
研修を終えて
地元の生産者が出席しやすい、ということで、今回は田原市にある「田原文化会館」で研修を開催しました。
2題の講演が行われ、内容は以下のとおりでした。
1 キク栽培におけるヒートポンプの活用
愛知県農業総合試験場東三河研究所花き研究室 主任研究員 野村 浩二 氏
2つの話題 「夜間冷房における奇形花抑制試験の結果」と「遮光による奇形花抑制試験」について
①奇形花の定義と判定方法、夜間冷房の時間と奇形花の発生率の関係
②価格面での検討で、きく一本が200円を超えないと、全夜間冷房をすることは採算にあわず、前夜半冷房にしておくべき。
③夜冷・遮光することで、きくの成長を見ると、自然温度では節間が詰まり気味で、奇形花の発生が多い。遮光・夜冷では伸びやかな草姿が見られ、正常花が多い。
いずれも野村氏が実際に実験したデータをもとに論を展開されました。
2 キク栽培における省エネ対策
東海大学工学部 教授 林 真紀夫 氏
2つの視点「すぐにできる投資不要の対策」と「投資が必要な技術」に分類について
①暖房温室の放熱で、外へ逃げるエネルギーはどれほどの量で、どこから逃げるかの説明。
②外張りの隙間をなくすことで、約12%のエネルギーが節約できるという説明と隙間を防ぐにはどういった補修方法があるか、写真で紹介。
③保温力の高い被覆材の説明があり、ガラスが赤外線透過率0%で最もよく、農ポリでは、ガラスと比較し、15%も暖房費がかさむ
④暖房機の点検・清掃で熱効率が5%ほど上昇させることができる。
⑤各農家が導入を考えてほしいのは、ハイブリッド方式で、ヒートポンプと重油暖房機との併用が大切である。
最終的に低コスト対策の決めてはなく、各自の判断で進めるべき、という結論で終わりました。
省エネ対策を熱く語る林教授
募集内容
1 日時
平成26年10月16日(木)午後1時30分から午後4時15分まで
2 場所
田原市民文化会館 「多目的ホール」
田原市汐見5番地 ☎ 0531-22-6061
3 対象
花き(特にキク栽培)生産農家等
4 定員
200名
5 内容
(1) 事例紹介 「キク栽培におけるヒートポンプの活用」
講師 愛知県農業総合試験場東三河研究所花き研究室
主任研究員 野村 浩二 氏
(2) 講演 「キク栽培における省エネ対策」
講師 東海大学 工学部 教授 林 真紀夫 氏
(3) 総合質疑
愛知県農業総合試験場 企画普及部 広域指導室
専門員 池内 都 氏
6 参加費
無料
7 申込み方法
御住所を管轄する農林水産事務所農業改良普及課にお申込みいただくか、往復はがきに下記の事項を御記入のうえ、愛知県立農業大学校までお申込みください。
*往信はがき:課題名・氏名(ふりがな)・郵便番号・住所・電話番号
*返信はがき:表面はお申込み者の郵便番号、住所、氏名
裏面は何も書かないでください。
8 郵送でのお申込み先
愛知県立農業大学校 研修部研修科 研修グループ
〒444-0802 岡崎市美合町字並松1-2
9 申込期限
平成26年10月2日(木)まで(必着)
電話、ファクシミリでの受付はいたしておりませんので、御理解ください。
10 共催
愛知県花き温室園芸組合連合会
問合せ
愛知県立農業大学校 研修部研修科 研修グループ
郵便番号444-0802
岡崎市美合町字並松1-2
電話: 0564-51-1034(研修部直通)
ファックス: 0564-51-4831
E-mail: noudai@pref.aichi.lg.jp