居住環境のダニとダニアレルゲン2005/07/25
厚生労働省の「平成15年保健福祉動向調査」によれば、日本人の3人に1人が皮膚や目のかゆみ、喘息などのアレルギー様症状を訴えています。アレルギー性疾患の中でも、小児喘息は80%以上が居住環境中のダニが原因といわれています。 居住環境から検出されるダニのうち、70%以上をチリダニ科のダニが占め、さらにその95%以上をコナヒョウヒダニ(写真1)とヤケヒョウヒダニ(写真2)の2種が占めています。
これらのダニは、ミナミツメダニのように人を刺したり、イエダニやトリサシダニのように吸血することはありませんが、生きているダニ・その死骸・糞ともにアレルギーを引き起こす原因物質(アレルゲン)となります。これらのアレルゲンを総称して、ダニアレルゲンと呼んでいます。特に、糞は大きさが0.01〜0.04mmと小さく、乾燥するとさらに小さくなり空中に浮遊するため気管に入りやすいこと、ダニの寿命の2〜4ヶ月の間に1匹あたり200〜500個の多くの糞をすること、それに糞は、アレルゲン活性が生きているダニや死骸よりも高いことから、ダニが繁殖してしまった場合にはダニを駆除するだけでは不十分であり、死骸や特に糞を除去することが必要です。 コナヒョウヒダニ、ヤケヒョウヒダニは、温度20〜30℃(最適25〜28℃)、湿度60%以上(最適60〜80%)でよく繁殖します。高温には弱く、50℃では30分以内に死滅します。また、湿度50%以下では繁殖できません。餌は、不飽和脂肪酸を多く含む人やペットから出たフケ、アカ、食品屑等の室内塵を好んで食べます。背光性(暗いところを好むこと)であり、畳、じゅうたん、寝具、衣類等に潜って産卵します。以上のように、ダニの繁殖条件としては@高温多湿の環境があり、A餌があり、B潜って産卵する場所があることです。ダニの繁殖を防ぐためには、これらの条件を1つでもなくすか、減らすことです。 ダニの繁殖を防ぐために、
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