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2010/11シーズン
インフルエンザウイルス分離・検出状況

インフルエンザウイルス分離状況1  平成22年12月27日現在<名古屋市を除く>

2010/11シーズン

発生動向調査 検体数 検出数 検査中 AH1pdm Aソ連型 A香港型 B型
(Victoria
系統)
B型
(山形
系統)
9月 2 2 0 2 0 0 0 0
10月 5 4 0 1 0 1 2 0
11月 4 4 0 1 0 2 0 1
12月 23 8 15 2 0 4 2 0
合計 34 18 15 6 0 7 4 1
集団かぜ 検体数 検出数 検査中 AH1pdm Aソ連型 A香港型 B型
(Victoria
系統)
B型
(山形
系統)
9月 0 0 0 0 0 0 0 0
10月 0 0 0 0 0 0 0 0
11月 0 0 0 0 0 0 0 0
12月 17 6 0 0 0 0 6 0
合計 17 6 0 0 0 0 6 0

2009/10・2008/09シーズンのインフルエンザウイルス分離状況はこちら

2010/11シーズンのインフルエンザウイルス分離・検出状況(平成23年2月1日現在)

ウイルスサーベイランス:感染症発生動向調査等の目的で2010/11シーズン(平成22年9月〜)に愛知県内の医療機関(名古屋市を除く)で採取され、当衛生研究所に搬入された182検体中33検体より新型(AH1pdm)11株、A香港型(AH3)12株及びB型10株(ビクトリア系統9株、山形系統1株)が分離されています。今シーズン愛知県内ではAH1pdm、A香港型及びB型が各地で検出されています。

集団かぜ:平成22年12月に半田及び瀬戸保健所管内の小学校で発生した2事例からB型(ビクトリア系統)が合計6株分離されました。23年1月に瀬戸、豊橋市、豊田市、衣浦東部、豊川及び江南保健所管内の小学校若しくは施設で発生した7事例中5事例からAH1pdmが合計15株分離され、2事例からはB型(ビクトリア系統)が合計5株分離されています。

重症サーベイランス:重症インフルエンザ疑いとして入院患者(10歳以下2件、30歳〜80歳8件)より採取された10検体中8件よりPCR法にてAH1pdm遺伝子を検出(内1検体より1株分離)しています。

抗ウイルス剤感受性(耐性マーカー)サーベイランス(名古屋市を除く):上記インフルエンザウイルス検査において分離されたAH1pdmウイルス株中10株についてタミフル耐性マーカー遺伝子(H275Y変異)の検索を行いましたが、耐性マーカーは検出されていません。

2010/11シーズンのインフルエンザウイルス分離・検出状況(平成22年12月27日現在)

ウイルスサーベイランス:感染症発生動向調査等の目的で2010/11シーズン(平成22年9月〜)に愛知県内の医療機関で採取され、当衛生研究所に搬入された34検体中18検体より新型(AH1pdm)6株、A香港型(AH3)7株及びB型5株(ビクトリア系統4株、山形系統1株)が分離されています。今シーズン愛知県内(名古屋市を除く)ではAH1pdm、A香港型及びB型が各地で分離されています。

集団かぜ:平成22年12月半田及び瀬戸保健所管内の小学校で発生した2事例からB型(ビクトリア系統)が合計6株分離されています。

抗ウイルス剤感受性(耐性マーカー)サーベイランス(名古屋市を除く):上記インフルエンザウイルス検査において分離されたAH1pdmウイルス株中3株についてタミフル耐性マーカー遺伝子(H275Y変異)の検索を行いましたが、耐性マーカーは検出されていません。


今後も、随時最新のインフルエンザウイルス分離状況を本ページに報告の予定です。

(生物学部 ウイルス研究室)

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