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農業試験場構内風景

愛知県農業総合試験場

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【生物多様性特集】

水田の生物多様性の指標となる
ナゴヤダルマガエル、ツチガエル
Frogs as a biodiversity indicator inhabiting paddy field in Aichi plains


水田の生物多様性の指標となるナゴヤダルマガエル、ツチガエル

 愛知県平坦部の水田における生物多様性の指標種として、ナゴヤダルマガエルとツチガエルを選定しました。
 指標種の2種が棲(す)む水田には、ニホンアマガエル、ヌマガエル、トノサマガエルも棲んでいます。カエルは、成体が多様な小昆虫を餌とし、幼生(オタマジャクシ)・成体がともに肉食性の昆虫、ヘビ、鳥類などの餌となる「食物連鎖の要」です。カエルの種によって、餌とする生物、捕食される生物が異なることから、多様なカエルが棲む水田には、多様な食物連鎖が存在すると考えられます。
 指標種に着目することで、水田の生物多様性の簡易な評価や、市民参加型の田んぼの生きもの調査への活用が期待されます。
(作物研究部)


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