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農業試験場構内風景

愛知県農業総合試験場

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研究トッピクス(81号:2005.3)


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いもち病無防除栽培ができる水稲品種を育成中

いもち病抵抗性品種「中部111号

 澄んだ空気、清流がきらめく中山間地域では、おいしいお米が収穫できます。しかし、この地域ではイネの病害であるいもち病の発生が多く、この病気の防除は栽培の必須条件です。
 中国雲南省のイネを品種改良した「中部111号」は 、いもち病に強く、中山間地域でもいもち病に対する防除を省略することができました。

(山間農業研究所)

新品種‘はるみ’の隔年交互結実栽培法
新品種‘はるみ’

 ‘はるみ’は食味が良く、食べやすい品種ですが、隔年結果性が強く、毎年果実を成らせることが非常に困難です。
 そこで、果実を1年おきに成らせる隔年交互結実栽培に適した台木としてシークワシャーを使うと、従来のカラタチ台と比べて@収量、果実品質はほぼ同等、A樹勢の維持が容易であることがわかりました。

(園芸研究部)

カーネーションの灌水施肥プログラムを作成

カーネーションの 灌水施肥プログラムを作成
制御装置 灌水チューブの設置例

 カーネーションの養液土耕栽培における生育ステージ別の灌水施肥プログラムを作成しました。
 養液土耕栽培は、点滴チューブを利用した効率的施肥と精密潅水により生育制御が可能な生産システムとして、本県でも着実に普及しています。
 この灌水施肥プログラムを利用することで、施肥労力も低減されます。

(園芸研究部)

遺伝子組換えで花色をコントロール
遺伝子組換えで花色をコントロール

 花の色はたくさんの遺伝子が関わっています。私たちは花の色素に関わる遺伝子を導入し、花色をコントロールする試験を行ってきました。
 これまでに白色キクを桃色に、淡色タバコを濃赤色に、シクラメンを淡黄色に変化させることに成功しました。
 今後さらに商品価値の高い色の発現に取り組んでいきます。

(環境基盤研究部)


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