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農業試験場構内風景

愛知県農業総合試験場

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研究トッピクス(87号:2007.3)


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うどん加工適性の高い小麦系統「東海103号」

東海103号のめん加工適性

 粒の外観品質やめんの色がよく、もちもち、つるつるした食感が楽しめる早生小麦系統「東海103号」を育成しました。DNA鑑定技術を活用してグルテンの質の改良を行い、適度な「めんの腰」を加えることができました。 「東海103号」は新品種化を視野に2007年秋から生産現場での試験を開始する予定です。

(作物研究部)

イチジクコンテナ栽培における水分管理

イチジクのコンテナ栽培
水分管理の違いによる収量・糖度の変化

 ハウスイチジクのコンテナ栽培では、一般にかけ流しかん水が行われ、水分過剰で着果不良や果実糖度があがりにくいなどの問題があります。
 そこで、生育と収量を確保しながら、果実品質を高めるための土壌水分条件を明らかにしました。結果枝の伸長期はpF1.7、収穫期は pF1.8で水分管理するのが最も適しています。

(園芸研究部)

緑肥作物による露地野菜畑からの硝酸態窒素流出抑制

緑肥作物栽培による硝酸態窒素浸透流出の抑制
夏季の緑肥作物(クロタラリア、ソルガム)栽培による
硝酸態窒素浸透流出の抑制

 キャベツなどの秋冬野菜を中心に生産する露地野菜畑では、高温多雨の夏に裸地となっているため、この期間に硝酸態窒素が土壌から溶け出して地下に流出することが問題となっています。
 その対策として、夏季に緑肥作物を栽培することで、地下水への流出を大幅に減らせることを明らかにしました。

(東三河農業研究所)

遺伝子診断による文鳥の性判別
     
文鳥
どっちが♂で、どっちが♀かな?

 文鳥は見た目では性別が分かりにくく、ヒナを取るための雌雄ペアを作る際に手間がかかります。
 そこで、遺伝子を調べて性別を見分ける方法を開発しました。この方法では爪から採取した微量の血液を 用いるため、文鳥 にダメージを与え ず、巣立ち前の生 後4週齢から雌雄 が分かります。

(畜産研究部)


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