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農業試験場構内風景

愛知県農業総合試験場

TEL:0561-62-0085
FAX:0561-63-0815

研究トッピクス(93号:2009.1)


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アルミ蒸着の被覆資材は直がけ碾茶の品質を向上させる
アルミ蒸着の被覆資材は直がけ碾茶の品質を向上させる

 抹茶の原料となる碾茶の栽培では、うま味を増すため新芽の生育期に茶園を被覆します。従来の棚下栽培より簡便な直がけ栽培(茶樹を直接被覆資材で覆う)では、新たに開発されたアルミ蒸着被覆資材を使用すると、一般に利用している黒色資材よりも、温度上昇が抑えられ、生育や品質が向上することが明らかになりました。

(東三河農業研究所)

タバココナジラミバイオタイプQの県内発生実態
タバココナジラミバイオタイプQの県内発生実態

 タバココナジラミのバイオタイプQは殺虫剤が効きにくくトマト栽培などで大きな問題となっています。我が国でも2002年の侵入確認以来、39都府県に拡大し、愛知県でも2005年に初確認されました。14市6町114地点から1000頭以上の成虫を採取して行った遺伝子解析によるバイオタイプ判別の結果、11市2町のトマト、ナス、シソなどでバイオタイプQの発生を確認しました。効果的な殺虫剤が限られる本タイプは防虫ネットなどを組み合わせて防除する必要があります。

(環境基盤研究部)

加工品でも名古屋コーチン鶏肉のDNA検査ができることを確認
加工品でも名古屋コーチン鶏肉のDNA検査ができることを確認

 独立行政法人農業生物資源研究所と共同開発した「名古屋コーチンのDNA識別法」が名古屋コーチン鶏肉の加工品にも適用できることを明らかにしました。高温・高圧条件で調理加工した名古屋コーチン鶏肉から抽出したDNAも、本識別法のすべてのDNAマーカー(5種類)で検査が可能なことが分かりました。さらに、様々な加工条件で調理した加工品について検証を進めます。

(畜産研究部)

農工連携研究でインテリジェントハウスの開発を進めています
農工連携研究でインテリジェントハウスの開発を進めています
  

 農業総合試験場では、県産業技術研究所及び豊橋技術科学大学との農工連携研究を推進し、ITを活用した環境制御機能と学習機能を持った園芸施設(インテリジェントハウス)の開発を進めています。高精度で省力的、さらには収量の増加が期待できる画期的な施設園芸の実現を目指します。

(農工連携研究プロジェクトチーム)


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