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愛知県では、中部国際空港島及び周辺地域(以下「当エリア」という。)を、5G※1等デジタル技術を活用したオープンイノベーションフィールドに位置付け、2030年に世の中での普及が見込まれる近未来の事業・サービスを、当エリア内において先行して実用化することを目指す「あいちデジタルアイランドプロジェクト」を昨年度から推進しています。今年度の事業は、5G等デジタル技術を活用した5つの実証実験※2と、当エリアの企業・施設と国内外のテック企業等とのマッチングを両輪として実施します(2023年9月26日発表済み。)。
この度、来場者の人流や属性を推定した上で、顧客満足につながる行動変容の機会を提供し、当エリアの回遊機会の向上を目指す実証実験「人流・属性データを活用した行動変容」を実施します。本実証実験の一環として、デジタルコンテンツバス※3を活用した実証実験(委託事業者:トヨタ紡織株式会社)を、常滑商工会議所創立50周年記念式典※4の開催に合わせて、以下のとおり実施しますのでお知らせします。
顧客満足につながる行動変容施策の一つとして、移動する車内において、乗客の属性に応じた情報提供を行うデジタルコンテンツバスの試験走行を行います。
日 時 |
2023年11月21日(火曜日) メディア関係者概要説明〈1〉 午前10時00分から午前10時15分まで メディア関係者試乗〈1〉 午前10時15分から午前11時15分まで(ルートA) 記念式典出席者試乗 午後2時45分から午後3時40分まで(ルートA) メディア関係者概要説明〈2〉 午後3時00分から午後3時15分まで メディア関係者試乗〈2〉 午後3時40分から午後3時55分まで(ルートA) 知事試乗 午後5時05分から午後5時20分まで(ルートB) |
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発着点 |
ルートA:(出発・到着)中部国際空港第2セントレアビル北口駐車場 ルートB:(出発)中部国際空港第2セントレアビル北口駐車場・(到着)常滑駅 |
参加者 |
愛知県知事、記念式典出席者及びメディア関係者 (注)今回の実証では一般試乗は実施しません。 |
ルートA(中部国際空港島内の施設情報についてのコンテンツを投影)
ルートB(常滑市内の観光情報についてのコンテンツを投影)
バス型車両をコンテンツ体験用の仕様に架装したもので、最大11人が乗車できます。座席はひな壇形式で、座席を囲うようにして前方に2面と左右に9面の透明なディスプレイを搭載し、プロジェクターによる天井への映像投影も可能な設計となっています。また、車両の走行位置情報を捉えることで、車窓の景色に連動したコンテンツが再生されるVR※5体験やAR※6体験を提供します。
今回は、知多半島をPRしているご当地キャラクター「知多娘。」のメンバーである「知多みるく」がバスのガイドとなり、常滑市や中部国際空港島の商業施設、観光地やグルメを映像に加え、立体音響や照明、送風やミストなど、様々なデバイスを活用することで乗客の五感を刺激しながら楽しく紹介することで常滑市や中部国際空港島の魅力を発信し、観光客誘致につなげます。
【参考】実証で使用するデジタルコンテンツバス「MOOX-RIDE(ムークスライド)」
外観
内装イメージ
常滑商工会議所記念式典の会場(セントレアホール)前にて、あいちデジタルアイランドプロジェクトの一環で実証実験を行っているアバターロボットの紹介ブースを設置いたします。
※1 |
5G (第5世代移動通信システム) |
5th Generationの略称。最初の移動電話で使われていた技術から数えて、5世代目の技術。「超高速」、「超低遅延」、「多数同時接続」といった特徴を持つ新しい移動通信システム。 |
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※2 |
5G等デジタル技術を活用した5つの実証実験 |
(1)生体認証システム [パナソニック コネクト株式会社] 生体認証(顔認証)システムを活用したSMS※8での入退場、店舗での決済、モビリティ利用等の実証実験を実施。 |
(2)人流・属性データを活用した行動変容 [トヨタ紡織株式会社] 来場者の属性を推定し、顧客満足度向上につながる行動変容の機会を提供する実証実験(情報提供ロボット、デジタルコンテンツバス等を活用)を実施。 |
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(3)デジタル空間を活用した展示 [KDDI株式会社] MRゴーグル等を利用し、現実には搬入が難しいプラント等大型の展示物をデジタル空間上に出展する実証実験を実施。 |
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(4)展示会場の デジタルツイン [株式会社NTTデータ東海] SMS展示会場をデジタル空間内に再現し、この空間内で、複数の嗜好をもった来場者の各ブースへの訪問に係る動きを再現。また、このシミュレーションをもとに、事前に人の動きを予測するとともに、SMS当日は来場者個人に対し個人の嗜好やブース毎の混雑状況を考慮し訪問すべきブースをスマートフォンでリコメンドする実証実験を実施。 |
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(5)アバターロボット [avatarin株式会社] 本事業のほか、観光地訪問等の実証実験及びSMSにおいて、20台以上のアバターロボットを、5Gを活用し同時稼働させ、海外を含む遠隔地からのSMSへの参加等の実証実験を実施。 |
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※3 |
デジタルコンテンツバス |
車内に装備されたデジタルディスプレイ等により移動しながら乗客に地域の観光地等の魅力をPRすることが可能なバス。 |
※4 |
常滑商工会議所 創立50周年記念式典 |
11月21日(火曜日)に開催される同商工会議所の創立50周年記念式典。式典には、国会議員、常滑市長、県内商工会議所会頭、商工会会長等が出席し、デジタルコンテンツバスにも順次試乗する。 |
※5 |
VR | 仮想現実(Virtual Reality)の略称。仮想空間を現実であるかのように疑似体験できる技術。 |
※6 |
AR | 拡張現実(Augmented Reality)の略称。現実世界にデジタル情報を付加する技術。 |
※7 |
アバターロボット | 通信により自分の分身のように動かすことができるロボット。 |
※8 |
SMS |
フランスのマクロン大統領が、経済金融大臣時代に提唱したヨーロッパ最大規模の総合的な産業展示会「グローバルインダストリー」の日本版として、愛知県国際展示場の運営事業者の代表企業であるGLイベンツが、2024年3月13日(水曜日)~15日(金曜日)に開催予定。 |
愛知県 経済産業局 産業部産業振興課
次世代産業室 デジタル戦略調整グループ
担当:大橋
電話:052-954-6136(ダイヤルイン)
内線:3452
メール:jisedai@pref.aichi.lg.jp