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愛知県若手研究者イノベーション創出奨励事業「第18回わかしゃち奨励賞」最優秀賞・優秀賞の決定及び表彰式・受賞者との交流会の参加者募集について

ページID:0496011 掲載日:2023年12月15日更新 印刷ページ表示

愛知県若手研究者イノベーション創出奨励事業
「第18回わかしゃち奨励賞」最優秀賞・優秀賞の決定及び表彰式・受賞者との交流会の参加者募集について  

 愛知県、公益財団法人科学技術交流財団(豊田市)及び公益財団法人日比科学技術振興財団(名古屋市西区)では、優れた若手研究者の研究テーマ・アイデアに対する顕彰制度「わかしゃち奨励賞」を設け、2006年度から毎年表彰を行っています。

 本年度は、「イノベーションで未来に挑戦~新たな付加価値の源泉を創造~」をテーマに募集した結果、基礎科学研究部門、基礎研究部門及び応用研究部門で合わせて35件の提案があり、審査委員会において、12名の受賞者(各部門最優秀賞1名・優秀賞3名)を決定しました(募集については、2023年7月19日発表済み。)。

 つきましては、2024年1月22日(月曜日)に東京工業大学 科学技術創成研究院 全固体電池研究センター長 菅野了次 氏による基調講演と併せて、表彰式と受賞者によるポスターセッション兼交流会を行うこととし、参加者を募集します。

 多くの皆様の御参加をお待ちしています。

「第18回わかしゃち奨励賞」表彰式・交流会チラシ [PDFファイル/1.79MB]

    受賞者の研究詳細はこちら(産業科学技術課Youtube)

1 「第18回わかしゃち奨励賞」受賞者について 

(1) 基礎科学研究部門

  <最優秀賞>

ア 提案者及び提案

  提案者:中部大学生命健康科学部生命医科学科 講師 新谷 正嶺 (しんたに せいね) 
  提  案:電子顕微鏡ライブイメージングによる心筋内生体分子動態の解明

イ 提案概要

  心筋を温めるとサルコメアが熱振動状態(HSOs)になり、振動の振幅と速度を調節しながら周期を保つことを発見した。さらなる研究のため、サルコメアとその内部の生体分子動態を計測する電子顕微鏡ライブイメージング法(DET膜法)の開発・改良を進めている。

<優秀賞>

                                                 (提案者五十音順)

提案者

(所属・職名)

提案

石井 宏和 (いしい ひろかず) 

(自然科学研究機構生理学研究所・助教)

記憶固定化を担う生体脳ナノシステムを「生きたまま」可視化する

兼子 峰明 (かねこ たかあき)

(自然科学研究機構生理学研究所・特任助教)

霊長類の適応的な社会行動を支える脳内機構の解明

山崎 剛士 (やまさき たけし) 

(自然科学研究機構生理学研究所・助教)                   

ヒトと動物に共通する慢性炎症性疾患の発症メカニズムの解明

(2) 基礎研究部門

  <最優秀賞>

ア 提案者及び提案

  提案者:名古屋大学理学研究科 特任助教 稲垣 雅仁 (いながき まさひと) 
  提  案:mRNA医薬のキャップ構造多様性が与える翻訳活性への影響解明

イ 提案概要

  mRNA医薬には5’キャップ構造が存在し、その純度が重要である。COVID-19のmRNAワクチンでは不純物に由来する副作用が問題視されている。そこで、受賞者は完全キャップ化mRNA合成法を開発し、定量的構造活性相関に基づく高活性mRNA創薬研究を展開していく。

<優秀賞>

                                                  (提案者五十音順)

提案者

(所属・職名)

提案

穴田 智史 (あなだ さとし) 

(ファインセラミックスセンター・上級研究員)

高速オペランド電子線ホログラフィーの開発と過渡現象解析

上原 一将 (うえはら かずまさ)

(豊橋技術科学大学・准教授)

多階層神経情報の同時取得と統合的解析手法の確立による心の状態の推定

日比野 絵美 (ひびの えみ)

(名古屋大学大学院創薬科学研究科・助教)                   

新規がん診断薬・治療薬開発を志向したp53凝集体分析法開発

(3) 応用研究部門

  <最優秀賞>   

ア 提案者及び提案

  提案者:岐阜大学 准教授 朝原 誠 (あさはら まこと) 
  提  案:自立燃焼加熱によるターコイズ水素製造技術の開発

イ 提案概要

   生成した水素の一部を加熱用の燃料として利用する“自立燃焼加熱型ターコイズ水素製造装置”の実用化を目指します。本装置は加熱用電力を必要とせずにCO2フリー水素を生成し、製造工程での水素利用への貢献が期待されます。

<優秀賞>

                                                   (提案者五十音順)

提案者

(所属・職名)

提案

市原 大輔 (いちはら だいすけ) 

(名古屋大学・助教)                         

局所アーク加熱で駆動する高速・ピンポイント粒子射出器   

勝見 亮太 (かつみ りょうた) 

(豊橋技術科学大学・助教) 

超小型フレキシブルダイヤモンド磁気量子センサー  

佐藤 優樹 (さとう ゆうき) 

(日本原子力研究開発機構・主任研究員)

統合型放射線イメージングによる放射能スマート可視化の社会実装 

 

 2 「第18回わかしゃち奨励賞」表彰式・ポスターセッション兼交流会について

(1)日時

 2024年1月22日(月曜日)午後2時から午後5時5分まで

   ※オンライン配信は基調講演のみです。また、会場での受付は午後1時30分から、オンライン配信は午後2時35分から接続できます。                                                                            

(2)開催形態

 会場とオンライン(Zoom)のハイブリッド開催

(3)会場

 あいち産業科学技術総合センター 1階 講習会室

 住所:豊田市八草町秋合1267-1

 電話:0561-76-8321

(4)プログラム

      午後2時から午後2時5分まで 開会            

  午後2時5分から午後2時35分まで 第18回わかしゃち奨励賞 表彰式
  午後2時45分から午後3時55分まで 基調講演 (オンラインの方はここから講演のみ参加となります)

 「全固体電池 研究・技術開発の現状・将来と可能性」      

  東京工業大学 科学技術創成研究院 全固体電池研究センター長

       菅野 了次(かんの りょうじ) 氏

  午後4時5分から午後5時5分まで  第18回わかしゃち奨励賞 ポスターセッション兼交流会                                                                                                受賞者にポスターセッション形式で受賞テーマを紹介していただきながら交流会を行います。                                 

   ※プログラムの途中からご参加いただくことも可能ですが、表彰式の間は会場への入室ができませんので御注意ください。

(5)参加費

  表彰式・基調講演については無料(オンライン参加時の通信費及び通信機器代は自己負担となります。)。

    交流会については、科学技術交流財団研究交流クラブ会員以外の方は、2,000円の参加費が必要となります。

(6)定員

  会場100名 オンライン200名 (ともに申込先着順)

(7)申込方法

   事前申込みが必要です。以下の申込フォームにより、2024年1月10日(水曜日)までにお申込みください。

 https://tinyurl.com/ypmgkqum

                   申込用二次元コード                

 【留意事項】

 ・締切後に科学技術交流財団事務局から「参加確定メール」を送付します。「参加確定メール」が無い場合、参加できません。1月19日(金曜日)の時点でメール未着の場合には、メールでお問合わせください。

  ・参加方法は、「参加確定メール」にて案内します。会場参加の方は、同メール添付の「二次元コード付き参加票」を必ず持参してください。

  ・オンライン参加の場合、Web会議システム「Zoom」(https://zoom.us)を使用します。インターネットに接続でき、動画視聴可能なパソコン又はスマートフォンが 必要です。

 【問合せ先】

  公益財団法人科学技術交流財団 研究交流クラブ担当

    メール:club@astf.or.jp​       電話:0561-76-8325

(8)共催

  愛知県、公益財団法人科学技術交流財団、公益財団法人日比科学技術振興財団

【参考】「第18回わかしゃち奨励賞」概要

○募集期間:2023年7月19日(水曜日)から9月22日(金曜日)まで

○表   彰:基礎科学研究部門 最優秀賞(1件) 賞状及び研究奨励金30万円
                      優秀賞 (3件) 賞状及び研究奨励金10万円

       基礎研究部門   最優秀賞(1件) 賞状及び研究奨励金30万円
                     優秀賞 (3件) 賞状及び研究奨励金10万円

       応用研究部門   最優秀賞(1件) 賞状及び研究奨励金30万円
                     優秀賞 (3件) 賞状及び研究奨励金10万円

○募集の趣旨:全国の優秀な若手研究者から新たな現象の発見や解明をテーマとする自然科学分野を含む基礎研究や産業の高度化・発展・社会的課題の解決につながる夢のある研究テーマ・アイデアを募集。

○募集テーマ:イノベーションで未来に挑戦~新たな付加価値の源泉を創造~

○応募の要件:(1)次の全ての条件を満たす個人又はグループ(愛知県職員を除く)。 
          ア 日本国内に在住し、2023年4月1日現在40歳未満であること。
          イ 大学院生若しくは修了者で、大学又は企業、団体等の研究開発に従事していること。(正           
            規、非正規あるいは常勤、非常勤を問わない。)
       (2)愛知県内の企業等から共同研究の提案があった場合には、実施が可能であること。

○審   査:計9名の有識者から構成される審査委員会により、書面審査及びヒアリング審査を実施。

審査委員一覧(敬称略)

委員種類

氏  名

所  属

総合審査委員

<委員長>
坂本 渉 
(さかもと わたる) 

中部大学 工学部応用化学科

教授

淡野 正信 
(あわの まさのぶ)

国立研究開発法人産業技術総合研究所 材料・化学領域

シニアマネージャー

南部 篤 
(なんぶ あつし)

自然科学研究機構 生理学研究所

名誉教授

専門審査委員
(基礎・応用研究部門)

井須 紀文 
(いす のりふみ)

株式会社LIXIL  環境技術開発部

プロジェクトリーダー

中川 幸臣 
(なかがわ ゆきおみ)

あいち産業科学技術総合センター

所長

中山 将伸 
(なかやま まさのぶ)

名古屋工業大学 生命・応用化学専攻

教授

山岡 充昌 
(やまおか みちまさ)

名古屋市経済局

参事

専門審査委員
(基礎科学研究部門)

定藤 規弘 
(さだとう のりひろ)

立命館大学

教授

横山 利彦 
(よこやま としひこ)

自然科学研究機構 分子科学研究所

教授       

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(参考)2022年度実績
 【基礎研究部門】最優秀賞 1件、優秀賞 3件
 【応用研究部門】最優秀賞 1件、優秀賞 3件

 詳細及び過去の表彰実績はこちら

このページに関する問合せ先

愛知県経済産業局産業部産業科学技術課
科学技術グループ
担当:伊藤、加藤
電話:052-954-6351
内線:3409、3384
メール:san-kagi@pref.aichi.lg.jp

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