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愛知県では、「あいち科学技術・知的財産アクションプラン2025」(2021年3月策定)に基づき、本県産業が抱える主要な技術的課題の解決を目指して、産学行政が連携する研究開発を支援するプロジェクトを2011年から実施しており、この度、「知の拠点あいち重点研究プロジェクト(以下、「重点研究プロジェクト」という。)V期」の研究テーマの公募を開始します。
実施される研究成果の事業化・実用化段階では、本県の産業・技術開発の課題に対して大きく裨益・貢献することを前提に、海外を含む県内外の大学等研究機関及び本県企業等で構成される研究チームによる提案を広く募集します。
前期(IV期)からの変更点として、研究開発の目標段階(フェーズ)等に応じて応募できるよう「挑戦枠」、「実用枠」、「国際枠」の3つの枠を設けるとともに、研究開発から事業化へのギャップを橋渡しするために、フラウンホーファー研究機構(FhG)(ドイツ)、台湾工業技術研究院(ITRI)(台湾)といった海外の橋渡し第三者支援機関によるハンズオン支援を実施します。また、STATION Aiとの交流事業を実施し、研究テーマとスタートアップとの新たな連携を推進していきます。
研究対象分野としては、本県の主要産業である「マニュファクチャリング」を中心とした上で、「ヘルスケア」、「アグリ・フィッシュ」、「カーボンニュートラル」といったグローバルレベルで関心が高い分野を設定しました。これらの分野の研究を生成AI、ビッグデータ等のデジタル技術を活用して深化・加速化させることで、愛知発の新技術による革新的イノベーションを創出し、日本や世界の産業発展・脱炭素社会の実現に貢献することを目指します。
注)「重点研究プロジェクトV期」は、事業実施に係る予算が、2025年2月定例愛知県議会において議決され、その予算の執行が可能となることを前提としています。
2025年2月18日(火曜日)から3月21日(金曜日)正午まで
愛知県内企業(県内に本社機能、研究開発拠点又は製造拠点を置く企業)及び、県内外(海外含む)大学・研究機関で構成される産学連携による研究チーム。研究チームに「研究リーダー(産学いずれも可)」と「事業化リーダー(産のみ)」を必ず置くこと。
公共による実用化あるいは実用化に当たって公共と民間の連携した取組を前提とした開発ターゲットを設ける場合に限り、事業化リーダーを「産学官のいずれも可」とします。
下記の4分野とする
分 野 |
説 明 |
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本県産業の基盤となる先進加工、制御技術、次世代モビリティ向けの革新材料等技術 等 【キーワード例】次世代自動車、航空宇宙、ロボット、高効率・低コスト加工、複合素材、デジタルツイン、デジタルプロダクトパスポート(DPP)、自動運転 |
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医療関係者・患者をサポートする医療・介護福祉技術 等 【キーワード例】介護用デバイス、AI医療機器、フレイル対策、高齢者見守システム、感染症対策、健康長寿 |
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農作物の生産や漁業の収量拡大をめざすスマート技術 等 【キーワード例】バイオテクノロジー、発酵技術、気象・海象予測、作業軽労化・生産性向上、植物工場、養殖技術 |
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革新的材料・水素等を活用して脱炭素社会を実現する技術 等 【キーワード例】水素・アンモニア、次世代バッテリー、バイオ燃料、メタネーション、ハイスループット材料合成、CO2吸収・除去技術、GX、洋上風力、海中送電 |
別紙1 知の拠点あいち重点研究プロジェクト5期 研究テーマ公募の概要 [PDFファイル/219KB]
Outline_Call_for_Aichi_Project [PDFファイル/232KB]
別紙2 過去の知の拠点あいち重点研究プロジェクトの実績 [PDFファイル/464KB]
Past achievements of the Project [PDFファイル/384KB]
項目\枠 |
挑戦枠※1 |
実用枠 |
国際枠※2 |
研究期間 |
2年(2025~2026年度) |
4年(2025~2028年度) |
予備研究1年(2025年度) 本格研究3年(2026~2028年度) |
研究費 |
3,000万円/年 以内 |
1億円/年 以内 |
予備研究500万円/年以内 本格研究2,500万円/年 以内 |
採択件数 |
12テーマ程度 |
4テーマ程度 |
予備研究10テーマ程度 本格研究2テーマ程度 |
目 標 |
技術確立の目途以上 |
製品化・実用化以上(県内での製品化・実装)(TRL7相当以上) |
技術確立の目途以上 |
その他 |
終了時(2026年度末)にステージゲートを設定。 |
中間評価時(2026年度末)にステージゲートを設定。 |
予備研究終了時に審査委員会、本格研究の中間(2027年10月頃)にステージゲートを設定。 |
※1「挑戦枠」には、県内中堅又は中小企業を必ず含むこと。
※2「国際枠」は、海外大学(例:シンガポール国立大学)と国内大学及び愛知県内企業の3者以上による研究プロジェクト。
経済安全保障の観点から問題でないこと。
以下の県Webページ「あいち電子申請・届出システム」に、検索キーワードで、
「重点研究プロジェクト5期の公募受付」と入力し、申請してください。
https://www.shinsei.e-aichi.jp/pref-aichi-u/offer/offerList_initDisplayTop.action
○公募要領及び提案申請書等の様式について
以下の県産業科学技術課Webページからダウンロードできます。
https://www.pref.aichi.jp/soshiki/san-kagi/juupuro.html
産学行政から構成される審査委員会を設置し、審査を行います。審査は公正性の確保のため、
非公開で行い、審査の経過や状況等に関する問合せには応じません。
(ア) 研究開発内容の妥当性・優位性
(イ) 目標の明確性・先進性
(ウ) 本県産業への波及・人材の育成観
2025年5月末頃に、すべての応募研究チームの代表機関に文書で通知します。
採択した研究テーマの概要は県産業科学技術課Webページにて公表します。
2025年2月18日(火曜日) |
公募開始 |
2月25日(火曜日)~3月14日(金曜日) |
公募概要説明(オンデマンド配信) |
3月21日(金曜日)正午《厳守》 |
公募受付締切 |
3月~4月下旬 |
応募者への個別事前ヒアリング (プロジェクトの運営を委託する外部機関職員等による) |
5月上旬 |
一次審査委員会(挑戦枠、国際枠の採択テーマ内定通知) |
5月中下旬 |
二次(プレゼン)審査委員会(実用枠の採択テーマ内定通知) |
6月上旬 |
採択テーマ正式決定(公表、通知) ハンズオン支援先の選定開始 |
7月 |
ハンズオン支援先決定 |
研究テーマ公募に関して、説明動画をオンデマンド配信します。なお、視聴自体は応募の必須条件ではありません。
2025年2月25日(火曜日)から3月14日(金曜日)まで
県Webページ「あいち電子申請・届出システム」にて、検索キーワードで、「知の拠点あいち
重点研究プロジェクト5期公募概要説明視聴申込み(オンデマンド配信)」と入力し、申請して
ください。
https://www.shinsei.e-aichi.jp/pref-aichi-u/offer/offerList_initDisplayTop.action
※申込み後、視聴先等についてメールで御連絡します。
公募に関する御質問について、3月14日(金曜日)午後5時までメールで受け付けます。
県産業科学技術課メールアドレス(san-kagi@pref.aichi.lg.jp)へ質問をお送りください
(メールの件名は「重プロ5期への質問」としてください)。
提出された質問に対する回答は、3月17日(月曜日)までに随時、御質問の機関名等を伏せて
県産業科学技術課Webページの公募要領や提案書等 7.公募に係る質問及び回答<一覧>に掲載します。
愛知県経済産業局産業部産業科学技術課
科学技術グループ
担当:松崎、山本、伊藤、土取
電話:052-954-6351
メール:san-kagi@pref.aichi.lg.jp