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令和5年度農林水産祭における愛知県受賞者について
令和5年度農林水産祭における愛知県受賞者について
農林水産業者・団体の最高の栄誉である今年度の天皇杯等三賞の受賞者が本日決定し、愛知県から推薦した園芸部門の「JA愛知みなみスイートピー出荷連合」が日本農林漁業振興会会長賞、多角化経営部門の「株式会社デイリーファーム」が内閣総理大臣賞、むらづくり部門の「一般社団法人押井営農組合(おしいえいのうくみあい)」が日本農林漁業振興会会長賞を受賞しましたので、お知らせします。
なお、表彰式は11月23日(木曜日・祝日)に明治神宮会館(東京都)で開催される農林水産祭式典で行われます。
1 受賞の内容
(1)JA愛知みなみスイートピー出荷連合(田原市)園芸部門 日本農林漁業振興会会長賞
ア 出品財 経営(スイートピー)
イ 選賞資格を得た行事
第52回日本農業賞(集団組織の部 大賞(農林水産大臣賞))
ウ 経営概要及び受賞の理由
独自の品種や技術の導入などにより高品質化を進めるとともに、輸送中の荷傷みを防ぐ箱詰め方法の開発や、品質・日持ちを保証する「品質保証書」付き出荷の取組などにより全国の市場から高い評価を受ける高品質ブランドを確立している。さらに、高品質化と省力化を両立させるためスマート農業の導入を進める他、市場と連携して2019年から東南アジアやアメリカ等への輸出に取り組んでいることなども評価された。
(2)株式会社デイリーファーム(常滑市)多角化経営部門 内閣総理大臣賞
ア 出品財 経営(養鶏)
イ 選賞資格を得た行事
令和4年度全国優良経営体表彰(6次産業化部門 農林水産大臣賞)
ウ 経営概要及び受賞の理由
自社生産のこだわりの卵を使用するスイーツ店、農家レストランを開設、卵の6次産業化で収益を安定させた。また、株式会社デイリーファームが運営しているスイーツ店やレストランは、常滑市内でも有数の観光地として年間15万人の来客と地域雇用の創出に貢献している。地域の米農家と連携し、鶏糞堆肥により栽培された飼料用米を餌に配合して卵を生産する耕畜連携、地元中学校の職業体験や食育への取組などが評価された。
(3)一般社団法人押井営農組合(豊田市)むらづくり部門 日本農林漁業振興会会長賞
ア 出品財 経営(むらづくり)
イ 選賞資格を得た行事
令和5年度豊かなむらづくり全国表彰事業(東海ブロック 農林水産大臣賞)
ウ 経営概要及び受賞の理由
地域の話し合いにより、集落内の農地を集積。自作農家と共存しながら各農家が体力的に続けられなくなった際に、組合が耕作する仕組みを構築し、遊休農地の発生を防いでいる。また、CSA(地域支援型農業(Community Supported Agriculture))※1の取組「自給家族」を開始し、1俵3万円で契約することで米作りを継続できる仕組みを構築。組合を中心に周辺集落と農村型地域運営組織(農村RMО)※2を形成し、持続的に集落機能の発展に寄与する取組が評価された。
※1「CSA(地域支援型農業)」とは、特定の消費者が、生産者と農産物の種類、生産量、価格及び分配方法等について、代金前払い契約を結ぶ農業のことで、地域が支える新たな農業の一形態として注目されている。
※2「農村型地域運営組織(農村RMО)」とは、複数集落による集落協定や、農業法人等の農業を母体とした組織が自治会や町内会、社会福祉協議会その他の地域の多様な関係者と連携して協議会を設立し、「農用地の保全」、「地域資源の活用」及び「生活支援」の3つの事業に取り組む組織。
2 表彰式典
(1)名称 農林水産祭式典
(2)日時 2023年11月23日(木曜日・祝日)
(3)場所 明治神宮会館(東京都渋谷区代々木神園町1-1)
【参考1】 農林水産祭について
1 趣旨
国民の農林水産業と食に関する認識を深め、農林水産業者の技術改善及び経営発展意欲の高揚を図る。
2 主催
農林水産省、公益財団法人日本農林漁業振興会
3 内容
(1)「農林水産祭式典」2023年11月23日(木曜日・祝日) 明治神宮会館
表彰事業等
(2)「実りのフェスティバル」2023年11月10日(金曜日)、 11日(土曜日)
サンシャインシティワールドインポートマートビル 4F 展示ホールA
天皇杯等を受賞した優秀農林水産業者の技術・経営の紹介等
4 選賞内容
(1)選賞部門等
7部門(農産・蚕糸、園芸、畜産、林産、水産、多角化経営、むらづくり)及び女性の活躍
(2)選賞資格
過去1年間に農林水産祭参加表彰行事において農林水産大臣賞を受賞した者
(3)三賞の内容等
賞 名 |
7部門 |
女性の活躍* |
合 計 |
天 皇 杯 |
各部門1点、計7点 |
― |
7点 |
内閣総理大臣賞 |
各部門1点、計7点 |
1点 |
8点 |
日本農林漁業振興会会長賞 |
各部門1点、計7点 |
1点 |
8点 |
*女性の活躍が著しい2点に対して、内閣総理大臣賞、日本農林漁業振興会長賞が授与。
5 愛知県内農業者の過去3年の受賞実績(2022年度は該当なし)
(1)2021年度(第60回)内閣総理大臣賞
ア 部 門 畜産
イ 出品材 経営(飼料作)
ウ 氏 名 有限会社あぐりサービス(東浦町)
(2)2020年度(第59回)内閣総理大臣賞
ア 部 門 農産・蚕糸
イ 出品材 経営(麦類)
ウ 氏 名 内田修二(うちだしゅうじ)氏・内田聖子(うちだせいこ)氏(西尾市)
このページに関する問合せ先
愛知県農業水産局農政部
農業振興課利用集積グループ
担当:櫛田、上田
電話:052-954-6404(ダイヤルイン)
内線:3648、3644
メール:nogyo-shinko@pref.aichi.lg.jp
農業経営課普及・営農グループ
担当:竹内、鬼頭
電話:052-954-6412(ダイヤルイン)
内線:3671、3663
メール:nogyo-keiei@pref.aichi.lg.jp