令和5年度「全国みどりの工場大賞（緑化優良工場等表彰）」の決定について

令和5年度「全国みどりの工場大賞（緑化優良工場等表彰）」の決定について

　一般財団法人日本緑化センターでは、工場立地法の趣旨を踏まえ、工場緑化の一層の推進を図ることを目的とし、1982年から工場内外の環境の向上に顕著な功績があった工場や団体及び個人を表彰しています。

　この度、愛知県から推薦した横浜ゴム株式会社 新城南工場が「一般財団法人日本緑化センター会長賞」を、株式会社三五(さんご) とよはし工場が「一般財団法人日本緑化センター会長奨励賞」を受賞することが決定しました。

　表彰は、2024年1月24日（水曜日）に東京都内で行われます。詳細は後日、一般財団法人日本緑化センターのホームページに掲載されます。

横浜ゴム株式会社 新城南工場

​○所在地：新城市一鍬田大入10番24号

○当地での操業開始時期：2004年1月

○工場等の敷地面積：約15.5ha

○現在の緑地等の割合：28％

○取組概要

　当該工場では、工場緑化を「ISO14001(あいえすおーいちまんよんせんいち)」に位置付け、敷地内の植栽木を地域に自生する木の種子から育てた苗木を用いることで、遺伝的多様性の保全に努めた工場緑化を行い、敷地外では特定外来樹種の駆除などの活動を行っています。環境貢献として「YOKOHAMA千年の杜活動」に取り組み、小学生に対する環境授業や、生態系の保全に取り組む活動に対して地域性苗木の提供や植樹指導を2014年から継続して行うほか、年間1,500本を超える緑化木の配布を2015年から継続して行うなど、工場内にとどまらない幅広い活動により地域緑化へ多大な貢献をしています。

※：ISO14001とは、組織が自社で設定した環境に関する方針や目的に整合するように、自社の事業活動やその結果生まれる製品・サービスが環境に及ぼす影響を管理することによって、健全な環境パフォーマンスを達成し、それを実証できるようにする仕組みの構築を目的とした規格です。​

　　　 地域自生木の種子から育てた樹木　　　　　　　　ビオトープ作り

株式会社三五 とよはし工場

○所在地：豊橋市明海町3-33

○当地での操業開始時期：1986年12月

○工場等の敷地面積：約5.6ha

○現在の緑地等の割合：20％

○取組概要

　当該工場では、工場内外の環境の向上を目的に緑化計画を進め、2009年より植樹を始め、2022年度までに8回の植樹祭を開催し、合計19,415本の苗木を従業員とその家族、行政、団体、関連企業等の手で植樹しました。また、森林は津波の威力を減衰させる機能が期待されていることから、民間各社、行政、大学に向けて森の防潮堤づくりについて講演会を開催しました。当該工場についても、大規模な植樹により工場外周を全て覆う10ｍ近い高さの森をつくっています。

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　　　　　　　　従業員等による植樹　　　　　　　　森の防潮堤づくりについての講演会

全国みどりの工場大賞（緑化優良工場等表彰）とは

　全国みどりの工場大賞（緑化優良工場等表彰）とは、工場立地法の趣旨を踏まえ、工場緑化を推進し工場内外の環境の向上に顕著な功績があった工場・団体・個人を表彰し、工場緑化の一層の推進を図ることを目的としています。

　表彰は、緑化等の状況に合わせ段階的に行われ、「日本緑化センター会長賞」、「各経済産業局長表彰」、「経済産業大臣表彰」、「内閣総理大臣表彰」と順にステップアップしていく制度です。※各表彰の主催者は異なります。

日本緑化センター会長賞

　会長賞（又は会長奨励賞）を受賞した工場等のうち、条件に見合った特定工場・団体・個人について上記のとおり次の賞へとステップアップしていくことが可能です。

　工場緑化のより一層の推進を図るため、まずは一般社団法人日本緑化センター主催の本賞の受賞を目指します。今年度は全国で8件の工場が受賞しました。

県内工場の過去5年間の受賞状況（日本緑化センター会長賞）

　　2018年度　株式会社デンソー善明製作所（西尾市）

　　　　　　　 大和化成工業株式会社本社工場（西尾市）

　　2019年度　河村電器産業株式会社本地工場（瀬戸市）

　　2020年度　トヨタ自動車株式会社堤工場（豊田市）

愛知県農林基盤局林務部森林保全課
緑化グループ
担当：苅谷・加藤
電話：052-954-6453
内線：3769・3768
メール：shinrin@pref.aichi.lg.jp