奥三河の山歩き 碁盤石山
梅雨入り前のさわやかな陽気の中、設楽町の碁盤石山に登ってきました。
碁盤石山は標高約1,200メートルで、設楽町東納庫の集落から北東方向に5キロほど進むと不動滝に出会い、そこから少しの所に碁盤石山の東納庫登山口があります。
登山口付近には車2台ほどの駐車スペースしかありませんが、あと500メートルほど先のスペースには10台ほど駐車できます。
登山口から歩き始めると、すぐに2つの小さな太鼓橋を渡りました。
しばらくはなだらかですが、15分ほど進むと胸突き坂と呼ばれる急な登りになりました。ただ距離は短いのが救いです。
坂を登りきると、舗装された林道に出会いました。こちらの林道からも登ってこられるようです。
ここには、牛が寝そべっているような一枚岩の七尋岩があります。
引き続き登りは続きますが、先ほどに比べて少し傾斜が緩んできたのが救いです。
オレンジ色のきれいなお花も咲いていました。
やがて、この山の一番のハイライトというべき、広々とした展望の開ける天狗の庭に到着しました。
今回の山行で最も展望の良い場所で、奥三河の山々や設楽町納庫の集落が一望できます。
なお、ここには山名の由来となった碁盤石もあります。
天下一の碁打ちと自負していた天狗が村人と対局し、7日7晩の激闘の末、天狗は負けてしまいました。
悔しさのあまり碁盤をひっくり返し、その碁石が散らばったとの伝承があります。
この碁盤石はその時使われたようです。
しばらく展望を楽しみながら休憩したあと、再び頂上目指して登頂開始。
少し歩くと、富士見岩に到着しました。
ここからは東側に展望が開けていて、条件が良ければ富士山も眺められます。
さらに20分ほど歩くと標高1,190メートルの頂上に到着しました。
残念ながらあまり展望は開けません。
達成感を味わった後、来た道を下山しました。
下山後は、国道257号沿いの「みるく」に立ち寄り、したらダムカレーをいただきました。
設楽町でとれた鹿肉のヒレカツや設楽町キャラクターのとましーなちゃん を型どったハッシュドポテトが入っていて見た目もにぎやかで、カレールーもまろやかな味で美味しくいただきました。