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広域農道奥三河線(奥三河2期地区)が開通しました

ページID:0403078 掲載日:2022年6月2日更新 印刷ページ表示

広域農道奥三河線(奥三河2期地区)が開通しました

 令和4年5月29日(日曜日)午後2時、豊田市小田木町から設楽町西納庫を結ぶ広域農道奥三河線(奥三河2期地区)が開通しました。
 この道路は、北設楽郡3町村(設楽町、東栄町、豊根村)及び豊田市(旧稲武町)の農産物の流通効率化を図るため、国道利用区間を含めた全長24.9kmの広域農道として、愛知県が1994年度から建設を進めていました。
 設楽町東納庫から設楽町津具を結ぶ区間を奥三河地区、今回開通した区間を奥三河2期地区として工区を分けており、奥三河地区については2007年度に開通しているので、これで全線24.9kmが通行可能になりました。ちなみに”広域農道奥三河線”という路線名称は、奥三河地区の開通時に公募により決定したとのことです。
広域農道奥三河線計画一般平面図
 奥三河2期地区の開通に先立ち、奥三河広域農道推進協議会主催による記念式典が、設楽町立名倉小学校の「まるねホール」で開催されました。
名倉小学校まるねホール
 余談ですが、名倉小学校は床や壁面など至る所に設楽町産の木材が使われており、あたたかみがあり、心地よい印象を受けます。
 式典では、まず設楽町の土屋町長が主催者として、「広域農道開通は夢が運ばれてきた思い」などの挨拶をした後、工事経過報告を事業主体である愛知県新城設楽農林水産事務所長が行いました。
主催者挨拶をする土屋町長
 主催者あいさつを行う土屋町長
 つぎに、本事業に際して用地等の提供をいただいた方々、設計と施工に尽力された請負業者の方々、事業のPRに協力いただいた設楽町立名倉小学校児童会の方々に対して、推進協議会会長の土屋町長から感謝状の贈呈がありました。
感謝状の贈呈を受ける児童会代表者
感謝状の贈呈を受ける児童会代表
 来賓祝辞では、まず大村愛知県知事が祝辞を述べ、「全線開通によって、多くの市場を抱える都市部への交通の利便性が高まり、農畜産物の輸送はもとより、当地域の結びつきを強くする重要なインフラとなるので、奥三河地域の更なる活性化に寄与していくものと確信する。」などと語られました。その後今枝衆議院議員、藤川参議院議員(秘書代読)、峰野愛知県議会議員からも祝辞をいただきました。
祝辞を述べる大村愛知県知事
祝辞を述べる大村知事
 来賓祝辞が終わると、名倉小学校児童会会長さんから、橋面ペイント事業に参加した感想の発表がありました。
橋面ペイント事業発表の様子
 名倉小学校児童会会長による橋面ペイント事業についての発表の様子
 名倉小学校での式典が終わると広域農道へ場所を移し、テープカットとくす玉開披が行われ、開通記念式典は終了しました。
 その後、開通記念パレードが行われ、同日午後2時に広域農道奥三河線の奥三河2期地区は交通解放されました。
テープカット、くす玉開披の様子
開通記念パレードの車列

広域農道奥三河線 奥三河2期地区を走る!

 開通した区間(設楽町西納庫~駒ケ原高原)を早速走行しました。
西納庫の国道257号線との交差点
 設楽町西納庫の国道257号交差点から豊田市方面へ向かいスタート
1車線の幅員2.75m×2車線
 1車線幅員2.75m×2車線の快走路で、駒ヶ原高原へ一気に昇ります。
広域農道最高地点
 広域農道最高地点へ到達。標高995mで西納庫のスタート地点との標高差は約350mとのことです。車に外気温計が装着されている方は、気温の変化を確認して見てはいかがでしょうか?
 この場所をすぎると周辺は国有林となり、秋になると紅葉が楽しめる場所です。
駒ヶ原高原の遊べる花屋さん
 最高地点を過ぎてしばらく進み、駒ヶ原高原に入ると最初に「遊べる花屋」さんが目に入ります。
 カフェ&花屋とのことなので、水出しコーヒーをいただきながら、お店の方に「遊べる花屋」についてお聞きしました。
 このお店は、道の反対側にあり花などの生産・販売を行っている、(有)麻野間園芸さんが経営しているお店で、「遊べる花屋」も花の販売がメインではあるけれど、この辺りには子供が遊べる公園がないので、広場、遊具などを設置して、遊んだりカフェで休憩することのできる場所を提供したいとの思いから作られたとのことでした。
駒ケ原高原の農園レストラン&BBQばんじゃーる駒ヶ原
 「遊べる花屋」さんから豊田市方面へ200mほど進むと、「農園レストラン&BBQばんじゃーる駒ヶ原」さんが目に入ります。隣接する(株)たけうち牧場の直営店で、段戸山高原牛など地元の食材が味わえます。また、テラス席があるので、天気がいい日などはテラス席で食べるのがオススメです。
段戸牛サーロインステーキセット
 遅めの昼食で段戸牛サーロインステーキセットをいただきました。段戸山で育った段戸山高原牛は、柔らかく旨味がありとてもおいしかったです。”ごはんのおかわりもどうぞ”と言っていただきましたが、年齢的に断念しました。。。
 今回走行したのは駒ヶ原高原までですが、広域農道奥三河線が開通するまで駒ヶ原に行くには、幅員が狭くすれ違いが困難で、昼でも日が差さない道路を通るしかなく、冬季は積雪などにより通行できなくなるため、稲武まで行き国道153号経由で向かわなければならなかったそうです。そういった話をお聞きすると、改めて北設楽郡を横に結ぶ広域農道奥三河線は重要なインフラだと感じました。
 今回紹介出来ませんでしたが、駒ヶ原高原から豊田市方面へ向かう間にも段戸山牧場の間を通り抜ける場所など見どころがあります。皆様も一度走行してみてはいかがでしょうか?新たな発見があるかもしれません。。。

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