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知の拠点あいち重点研究プロジェクトIII期 技術セミナー「人工知能型対話技術のビジネス活用」の参加者を募集します!
愛知県と公益財団法人科学技術交流財団では、産学行政連携の研究開発プロジェクト「知の拠点あいち重点研究プロジェクトIII期※1」を2019年から実施しています。
このうち、「先進的 AI・IoT・ビッグデータ活用技術開発プロジェクト※2」の「分野適応技術による自然言語処理技術のビジネス展開※3」において、豊橋技術科学大学の井佐原特命教授らの研究チームは、文章から知識を取り出す人工知能(AI)技術、機械翻訳の分野適応技術、人間とコンピュータとの対話技術の開発を進めています。特に、対話技術は、AI技術を用いて、チャットボット※4の高機能化や、情報検索におけるユーザ満足度の向上、介護施設において被介護者と対話できる介護ロボットの開発など、当地域のビジネス現場での活用が期待されています。
この度、人工知能型対話技術のビジネス活用に関する技術セミナー「人工知能型対話技術のビジネス活用」を開催します。本セミナーでは、これらの研究開発成果を解説するとともに、活用事例の発表も行います。
参加費は無料です。多くの皆様の御参加をお待ちしています。
1 日時
2022年1月25日(火曜日) 午後2時から午後5時まで
(受付開始:午後1時30分)
2 開催形式
会場及びオンライン配信
会場:愛知県産業労働センター(ウインクあいち)
15階 科学技術交流財団研究交流センター
(名古屋市中村区名駅4丁目4-38 JR名古屋駅桜通口から徒歩5分)
※ 会場には公共交通機関を利用してお越しください
オンライン:Zoomによる配信
※ 新型コロナウイルス感染症の拡大状況によっては、オンライン開催のみで実施する場合があります。
3 内容
(1) 基調講演(午後2時から午後2時30分まで)
「分野適応技術による自然言語処理技術の概要と対話システムの可能性」
講師:豊橋技術科学大学 特命教授/追手門学院大学 教授 井佐原 均 (いさはら ひとし) 氏
(2) 学術講演(午後2時30分から午後3時まで)
「AI技術を活用した産学連携による社会課題解決とDX人材育成」
講師:名古屋大学 数理・データ科学教育研究センター 特任教授 中岩 浩巳 (なかいわ ひろみ) 氏
(3) 企業講演(午後3時10分から午後4時10分まで、各講演30分)
「人工知能型対話システムのビジネス活用」
講師:グローバルデザイン株式会社 代表取締役 白旗 保則 (しらはた やすのり) 氏
「人工知能型対話システムの構築技術」
講師:株式会社ウォンツ CS4部 棚橋 優希 (たなはし ゆき) 氏
(4) 技術相談(午後4時10分から午後5時まで)
希望者と個別に井佐原特命教授による技術相談を実施します。お申込みの際にお申し出ください。相談は1件15分程度で、先着順に3件受け付けますが、別日程でも希望される方には対応します。
4 対象
関係分野の研究・製品開発に取り組む研究者・企業関係者の方を始め、どなたでも自由に参加できます。
5 定員
会場:20名、オンライン:40名(申込先着順)
6 参加費
無料
※オンライン参加の場合、通信料は自己負担となります。
7 申込方法
会場参加、オンライン参加いずれの場合も以下の申込みURL又はQRコードからお申込みください。
URL:https://forms.gle/Y5brLcpaFnV98pUv5
QRコード:
(QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。)
開催案内はあいち産業科学技術総合センター、愛知県経済産業局産業部産業科学技術課及び公益財団法人科学技術交流財団で配布するほか、こちらからもダウンロードできます。
8 申込期限
2022年1月18日(火曜日)
9 共催
愛知県、公益財団法人科学技術交流財団、国立大学法人豊橋技術科学大学
10 問合せ先
【重点研究プロジェクト全体に関すること】
・あいち産業科学技術総合センター 企画連携部
(1)担当:福田、半谷、加藤
(2)所在地:豊田市八草町秋合1267番1
(3)電話:0561-76-8306
・公益財団法人科学技術交流財団 知の拠点重点研究プロジェクト統括部
(1)担当:佐野、安藤、田草川
(2)所在地:豊田市八草町秋合1267番1
(3)電話:0561-76-8370
【本セミナーに関すること】
・公益財団法人科学技術交流財団 知の拠点重点研究プロジェクト統括部
(1)担当:佐野
(2)所在地:豊田市八草町秋合1267番1
(3)メール:juten-pi@astf.or.jp
(4)電話:0561-76-8370
11 会場参加の留意事項
感染防止対策として、当セミナーに会場参加される場合は以下の各項目に御留意ください。
・37.5度以上の発熱がある方、又は体調が優れない方は、御来場いただいてもセミナーの受講をお断りさせていただく場合があります(会場入口で検温を行います)。
・手洗い、消毒、マスク等による咳エチケットの徹底をお願いします。
・大声での会話など感染リスクの高い行為を行わないようお願いします。
・自らが使用する筆記用具、飲料水などは、各自で御用意いただくようお願いします。
・セミナー参加中、体調が悪くなった場合は、無理せずスタッフにお申し出ください。
用語説明
※1 知の拠点あいち重点研究プロジェクト
付加価値の高いモノづくりを支援する研究開発拠点「知の拠点あいち」を中核に大学等の研究シーズを活用したオープンイノベーションにより、県内主要産業が有する課題を解決し、新技術の開発・実用化や新たなサービスの提供を目指す産学行政の共同研究開発プロジェクト。2011年度から2015年度まで「重点研究プロジェクトI期」、2016年度から2018年度まで「重点研究プロジェクトII期」を実施し、2019年度からは「重点研究プロジェクトIII期」を実施。
重点研究プロジェクトIII期」の概要
実施期間 |
2019年度から2021年度まで |
参画機関 |
19大学 12研究開発機関等 106社(うち中小企業68社) (2021年11月末時点) |
プロジェクト名 |
・近未来自動車技術開発プロジェクト(プロジェクトV) ・先進的AI・IoT・ビッグデータ活用技術開発プロジェクト(プロジェクトI) ・革新的モノづくり技術開発プロジェクト(プロジェクトM) |
※2 先進的AI・IoT・ビッグデータ活用技術開発プロジェクト(プロジェクトI)
概 要 |
モノづくり現場の設計・生産・検査から、農業・健康長寿までの幅広い分野において、AI・IoT・ビッグデータの活用を推進するとともに、ロボット高度化やエネルギー最適配分のための水素蓄電の技術開発に取り組む。 |
研究テーマ |
(1) 大規模材料データ及びCAEによる自動車向け設計生産技術 (2) 2次電池の材料開発/寿命評価用データベース構築とAI/IoT応用 (3) 5G/AIを活用したロボットプラットフォームとロボットサービスの研究開発 (4) 分野適応技術による自然言語処理技術のビジネス展開 (5) 中小工場を再エネ化する水素蓄電・ネットワーク対応AIエンジン (6) 直流スマートファクトリー実現に向けた変換装置の開発 (7) 農業ビッグデータ活用によるロボティックグリーンハウスの実現 (8) 幸福長寿な暮らしをかなえる自然に活動的となる住まいの研究開発 (9) AIを用いた粉体原料の物性に関する予測システムの構築 |
参画機関 |
11大学 10研究開発機関等 37社(うち中小企業23社)(2021年11月末時点) |
※3 分野適応技術による自然言語処理技術のビジネス展開
概 要 |
文章から専門用語や重要語句を自動抽出し辞書・用語集を自動作成する「知識抽出AIシステム」、個々の業界においてビジネスで利用可能な「分野適応型機械翻訳システム」および人間とコンピュータが相互の関係性の中で適切に判断し行動する、双方向のコミュニケーションを可能とする自然言語処理技術を用いた「寄り添い型対話システム」を開発する。 |
研究リーダー |
豊橋技術科学大学特命教授/追手門学院大学教授 井佐原 均 (いさはら ひとし) 氏 |
参加機関 (五十音順) |
〔企業〕 株式会社ウォンツ、グローバルデザイン株式会社、新東工業株式会社、シンフォニアテクノロジー株式会社、日本マイクロソフト株式会社、武蔵精密工業株式会社 〔大学〕 追手門学院大学、国立大学法人豊橋技術科学大学 〔研究開発機関等〕 あいち産業科学技術総合センター、公益財団法人科学技術交流財団、社会福祉法人さわらび会 |
※4 チャットボット
「チャット」と「ロボット」を組み合わせた造語。「チャット」は、テキストを使ってネット上でやりとりをすること、「ロボット」は、人が行っていた作業を自動的に実行するプログラムのことで、テキストや音声を通じて、自動的に会話するプログラムのこと。