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令和4年度愛知県防災貢献団体表彰 受賞団体

ページID:0434468 掲載日:2022年12月9日更新 印刷ページ表示

 

津島市:南小学校区コミュニティ推進協議会自主防災部会

団体が結成された経緯

平成18年11月に、南校区における自主防災活動の推進及び環境整備を図るため、南小学校区会自主防災会として設立された。

活動地域・団体の特徴

当該地域は、大半が海抜0メートル地帯であり、木曽川や日光川が決壊した際の浸水想定や南海トラフ地震発生時の津波浸水想定地域に含まれている。そのため垂直避難訓練や避難所開設訓練に力を入れており、地域の住民や小学校の児童と協働した訓練等も行っている。

活動内容の詳細

上記の地域特性から、当該団体は3階建て以上の建物を有する地域の民間企業等と避難場所に関する協定を締結している他、町歩き防災マップの作成や夜間における避難所開設訓練等も実施している。

活動するうえでの課題・問題点

近年この地域では大きな災害が発生しておらず、災害への警戒心が低下している。また、自主防災会の構成員の高齢化が進んでおり、若い世代の自主防災活動への参加が少ないことがあげられる。

今後の活動予定

自主防災訓練や避難所開設訓練を継続して実施していく他、小学校と連携して地域一体となった自主防災活動を推進していく。

西尾市:一色防災ネットワーク

団体が結成された経緯

関係機関と連携を強化し、防災協働社会の推進を目的に平成17年6月19日結成された。

活動地域・団体の特徴

会員相互の知識や技術の向上を目指しながら、ボランティアや関係団体、地域住民と共に、災害に強いネットワークを構築し、地域自ら災害に立ち向かえる関係及び体制を作ることを目的としている。

活動内容の詳細

自主防などへの支援活動として、コロナ禍でも参加人数を制限する等工夫をし、防災訓練の支援を行っています。支援内容は、資機材点検確認や安否確認、黄色いタオル作戦や初期消火など多岐にわたり、年間20団体ほどの支援している。また防災講話も行っており、地域の防災力の強化に尽力している。

活動するうえでの課題・問題点

コロナ禍での防災訓練の中止。

今後の活動予定

令和4年の予定は、小学校への防災教育支援として、高学年を対象に防災マップ作りや避難所開設訓練、ロープワークや防災グッズ作成など10回ほどにわたり地域の子供たちへの防災教育を実施する。

大府市:共和東自主防災会

団体が結成された経緯

「生活環境を維持・発展させていくために、自ら地域の問題を提起し、話し合う場を持つことによってのみ、私たちは地域の主人公となりえる。地域社会の中で自分達の生活をよりよくしていこうとする全ての住民がともに話し合い、まちづくりをしていくためには自治組織が必要である」という信念のもと、昭和61年に、共和自治区から共和東自治区と共和西自治区が各々分離して設立し、設立と同時に自主防災会としても活動を開始した。

活動地域・団体の特徴

共和東地区は、大府市の北部に位置し名古屋市緑区と接している。自治区内にはJR共和駅があり、マンションも多く、今後、区画整理事業の施工により対象地域内の人口増加が見込まれ、活気のある地区である。このような地区を網羅する共和東自治区は、36組の組が集まり 組織され、区長、区長代理のほか、各組の組長36名、民生児童委員等の約50名で自主防災会が組織されている。

活動内容の詳細

【防災活動】

自助・共助が、災害発生時に大変重要であるという認識のもとに、歴代関係者により地域防災力が向上するように具体的方策について改善を重ね、「南海トラフ地震に備える」や「ママ防災」という冊子を作成するほか、コロナ禍でも実施できる「地域総ぐるみ防災訓練」の新たな取り組みとして、地域と行政が連携した実践的な避難所運営訓練を実施した。

【ママ目線で作成された地域密着型の防災ガイドブック「ママ防災」】

共和東自治区では、令和元年度に「南海トラフ地震に備える」いう冊子を作成して、地域住民の防災意識の向上を図った。 そして、令和2年度には地域住民のママ4人と自治区が連携し、小さなお子さんを持つ家庭向けに「ママ防災」という冊子を作成した。この冊子は、地域と家族のつながりから始まり、 災害時の備え、病気や配慮が必要なお子さんのための防災など実際の子育て世代の目線で、具体的で実用的でかつ地域密着型の防災ガイドブックとなっている。

【上記活動以外の年間活動】

「地域育成講座(防災講座)」「災害対策支部点検」「共和東自治区防災関連講座・研修」

活動するうえでの課題・問題点

共和東地区は、名古屋に隣接しており道路網の結節点に位置し、利便性に富み、まちに活気がある。人口の増加が見込まれる反面、マンション等の集合住宅への居住に起因する地域住民間の繋がりの薄れが危惧されている。

今後の活動予定

新たに、「共和東自治区防災連絡会」を立ち上げ、より一層の防災強化を目指している。

日進市:日進ニュータウン地区自主防災会

団体が結成された経緯

日進ニュータウン地区自主防災会は住民の隣保協働の精神に基づく自主的な防災活動を行うことにより、地震その他の災害による被害の防止及び軽減を図ることを目的として結成され、災害時の役割、地区内の災害対策本部設置まで取り決めることで、適切な対応が可能な防災体制を確立した。

活動地域・団体の特徴

日進ニュータウン地区自主防災会は、地区への進入路が橋一本であり、災害時に陸の孤島になりかねないことや、地震時には家屋の倒壊や火災の発生も懸念されていることから、防災訓練や防災資機材の点検、確認など地域防災力向上に積極的な活動を行っている自主防災組織である。

活動内容の詳細

毎年10月に防災訓練を行っており、白布を玄関に掲示する安否確認訓練をはじめ、各班長から災害対策本部へ安否確認結果を報告するなど情報伝達訓練を実施している。安否確認訓練の結果は、地域回覧で共有を図っており、実施率の向上を目指している。令和3年度には、発災時における組織の役割を定め、被害状況等を正確かつ迅速に把握し、適切な対応を行えるように、地区防災計画として「日進ニュータウン自治会自主防災マニュアル」を策定した。策定したマニュアルは、全戸配布をしており、今後の防災活動に取り入れ、地域防災力向上に努めている。

活動するうえでの課題・問題点

地区防災計画策定後、防災訓練等を行うことで、地区住民への計画の浸透を図る。現組織だけでは充分な活動ができないことが懸念されているため、同時に災害ボランティアの募集を行っている。

今後の活動予定

防災訓練を継続的に行い、地区住民の防災意識向上を図るとともに、より地域の特性にあった組織体制を目指していく。

豊橋市:捜索救助犬HDSK9

団体が結成された経緯

犬と共に、人命救助のための捜索活動や地域の防災・災害対策意識を高めるとともに、犬との関わり方を社会に広め、犬との共存・共生の社会を伝えたいとの思いから団体結成となりました。

活動地域・団体の特徴

豊橋市に本部を置き捜索救助犬を用いて災害時の行方不明者を捜索する団体です。愛知県を中心に活動し、要請があれば日本全国に出動します。
平時は、捜索救助犬の訓練や愛玩動物、伴侶動物の防災(以下ペット防災)の啓発活動を行っています。

活動内容の詳細

・各種災害時における行方不明者の捜索
・消防本部との連携訓練
・豊橋市の各種防災訓練における捜索救助犬の訓練、展示、ペット防災(同行避難など)の啓発活動
・その他関係団体との連携訓練(ATV、雪崩)

活動するうえでの課題・問題点

捜索救助犬を維持する活動資金が莫大にかかることが最大の課題であり、各種防災訓練で啓発する際に、募金箱などを設置し活動の必要性を多くの方にご理解いただきくこと。また、クラウドファンディングでの資金集めのように一時的にならず、継続した資金調達の方法を確立していくこと。
さらには、世代交代や増員による、人と犬のメンバーを増やしていくことも今後の大きな課題でもあります。

今後の活動予定

・各種災害時の人命捜索活動
・災害に備えて、1頭でも多くの捜索救助犬の育成
・豊橋市の各種訓練において捜索救助犬の周知活動
・ペット防災の啓発活動
・一般市民への捜索救助犬の活動を周知啓発し、多くの捜索救助犬会員の登録推進活動

西尾市:社会福祉法人せんねん村

団体が結成された経緯

西三河南部圏域において高齢者福祉計画の推進が求められる中、西尾市がしあわせの里構想である高齢者や障害者等の施設整備を計画。福祉サービスを必要とする人が社会生活に参加出来ることを目的に社会福祉法人きらら会を平成11年8月設立。平成13年1月に、西尾市に特別養護老人ホーム・ケアハウスなどの高齢者施設、平成18年4月には西尾市に保育園を始めとした社会福祉事業を経営し、地域福祉に貢献している。平成21年4月から法人名をせんねん村へ変更している。

活動地域・団体の特徴

各事業所単位で町内会へ加入、
町内会のイベント行事へ参加、
施設のスペースを活用し認知症カフェの開催、
施設のイベントへの町内会の参加 など
地域に根付いた活動を行っている

活動内容の詳細

年に2回のBCP訓練及び研修会の実施
定期的なBCPマニュアル等の見直し
備蓄食料の入替え

活動するうえでの

課題・問題点

新型コロナウィルスの影響で、イベント等を実施できないこと

今後の活動予定

防災訓練実施、福祉避難所開設訓練の実施