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2022年度 モノづくり魂浸透事業 派遣講座 実施の様子

ページID:0443948 掲載日:2023年4月17日更新 印刷ページ表示

1 技能五輪メダリストから学ぶ自分だけのオリジナルのお菓子を作って楽しもう! 

(1)​実施日時
2022年8月22日(月曜日)午前10時から正午まで

(2)実施校
名古屋市立北山中学校(名古屋市昭和区鶴舞3-9-23)

(3)講師
高津 美緒(たかつみお)氏(ATLIERE OPERA パティシエ)

(4)講座内容
 始めに、2015年技能五輪国際大会「洋菓子製造」銅メダリストの高津氏から、技能五輪について教えていただきました。全国大会に向けて同じ専門学校の仲間と一緒にがんばったことや、国際大会に出場した他の職種の日本代表選手とは今も交友関係が続いていることなど、技能五輪が自身の人生に大きく影響を与えていることをお話くださいました。

 講話の後、「洋菓子製造」職種の課題の一つであるマジパン細工の体験を行いました。まず、高津氏が手本を見せてくださり、可愛らしいライオンがあっという間に完成しました。

 高津氏からマジパンのこね方などのポイントを教えていただき、生徒たちは事前にデザインしたキャラクターなどの製作に挑戦しました。製作途中で三次元から二次元に変更するなど、生徒が自ら考えて工夫しながらマジパン細工を完成させました。

 自身で体験してみることで、世界レベルの技能の高さを実感することができました。

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2 雪花絞りのハンカチづくり

(1)実施日時
2022年9月6日(火曜日)午前10時40分から午後0時20分まで

(2)実施校
名古屋市立豊臣小学校(名古屋市中村区森末町2丁目1)

(3)講師
久野 浩彬(くのひろあき)氏 (有限会社絞染色久野染工場 専務取締役)

(4)講座内容

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 絞り染め体験に先立ち、絞染色久野染工場の久野氏から、有松絞の魅力についてお話しいただき、絞技法を用いることで100種類にも及ぶ柄を生み出せることや、長きにわたって受け継がれている技術が時代のニーズに合わせて活用され、世界で注目を集めていることなどを学びました。また、児童たちは実際に有松絞の反物を触ったり試着したりすることで、名古屋の「伝統工芸」に対して、より興味を示していました。

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 児童たちは、生地を三角に折りたたみ、三角形の底辺や角を染色する「雪花絞り」という技法を用いて、ハンカチづくりに挑戦しました。複雑な工程に試行錯誤していましたが、染色後の鮮やかな出来上がりを友達同士で見せ合い、笑顔を浮かべました。

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 また体験後の質疑応答では、多くの質問が上がり、久野氏に時間の許す限りお答えいただきました。

 

3 製造業における~働く上での心構え~

(1)実施日時
2022年9月20日(火曜日)午後1時25分から午後3時10分まで

(2)実施校
愛知県立豊田高等特別支援学校(豊田市竹町栄21-1)

(3)講師
萩本 益巳(はぎもとますみ)氏(アイシンウェルスマイル株式会社グループサポート部)

(4)講座内容
 高等部の2年生53名は、卒業後に就職を希望している生徒の割合が非常に高く、10月からの職場実習を控えていたことから、その事前学習として「働くために必要な6つの力」というテーマで講義をしていただきました。

 講義では、人間として誠実さ、礼儀やマナー、意思疎通、健康・体力、生活力、基礎学力、忍耐力など、萩本氏が経験した様々な事例紹介を行いながら、なぜその力が必要なのか具体的にご説明いただきました。

 生徒たちは、たいへん素晴らしい姿勢で、時にはメモをとり、質問には元気に答えながら熱心に講義を聞いていました。これからの実習や将来への希望を膨らませている表情がとても印象的でした。

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4 畳文化を現代に繋げよう! ミニ畳作り体験

(1)実施日時
2023年1月19日(木曜日)午前8時45分から午前10時25分まで

(2)実施校
名古屋市立緑小学校(名古屋市立緑区鳴海町前之輪24)

(3)講師
杉江 学(すぎえまなぶ)氏(杉江畳店 一級畳製作技能士)

(4)講座内容

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 畳作り体験に先立ち、一級畳製作技能士の杉江氏から普段行っている業務の様子や、かつては天皇のような偉い人しか使用しなかった畳の普及についてなど畳文化の歴史について畳動画を使ってお話しいただきました。また、杉江氏の手元をカメラで写し、専用の針で畳を縫う職人技を見せていただきました。

 児童たちも、動画で手順を確認しながら、ミニ畳作りに挑戦しました。最初は苦戦していましたが、杉江氏に直接教えてもらいながら作業を進め、先に出来上がった児童が率先して他の児童に教えに行く姿も見られました。

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 また、質疑応答では、杉江氏に積極的に質問する姿が見られ、杉江畳店が昭和元年から創業し、歴史があることに驚いていました。今度はもっと大きな畳を作ってみたいという児童も見られ、モノづくりへの関心が深まりました。