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平成29年度学校給食献立コンクールについて
平成29年度学校給食献立コンクールについて
学校給食の食事内容の充実を図るため、栄養教諭・学校栄養職員を対象とした学校給食献立コンクールを開催しました。
1 テーマ
地場産物(愛知県産)を活用した魅力ある学校給食
2 条件
⑴ 地場産物(愛知県産)の活用率が45%以上の献立であること。
⑵ 「愛知を食べる部門」「地元の旬を味わう部門」「郷土料理を楽しむ部門」の中から1つ選び、その趣旨を踏まえた献立であること。
⑶ 家庭の食事に取り入れやすい料理とすること。
3 応募状況
「愛知を食べる部門」157点、「地元の旬を味わう部門」61点、「郷土料理を楽しむ部門」45点の合計263点
4 本選
7月31日(月曜日)にウィルあいちにおいて、予選審査で選ばれた各部門5点を作成した栄養教諭・学校栄養職員が、応募献立についてのプレゼンテーションを実施
本選では、保護者を対象とした学校給食の試食会を想定して、応募献立の紹介を行うプレゼンテーションを行いました。
審査は愛知学院大学心身科学部 酒井映子教授を審査員長とする6名の審査員が、「愛知を食べる部門」「地元の旬を味わう部門」「郷土料理を楽しむ部門」の部門ごとに、応募書類と応募献立を紹介する給食・食育だよりの書類審査と、本選のプレゼンテーションについて審査を行いました。
平成29年度学校給食献立コンクール本選開催要項
以下は、各本選出場者の給食・食育だよりです。
- 津島市立神守中学校 [PDFファイル/484KB]
- 豊田市立朝日小学校 [PDFファイル/480KB]
- 西尾市立荻原小学校 [PDFファイル/411KB]
- 西尾市立東幡豆小学校 [PDFファイル/1.02MB]
- 知立市立八ツ田小学校 [PDFファイル/600KB]
- 稲沢市立稲沢東小学校 [PDFファイル/1.25MB]
- 扶桑町立扶桑中学校 [PDFファイル/745KB]
- 大治町立大治南小学校 [PDFファイル/805KB]
- 東海市立明倫小学校 [PDFファイル/807KB]
- 岡崎市立六ツ美南部小学校 [PDFファイル/2.69MB]
- 一宮市立黒田小学校 [PDFファイル/1.25MB]
- 稲沢市立牧川小学校 [PDFファイル/1.86MB]
- 東浦町立石浜西小学校 [PDFファイル/2.38MB]
- 安城市立今池小学校 [PDFファイル/279KB]
- 設楽町立津具小学校 [PDFファイル/371KB]
平成29年度学校給食献立コンクール本選の結果について
審査の観点と講評
書類審査
○子ども達にとって魅力的な献立であるか。
○家庭で実施したいと思う献立であるか。
○【愛知を食べる部門】では愛知県産の食材を、【地元の旬を味わう部門】では地元の旬の食材を、【郷土料理を楽しむ部門】では郷土料理をおいしく食べられる工夫のある献立となっているか。
プレゼンテーション
○【愛知を食べる部門】では愛知の食材を使って料理しよう、【地元の旬を味わう部門】では地元の旬の食材を使って料理しよう、【郷土料理を楽しむ部門】では郷土料理を作ってみたいと思う内容であるか。
○【愛知を食べる部門】では愛知県のこと、【地元の旬を味わう部門】では地元のこと、【郷土料理を楽しむ部門】では郷土のことがよくわかる内容であるか。
○学校給食の献立の工夫がよく伝わる内容であるか等。
【講評】
今年度のコンクールのテーマ「愛知県産を活用した魅力ある学校給食」は、もう一度、愛知の恵みを見直すという重要な意味があるのではないだろうか。私の考える見直しの視点3つの示す。
○地元で生産された食べ物を知り、味わうこと
郷土料理や地元を大切にすることを、献立を通して明確にしていく。このような意味から、【郷土料理を楽しむ部門】のプレゼンテーションは、その視点が明確に示されていたと思う。
○愛知県は農産物のブランド化を目指していること
ブランド化には、「おいしい」「安全」「入手しやすい」「安定した価格」等が大切であり、生産者、流通、消費者がつながることである。学校給食は、このつながりを構築し、深め、広げることができる。
学校給食への期待、学校給食の献立作成をする皆さんへの役割は大きい。
○野菜を食べること
愛知県は農業県でありながら野菜の摂取量が最下位という結果は非常に残念である。
野菜が苦手な児童生徒も少なくない。
◆野菜を食べさせるポイント◆
・ いかに上手に処理をするか
食べるだけでなく量を増やす取り組みをしているが、今日はいい発表だったと思う。
加熱や調味料の使い方が上手であった。
・ 野菜のイメージアップをすること
野菜は、色彩がきれいで、他の食材と組み合わせることで美味しく食べられる。
・ 野菜を食べる雰囲気づくり
切り方や盛り付けを工夫して食べたくなるようにする。
・ 家庭で簡単に手早く処理できる献立
家庭でも作ってみようと思う献立、そういう工夫がされていること。
栄養教諭・学校栄養職員が献立を作成する目的のひとつは、「健康」ではないだろか。
子どもと家庭の健康づくりを学校給食が担っているという意識で献立を作成していると思う。
楽しく・おししく・うれしい気持ちで食べられること、つまり、生きる喜びを毎日の食事を通して実践するための献立であることが大事ではないだろうか。
本日の献立コンクールが、学校給食の献立の一層の向上を図ることにつながり、さらに日々の食育活動につながっていくことを期待している。

問合せ
愛知県教育委員会事務局 保健体育課
給食グループ
内線:3924・3923
ダイヤルイン:052-954-6839
E-mail: hoken-taiiku@pref.aichi.lg.jp