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人権啓発キャラバン事業「聞いて話して一緒に考えよう!人権のこと」の開催結果をアップしました

ページID:0491744 掲載日:2024年3月29日更新 印刷ページ表示

人権啓発キャラバン事業「聞いて話して一緒に考えよう!人権のこと」の開催結果をアップしました

 愛知県では、2022年4月に施行した「愛知県人権尊重の社会づくり条例」を、広く県民に周知し、今年度策定予定の「人権に関する基本的な計画」に県民の意見を反映させることを目的として、県内4箇所で、人権啓発キャラバン事業を実施しました。

 イベントでは、当事者や支援者として、人権課題に積極的に取り組んでいる方から、人権に関わる各テーマについての現状や活動内容等の発表を行います。そして、各会場で設定したテーマを始めとした様々な人権課題について考え、全ての人の人権が尊重される社会づくりへのアイデアを出し合うためのワークショップを開催しました。

 本ページでは、イベントの様子をご覧いただけます。

第1回

開催概要

日 時:2023年10月21日(土曜日)午後1時30分から午後5時まで 
場 所:あいちNPO交流プラザ会議室
参加者:61名
テーマ:LGBT/部落差別
​内 容:あいさつ、愛知県条例紹介(午後1時30分~午後1時50分)
    事例発表・ワークショップ(午後1時50分~午後4時50分)
    閉  会(午後4時50分~午後5時)

当日の様子

事例発表

 NPO法人ASTA 名古屋あおぞら部のりぃなさんと、NPO法人暮らしづくりネットワーク北芝の尼野千絵さんに発表していただきました。
りぃなさん  尼野さん  

 LGBTQ+の当事者や当事者かもしれない人のための居場所づくりを行っているりぃなさんには、名古屋あおぞら部における取組みについて伺い、当事者が置かれている状況や求めていることについて、お話しいただきました。そして、尼野さんには、社会課題と被差別地域が抱える問題には密接な関係があることや、誰もが安心して暮らせるまちづくりを実現するために、人と人、人と地域のつながりを大切にしている活動についてお話しいただきました。

りぃなさん  尼野さん
(ファシリテーショングラフィック:友澤里子さん)

ワークショップ

 少人数のグループに分かれ、人権尊重の社会づくりのためには何が必要か、意見を出し合いました。事例発表後には、2つの人権課題について、人権はなぜ守られないのか、差別はなぜ続くのか、原因や背景を考え、話し合いました。
WS2  WS1  

 参加者からは、「正しい情報を得ることや多様性を知ることの大切さを学んだ」「無関心、無反応が差別につながることに気づいた」「人に伝えることの大切さを実感した」等の声が寄せられました。多くの参加者の学びの場になるとともに、人権尊重の社会づくりに必要なものを考えるきっかけとなることができました。学んだことや感じたことを、ぜひ周りの人に話して、広めていただきたいです。

参加者からのご意見

 参加者の皆様には、イベントの最後に、ワークショップを振り返っていただき、「気づいたこと」「大切だと思ったこと」「これから実行しようと思ったこと」についてご意見をいただきました。皆様からのご意見は、以下からご覧いただけます。

 【第1回】参加者からのご意見 [PDFファイル/436KB]

 また、「愛知県に取り組んでほしいこと」について様々なご意見をいただきましたので、今年度策定予定の「人権に関する基本的な計画」に反映させていただきます。

第2回

開催概要

日 時:2023年10月29日(日曜日)午後1時30分から午後5時まで 
場 所:岩倉市民プラザ
参加者:54名
テーマ:子ども/外国人
​内 容:あいさつ、愛知県条例紹介(午後1時30分~午後1時50分)
    事例発表・ワークショップ(午後1時50分~午後4時50分)
    閉  会(午後4時50分~午後5時)

当日の様子

事例発表

NPO法人全国こども福祉センターの荒井和樹さんと、NPO法人トルシーダの伊東浄江さんに発表していただきました。
荒井さん  伊東さん
​ 
 荒井さんには、施設出身や無国籍、被虐待経験、家出や売春、障害を抱える等、多様な背景を抱える若者への支援についてお話しいただきました。従来の福祉を見直し、子どもたちがお互いの差異を解消せずに、周囲とかかわり続けることができるように、対話や交流を大切に活動されていることを伺いました。伊東さんからは、定住外国人が抱えている問題等についてご説明いただき、定住外国人の子どもの就学支援、日本語教室の活動や、外国人集住地域の豊田市保見団地での地域事業についてお話しいただきました。

荒井さん  伊東さん
​(ファシリテーショングラフィック:友澤里子さん)

ワークショップ

 少人数のグループに分かれ、人権尊重の社会づくりのためには何が必要か、意見を出し合いました。事例発表後には、2つの人権課題について、人権はなぜ守られないのか、差別はなぜ続くのか、原因や背景を考え、話し合いました。​
WS2  WS1

 参加者からは、「当事者の声を聞くことが大切」「自分の中にある正しさや当たり前を疑うことが大切」「自分も無意識に差別してしまっていることに気づいた」等の声が寄せられました。人権課題に取り組んでいる方からの事例発表を聞き、自分自身の差別意識について考え、グループで話し合うことで、自分にとっての「普通」が、誰にでも当てはまるわけではないことに気づかされるワークショップとなりました。

参加者からのご意見

 参加者の皆様には、イベントの最後に、ワークショップを振り返っていただき、「気づいたこと」「大切だと思ったこと」「これから実行しようと思ったこと」についてご意見をいただきました。皆様からのご意見は、以下からご覧いただけます。

 【第2回】参加者からのご意見 [PDFファイル/409KB]

 また、「愛知県に取り組んでほしいこと」について様々なご意見をいただきましたので、今年度策定予定の「人権に関する基本的な計画」に反映させていただきます。

第3回

開催概要

日 時:2023年12月10日(日曜日)午後1時30分から午後5時まで 
場 所:刈谷市総合文化センター アイリス
参加者:49名
テーマ:子ども/外国人
​内 容:あいさつ、愛知県条例紹介(午後1時30分~午後1時50分)
    事例発表・ワークショップ(午後1時50分~午後4時50分)
    閉  会(午後4時50分~午後5時)

当日の様子

事例発表

一般社団法人子どもアドボカシーセンターNAGOYAの原京子さんと、NPO法人トルシーダの伊東浄江さんに発表していただきました。
原さん  伊東さん
​ 
 「子どもの参加・参画」を目指し活動されている原さんからは、「子どものため」と言いながら、大人の視点から物事を考えるのではなく、子どもの気持ちや願いを推し量る努力が必要である、ということをお話しいただきました。伊東さんからは、定住外国人が抱えている問題等についてご説明いただき、定住外国人の子どもの就学支援、日本語教室の活動や、外国人集住地域の豊田市保見団地での地域事業についてお話しいただきました。

原さん  伊東さん
(ファシリテーショングラフィック:友澤里子さん)

ワークショップ

 少人数のグループに分かれ、人権尊重の社会づくりのためには何が必要か、意見を出し合いました。事例発表後には、2つの人権課題について、人権はなぜ守られないのか、差別はなぜ続くのか、原因や背景を考え、話し合いました。​
WS①  WS②

 参加者からは、「当事者意識が大切」「誰もが当事者になる可能性があると気づいた」「自分に置き換えて行動できるよう考え方を変えようと思った」等の声が寄せられました。誰もがマイノリティである部分を持っています。マジョリティとしての立場から人権課題をとらえ、マジョリティ側が手を差しのべる、というような上から目線ではなく、自分が人権課題に対して、加害者でもあり被害者であるという意識を持つことにつながるワークショップとなりました。

参加者からのご意見

 参加者の皆様には、イベントの最後に、ワークショップを振り返っていただき、「気づいたこと」「大切だと思ったこと」「これから実行しようと思ったこと」についてご意見をいただきました。皆様からのご意見は、以下からご覧いただけます。

 【第3回】参加者からのご意見 [PDFファイル/399KB]

 また、「愛知県に取り組んでほしいこと」について様々なご意見をいただきましたので、今年度策定予定の「人権に関する基本的な計画」に反映させていただきます。

第4回

開催概要

日 時:2023年12月17日(土曜日)午後1時30分から午後5時まで 
場 所:豊橋市民センター カリオンビル
参加者:43名
テーマ:LGBT/部落差別
​内 容:あいさつ、愛知県条例紹介(午後1時30分~午後1時50分)
    事例発表・ワークショップ(午後1時50分~午後4時50分)
    閉  会(午後4時50分~午後5時)

当日の様子

事例発表

 NPO法人ASTA 名古屋あおぞら部のりぃなさんと、NPO法人暮らしづくりネットワーク北芝の尼野千絵さんに発表していただきました。
りぃなさん  尼野さん  

 LGBTQ+の当事者や当事者かもしれない人のための居場所づくりを行っているりぃなさんには、名古屋あおぞら部における取組みについて伺い、当事者が置かれている状況や求めていることについて、お話しいただきました。そして、尼野さんには、社会課題と被差別地域が抱える問題には密接な関係があることや、誰もが安心して暮らせるまちづくりを実現するために、人と人、人と地域のつながりを大切にしている活動についてお話しいただきました。

りぃなさん  尼野さん
(ファシリテーショングラフィック:友澤里子さん)

ワークショップ

 少人数のグループに分かれ、人権尊重の社会づくりのためには何が必要か、意見を出し合いました。事例発表後には、2つの人権課題について、人権はなぜ守られないのか、差別はなぜ続くのか、原因や背景を考え、話し合いました。
 WS①  WS②  

 参加者からは、「差別といっても様々な種類があり、原因には共通するものも多くあると気がついた」「色々な人権課題があるが、根本は一緒ということに気づいた」等の声が寄せられました。人権課題は、人権啓発キャラバン事業で取り上げた4つだけではありません。無関心や、正しい情報を知ろうとせずに与えられた情報を鵜呑みにしてしまうこと等が、差別につながり、多くの人権課題を生み出してしまう、ということに気づくことができるワークショップとなりました。
 

参加者からのご意見

 参加者の皆様には、イベントの最後に、ワークショップを振り返っていただき、「気づいたこと」「大切だと思ったこと」「これから実行しようと思ったこと」についてご意見をいただきました。皆様からのご意見は、以下からご覧いただけます。

 【第4回】参加者からのご意見 [PDFファイル/383KB]

 また、「愛知県に取り組んでほしいこと」について様々なご意見をいただきましたので、今年度策定予定の「人権に関する基本的な計画」に反映させていただきます。

実績報告書

 実績報告書 [PDFファイル/990KB]

 

仕切り仕切り

 この度は、人権啓発キャラバン事業にご参加いただき、ありがとうございました。
 皆様からいただいたご意見を参考にして、「人権に関する基本的な計画」を策定するとともに、全ての人の人権が尊重される社会の実現に向け、人権施策を推進してまいります。今後もこのような取組を続けてまいりますので、ぜひご参加ください。

仕切り仕切り

 

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