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下水道に関するよくある質問

ページID:99995518 掲載日:2024年4月1日更新 印刷ページ表示

目次

一般事項


 Q1.愛知県が行う下水道事業と市町村が行う下水道事業の役割の違いについて教えてください。

下水道の接続に関すること


 Q2.私の家は下水道が使用できますか?
 Q3.下水道を使用するためにはどんなことをしなければなりませんか?
 Q4.接続工事とはどんなことをするのですか?

お金に関すること


 Q5.下水道を使用するために費用はどれくらい必要ですか?
 Q6.下水道を使用するための費用に対して自治体からの支援はあるのですか?
 Q7.受益者負担金とは何ですか?
 Q8.下水道の使用料金はどのように決められていますか?

下水道の使用に関すること


 Q9.下水道を使用する時の注意事項は?

下水道事業について


 Q10.下水道の目的は何ですか?
 Q11.下水道が整備されるとどうなるのですか?
 Q12.下水道の管渠はどこにあるのですか?
 Q13.降った雨はどこに行くのですか?
 Q14.どうやって汚水を集め、きれいにするのですか?
 

下水道資源の有効利用


 Q15.集められた汚泥はどうするのですか?

下水道をもっと知りたい


 Q16.下水道について教えていただくことはできますか?
 Q17.下水処理場の見学はできますか?

一般事項

Q1.愛知県が行う下水道事業と市町村が行う下水道事業の役割の違いについて教えて下さい。

愛知県は複数の市町村の汚水を集めて処理するための、幹線管渠や処理場の整備・維持管理を行っています。これを流域下水道といいます。市町村は地域で発生する下水を愛知県が整備した幹線管渠に繋ぐまでの管渠の整備・維持管理を行っています。これを流域関連公共下水道事業といいます。また、市町が単独で管渠や処理場の整備・維持管理を行っている事業を単独公共下水道といいます。

下水道の接続に関すること

Q2.私の家は下水道が使用できますか?

市町村は下水道が使用できる地域を広報やウェブページなどでお知らせしています。
また新しく下水道が使用できるようになる地域の方を対象に、事前に説明会を開催している市町が多いようです。
詳しくはお住まいの市町村の下水道担当課にお尋ね下さい。

愛知県内の市町村へのリンクページを参照

Q3.下水道を使用するためにはどんなことをしなければなりませんか?

 ご家庭の排水を下水道管に流すための排水設備を設置して頂きます。
 排水設備の設置は、お住まいの市町村に登録されている排水設備指定工事店が行います。
 また、くみとり便所をご使用のご家庭では、水洗便所に改造して頂く必要があります。
 工事が終わりましたら、お住まいの市町村に下水道使用開始の届出を出してください。
 詳しくはお住まいの市町村の下水道担当課にお尋ね下さい。

Q4.接続工事とはどんなことをするのですか?

接続工事とは、ご家庭の排水設備と市町の下水道管を接続する工事です。
分流式では、トイレや台所など汚水が出るところに排水管を繋げ、ご自宅の敷地に設置した公共汚水ますから、市町村の汚水管へ接続します。また雨どいなどからは雨水の排水管を繋げ、ご自宅の敷地に設置した雨水ますから、市町村の雨水管へ接続します。
合流式では、トイレや台所などの汚水と雨どいなどの雨水を同じ排水管に繋げ、ご自宅の敷地に設置した公共ますから、市町村の汚水管へ接続します。

お金に関すること

Q5.下水道を使用するために費用はどれくらい必要ですか?

下水道を接続するための費用は配管距離や障害物などで変わるため、各家庭によって違います。またくみとり便所をご使用の場合は水洗便所に改造して頂く必要がありますので、そのための費用も必要になります。
詳しくは、各市町村が指定する排水設備工事店に見積を依頼して下さい。

Q6.下水道を使用するための費用に対して自治体からの支援はあるのですか?

市町村によっては、くみとり便所を水洗便所に改造する費用や、いらなくなった浄化槽を廃棄するための資金について、融資を斡旋する制度を設けています。
また、いらなくなった浄化槽をご家庭の雨水を溜める施設に改良するための資金について、融資を斡旋する制度がある市町村もあります。
詳しくはお住まいの市町村の下水道担当課にお尋ね下さい。

Q7.受益者負担金とは何ですか?

下水道が整備されることによって、下水道が使えるようになった地域の方は、環境衛生が改善されたり、土地の資産価値が上がるなどの利益を受けることになります。下水道の整備には多くのお金がかかりますので、そのような利益を受ける方(受益者)から、利益の範囲内で建設費の一部を負担して頂きます。これを受益者負担金といいます。
受益者負担金を徴収するか、どんな方にいくら負担して頂くかなど具体的な内容は市町村によって異なりますので、詳しくはお住まいの市町村にお尋ね下さい。

Q8.下水道の使用料金はどのように決められていますか?

下水道使用料は、上水道使用水量を基準に算定しています。
下水道料金の計算方法は、市町村によって異なりますので、詳しくはお住まいの市町村にお尋ね下さい。

下水道の使用に関すること

Q9.下水道を使用する時の注意事項は?

油類を流さない

排水口に油を流すと、油が冷えて固まってしまい排水管や下水道管がつまる原因になります。料理で使った油は新聞紙や古い布で吸い取り、燃えるゴミとして捨てて下さい。

野菜くずや食べ残しを流さない

野菜くずや食べ残しを排水口に流すと、排水管や下水道管がつまる原因になります。水気をよく切って燃えるゴミか生ゴミとして捨てて下さい。

ビニール片や割り箸、つまようじを流さない

ビニール片や割り箸、つまようじを排水口に流すと、排水管の中にひっかかり詰まりの原因になります。これらはゴミとして捨てて下さい。

薬品類を流さない

薬品類を排水口に流すと、排水管や下水道管が変形したり溶けたりして痛む原因になります。廃棄方法を確認し、適切な方法で処分して下さい。 

髪の毛を流さない

髪の毛を排水口に流すと、排水管や下水道管が詰まる原因になります。排水口には目皿などを置き、髪の毛が流れないように注意しましょう。 

熱湯を流さない

熱湯を排水口に流すと、排水管や下水道管が変形したり溶けたりして痛む原因になります。熱湯は冷ましてから流しましょう。

落ち葉を排水溝に捨てない

雨水が流れる排水溝に落ち葉やゴミを捨てると、雨水が流れにくくなってしまいます。大雨の時に雨水が排水溝からあふれてしまう危険があるので、落ち葉を排水溝に流さないようにして下さい。

下水道事業について

Q10.下水道の目的は何ですか?

下水道の目的は、大きく二つに分けられます。一つめは、家庭やお店、工場などから発生する汚水を下水処理場に集め、きれいに処理してから海や川に放流すること、二つめは、都市部に降った雨が町の中にたまらないよう川や海に排水することです。
また、下水道の施設には、汚水を集めるための汚水管中継ポンプ場、汚水を処理するための下水処理場、雨水を排水するための雨水管雨水ポンプ場などがあります。

Q11.下水道が整備されるとどうなるのですか?

下水道の役割には汚水の処理雨水の排除の二つがあります。

汚水処理が整備された場合

・公衆衛生
 下水道の整備により、市街地に滞留する汚水を排除し、伝染病の発生を予防します。
・生活環境の改善
 下水道の整備により、トイレが全て水洗化されるため、清潔で快適な生活環境が確保されます。
・海や川などの水質保全
 家庭や工場から排出される汚水を処理場で浄化し、河川や海等に放流することにより水質の保全を図ります。

雨水排水が整備された場合

・浸水の防除
 都市に降った雨水を下水管きょを通して速やかに河川へ排除したり、貯留・浸透することにより流水量を低下させ、浸水から街を守ります。

 詳しくは下水道の役割をご覧下さい。

Q12.下水道の管きょはどこにあるのですか?

下水道の管きょには汚水管と雨水管の二種類があります。これらの管きょは主に道路の下に埋められており、管きょが埋められているところには、一定の間隔ごとに管きょの点検用のマンホールが設置されています。
マンホールは下水道用のものだけでなく、電気やガス、電話用など様々な種類がありますが、町の中のいたるところで見られますので探してみてください。
点検用マンホール

   道路に設けられた汚水管の点検用のマンホール

Q13.降った雨はどこに行くのですか?

 降った雨は道路にある側溝などを通って集められ、雨水管から海や河川に排水されます。

 詳しくは雨水排除のしくみをご覧下さい。

Q14.どうやって汚水を集め、きれいにするのですか?

 家庭やお店、工場などから出された汚水は、道路などの地下に埋設された汚水管を流れ、下水処理場へ送られます。
 処理場に集められた汚水は、沈殿や微生物による分解(活性汚泥法)などによってきれいな水になります。
 処理により除去された汚れ成分は、汚泥として集められます。

 詳しくは下水道のしくみをご覧下さい。

下水道資源の有効利用

Q15.集められた汚泥はどうするのですか?

汚水処理の過程で発生する汚泥は、濃縮や脱水、焼却などにより体積を減らされたのち、セメントや燃料等の原料として有効利用されています。
また、汚泥を発酵させ、バイオガスを抽出し汚泥焼却炉の重油の代替燃料として有効利用しています。

 詳しくは下水汚泥の有効利用をご覧下さい。

下水道をもっと知りたい

Q16.下水道について教えていただくことはできますか?

愛知県の職員が小学校へ出向き、社会科の特別授業や総合学習の一環として、下水道の役割や仕組みについて分かりやすく説明する出前講座を行っています。 

  詳しくは下水道出前講座をご覧下さい。

他にもメタウォーター下水道科学館あいちでは、普段は目にすることの少ない下水道のはたらきについて、「みて・ふれて・たしかめて」をキーワードに、展示だけでなく来館者が直接、参加・体験し、楽しく学ぶことができます。 

  詳しくはメタウォーター下水道科学館あいちのウェブページをご覧下さい。

Q17.下水処理場の見学はできますか?

処理場の維持管理を行っている公益財団法人 愛知水と緑の公社が、下水道の環境への役割や下水道の普及啓発を目的として、流域下水道浄化センターの見学を行っています。 

  詳しくは公益財団法人 愛知水と緑の公社のウェブページをご覧下さい。