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愛知県と県内の全市町村及び下水道管理者が災害時相互応援協定を締結します~全国で初めて、災害時に発生するし尿や下水を円滑に処理するための体制を整えます

ページID:0067735 掲載日:2013年12月26日更新 印刷ページ表示

○ 災害時には、一般廃棄物(し尿)処理施設や下水処理施設が被災し、し尿や下水の処理に支障が起こる事態が想定されます。

○ これに対応し、迅速かつ効率的な体制を整えるため、県と市町村や一部事務組合、流域下水道管理者・公共下水道管理者が協力し、災害時に施設相互で応援を行う協定を締結することになりました。

○ し尿処理施設と下水処理施設の相互応援協定を県内全域で締結するのは愛知県が全国で初めてです。

○ なお、この協定は平成8年に県内全市町村、一部事務組合で締結した「一般廃棄物処理に係る災害相互応援に関する協定」を見直し、下水道管理者を加えて新たに締結するもので、平成26年1月1日から発効します。

1 協定(資料)の内容

(1)名称

災害時の一般廃棄物処理及び下水処理に係る相互応援に関する協定

(2)目的

災害の発生により一般廃棄物(ごみ・し尿)処理施設又は下水処理施設(下水道)が被災した場合に市町村等及び下水道管理者が相互に応援し、一般廃棄物及び下水の円滑な処理を行う。

(3)協定締結者(括弧内は団体数)

ごみ・し尿及び下水を処理する県内自治体すべて、計126団体。

 県(1)

 県内の市町村(54)

 ごみ又はし尿処理を行う一部事務組合(21)

 流域下水道管理者(1)*

 公共下水道管理者(49)*

 *流域下水道は市町村域を越える広域下水処理を行う施設で県が管理者となっています。公共下水道は市町村が管理者となっており、県内54市町村のうち49市町村が施設を設置しています。

(4)協力の内容

災害の発生に起因して、一般廃棄物(ごみ・し尿)の収集又は運搬に支障が生じた場合、一般廃棄物処理又は下水処理に支障が生じた場合等に、応援を必要とする市町村等及び下水道管理者は、他の市町村等及び下水道管理者に応援の要請をすることができる。

(5)県の役割

被災自治体からこの協定に基づく相互応援を効果的に実施できるよう調整及びあっせんを要請された場合は必要な措置を講ずる。また、被災自治体が応援要請できない状況にある場合に県が他の自治体等に応援についての必要な指示を行う。

 

2 協定発効日

平成26年1月1日

3 協定締結の理由・効果

○ 東日本大震災では、仮設トイレのし尿が処理できない事態や、下水道が被災しマンホールから下水があふれる事態が起こりました。このような場合には、バキュームカーで仮設トイレのし尿や、マンホールからの下水を受入可能なし尿処理施設又は下水処理施設に運び、速やかに処理する必要があります。

○ このため、これまでのごみ・し尿に係る「一般廃棄物処理に係る災害相互応援に関する協定」を見直し、今回、新たに下水道を加えて下水道処理施設相互や、し尿処理施設と下水道処理施設相互に応援できる体制を整える協定を締結することにしました。 

○ これにより、仮設トイレのし尿やマンホールからあふれた下水を、被災していないし尿処理施設や下水処理施設で処理することなどの対応が可能となります。

4 その他

 し尿処理施設と下水処理施設の相互応援協定を県内全域で締結するのは、愛知県が全国で初めてです。(平成25年11月末現在)

問合せ

愛知県 環境部 資源循環推進課 一般廃棄物グループ
E-mail: junkan@pref.aichi.lg.jp

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