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海上の森の紹介
ご来場・ご来館の皆様へ
目次
1.海上の森の概要
「海上の森」は瀬戸市南東部に位置す都市近郊林です。
豊かな森林と農地、水辺地等があり、様々な野生生物が生息し、生育する多様な自然環境を有しています。
(広さ:約530ha)
かつて焼き物の製造のための薪の採取などにより、その一部が樹木の乏しい荒廃地となったこともありますが、多くの先人の努力と自然の力によりその緑が回復された歴史を持ちます。
(1)海上の森の見どころ
海上砂防池
水没して枯渇した立木が残っている様子を上高地の大正池に見たて「大正池」とも呼ばれるようにもなった池。
昭和50年、北海上川に築造された砂防ダムによりでき、農業用水としても利用されています。
※農閑期の秋から冬は水が抜かれます。
里山サテライト
海上の里にあった古民家を活用した木造2階建て(建築面積114平方メートル、延べ床面積160平方メートル)の建物。
ボランティアの皆様が古民家を解体し、部材を提供していただきました。建築にあたっても、一部作業についてボランティアの皆様にご協力いただき施工しました。
海上の森の保全と活用の現地活動拠点及び海上の森を訪れる皆様の休憩場所として利用しています。皆様に気持ちよくご利用いただくため、ゴミ等は各自でお持ちかえりいただくようご協力をお願いします。
時期 | 開館時間 |
---|---|
3月から10月 | 9時00分から16時30分まで |
11月から2月 | 9時00分から16時00分まで |
エコトイレ
海上の森を訪れる皆様にご利用いただくため、平成16年度に建築したトイレです。汚水を浄化し、洗浄水に循環再利用する循環式のトイレです。
手洗い水は、雨水を利用しています。
※一定規模の洗浄水を利用すると水が流れなくなることがありますので、必要以上に水を流さないよう皆様のご協力をお願いします。
物見山
標高327.9m。
尾張、三河の眺望地で、七つの城が見えたことから「七城ヶ峰」と呼ばれ、戦国時代には武田勢の偵察地として利用されたと言われています。
現在は、東側の三河(豊田)方面は樹木により眺望はできませんが、西側は尾張平野一体(名古屋駅ツインタワー、名古屋ドーム等)が眺望できます。遠くには養老山地も望め、足下には海上の里の里山サテライトが見えます。
※天候や時期により、眺望できる範囲は異なります。
(2)海上の森に生息する生き物
海上の森には、哺乳類、鳥類、爬虫類、両生類、昆虫類をはじめ様々な生き物が多数生息しており、絶滅危惧種や「東海丘陵要素」と呼ばれるこの地方特有の植物などもみられます。
哺乳類 | 鳥類 | 爬虫類 | 両生類 | 昆虫類 | クモ類 | 魚類 | 水生昆虫等 | 植物 | 蘚苔類 | 地衣類 | キノコ類 | 変形菌類 |
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33種 | 175種 | 13種 | 12種 | 2866種 | 193種 | 20種 | 69種 | 1326種 | 166種 | 6種 | 545種 | 85種 |
詳細は、以下のリンクをご参照ください。
※海上の森内では動植物の採集はしないでください。
(3)海上の森の散策にあたって(注意点など)
海上の森には、「海上の森散策のマナー」および「あいち海上の森条例」が定められています。
ルールを守り、楽しく散策しましょう。
また、道標番号入りの地図も配布しておりますので、散策の際はぜひご利用ください。
※駐車場は、海上の森入口駐車スペースもしくはあいち海上の森センター本館駐車場をご利用ください。
※散策のマナー、交通アクセス、地図などについては、以下のリンクをご参照ください。
2.あいち海上の森センターの概要
「あいち海上の森センター」は、”自然の叡智”をテーマとして開催された「愛・地球博(愛知万博)」のパビリオン「瀬戸愛知県館」を万博閉幕後に改修し、平成18年秋オープンしました。
本館と遊歩施設からなり、当センターでは愛知万博の理念と成果を継承しつつ、愛知万博の原点である「海上の森」を将来にわたり保全するとともに、人と自然のかかわりを探求する学びと交流の拠点づくりを進めています。
(1)本館
開館時間 | 休館日 |
---|---|
9時から17時まで |
月曜日(月曜日が祝祭日の場合は翌日休館) 年末年始(12月29日から1月3日) |
地上3階、地下1階の建物です。延べ床面積は約1,500平方メートルです。
海上の森の保全と活用の取組、森林や里山に関する学習と交流の拠点となる施設で、展示スペース、情報ライブラリー、研修室、工作室、事務室等で構成されています。
当センターでは、展示等普及啓発、参加交流、調査学習、情報発信等の業務を行っています。
※駐車場:27台
※自動販売機は、屋外(センター敷地内)に設置しております。
1階 展示室
パネル展示、カラーコルトン、映像展示などにより海上の森の自然や歴史などの情報を常時展示しています。植物や生物の情報は、随時更新いたします。
また、ライブカメラで海上の森のリアルタイムを見ることができるほか、お子様が工作などで遊べるスペースもございます。
2階 工作室、情報ライブラリー
●工作室
木材工作、竹細工などに個人やグループでご利用いただけます。
(利用可能人数:40名)※要事前申込、有料
●情報ライブラリー
海上の森に関する資料や、森林や里山、動植物に関する本・資料を2500冊以上配架しております。ご自由に閲覧いただけます。
※本の貸出は行っておりません。閲覧のみご利用いただけます。
3階 研修室
様々なミーティング、会合、勉強会などにご利用いただけます。
(利用可能人数:机使用時30名 イスのみ40名)※要事前申込、有料
※工作室、研修室の利用申請については以下のリンクをご参照ください。
ご来館の皆様へのお願い
あいち海上の森センターでは、新型コロナウイルスについて、政府の発表した新型コロナウイルス感染症対策の基本方針を踏まえ、感染予防、拡散防止に努めているところです。
皆様におかれましても、ご来館に際し感染予防、拡散防止の見地からご協力をお願い申し上げます。
発熱、咳など風邪のような症状がある場合には、ご来館前に医療機関等にご相談ください。また、新型コロナウイルスを含む感染症対策の基本は、「手洗い」や「マスクの着用を含む咳エチケット」です。こまめな手洗い、咳エチケットにご協力ください。
感染症予防、拡散防止のため、皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。
(2)遊歩施設
開門時間 | 休館日 |
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9時30分から16時30分まで |
あいち海上の森センター本館に準ずる ※台風などの荒天時や積雪時、センター主催のイベント開催時などに臨時閉鎖することがあります。 |
遊歩施設は、あいち海上の森センター本館に併設されており、1周1時間以内で海上の森の自然や各種見どころを手軽に楽しんでいただくことができます。
窯の歴史館
平安時代中期の古窯を保存、展示した施設です。
古窯(登り窯)の様子がご覧いただけます。
建物は筋交いを使わない「貫」構造が特徴で、床には圧縮木材を使用しています。
繭玉広場
「山繭」をモチーフとし、丸みをもった漆喰壁の木造建物です。
湾曲の集成材を使うことにより木造でありながら球形状をしています。
休憩や学習会などに利用できます。
物見の丘
間伐材等を使用した角材を組み合わせた面格子構造が特徴です。
展望台は中・高の2つの高さに分かれており、林冠の様子、海上の森の様子を展望できます。
関連情報
お問合せ
〒489-0857
愛知県瀬戸市吉野町304-1
電話: 0561-86-0606
FAX: 0561-85-1841
E-mail: kaisho@pref.aichi.lg.jp