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「環境教育協働授業づくり研修」を開催しました

ページID:0441785 掲載日:2025年4月1日更新 印刷ページ表示

環境教育協働授業づくり研修

 愛知県では、持続可能な社会を支える「行動する人づくり」を目指し、環境活動に取り組む地域の団体・企業・社会教育施設等と学校が、連携・協働して授業を作り上げる「協働授業づくり」を推進しています。
 その一環として、地域と学校が協働して効果的な環境学習を行うための「環境教育協働授業づくり研修」を下記のとおり開催しました。

1 日時

2024年8月23日(金曜日)
午後1時から午後4時30分まで

2 場所

ウィルあいち 愛知県女性総合センター 2階 セミナールーム5(名古屋市東区)

3 講師

第1部 名城大学教職センター 教授 櫛田 敏宏(くしだ としひろ)氏
第2部
・株式会社LIXIL LWTJ営業本部 LWT中部支社 LWT名古屋第3営業所 濵田 壮平(はまだ そうへい)氏
・幸田町環境経済部環境課環境保全グループ 主事 壁谷 洸紀(かべや こうき)氏
・名古屋市立守山中学校 学校事務職員 岡田(おかだ) さやか 氏
第3部 名城大学教職センター 教授 櫛田 敏宏(くしだ としひろ)氏

4 対象者

学校関係者、事業者・行政等

5 参加者数

16名

6 内容

 第1部 講義 「環境学習分野における協働について」​

 名城大学教職センター教授の櫛田敏宏氏から、「環境学習分野における協働について」と題してご講義いただきました。主な内容は以下のとおりです。
・体験活動を重視し、家庭や地域社会と連携しつつ体系的・継続的に実施できるような工夫として、学校教育において協働を行うことが大切である。
・学校との協働で大切なことは、「生徒はもちろんのこと、教員、協働する人みんなが楽しく充実していること」「協働する人に丸投げはせず、生徒、教員も協働する人も全員に学びがあるようにすること」「学校の授業や教育課程とつながるようにすること」である。

講義

 第2部 事例講座

(1)株式会社LIXIL LWTJ営業本部 LWT中部支社 LWT名古屋第3営業所 濵田 壮平 氏

 「LIXILの協働事例発表~水から学ぶ・トイレが世界を救う!~」と題し、LIXILが行っている出前授業や出前授業の工夫、環境教育における協働について、発表していただきました。
 ポイントは以下のとおりです。
・自分が水になったつもりで体感するゲームや、クイズやワークシートを活用して実際に話し合うことや手を動かすことなど、体験をすることに主眼を置いている。こうすることで、子どもたちが気づき、自ら考え、行動するようにしている。
・トイレの歴史や世界が抱えるトイレの問題から、自分たちの暮らしを振り返り、考え、行動する機会を創出することを目的とする。
・動画の使用や言葉づかいを工夫することで、できるだけ分かりやすく伝えるようにしている。
 環境問題について「もっと知りたい」という意欲や行動の変化のきっかけになってほしいとのお話がありました。

事例講座1

(2)幸田町環境経済部環境課環境保全グループ 主事 壁谷 洸紀 氏
 「幸田町が目指す環境教育について」と題し、幸田町が行っている環境教育についてご紹介いただきました。
 ご紹介いただいた主な事業は以下のとおりです。
・幸田町内の小学校から希望校を募り、民間企業の出前講座を活用して、「リサイクル」や「SDGsと電気」をテーマにした講座を実施。
・町内の児童等を対象に参加者を募り、公共施設の研修室で「エネルギー」などをテーマにした出前講座を実施。
 また、実際に講座を行う中で見えてきた課題に対しての対策をお話いただくとともに、環境活動に取り組む地元のものづくり企業を始め、民間ボランティアや大学等の教育機関とも協働しながら出前講座のメニューの拡充等を図り、今後の環境教育の取組を推進していきたいとのお話がありました。

事例講座2

(3)名古屋市立守山中学校 学校事務職員 岡田 さやか 氏
 「環境学習協働実践事例『気候変動と脱炭素』」と題し、名古屋市立守山中学校が実施した環境学習協働実践事例について、発表していただきました。
 ご紹介いただいた事例の主な内容は以下のとおりです。
・県の環境学習コーディネート事業を活用した。
・申込から実施までには、講師の調整や講義資料の検討、難易度の調整、身近な話題を扱うことなど、各種調整や検討を行った。
・そして、体育館での講義、それから教室に戻りグループワークを実施。
 振り返りや課題、今後の展開として、限られた時数でも、学習から行動につながるようなフォローやサポートを行う必要性を感じたこと、今後は生徒会や美化委員会の活動と連動させていきたいとのお話がありました。

事例講座3

 第3部 演習 「協働授業づくり体験」

 名城大学教職センター教授の櫛田敏宏氏にファシリテーションしていただき、本課が協働授業づくりの実践事例集として作成した「学びを行動につなぐサポートBOOK」とそこに掲載されているワークシートで、実際に環境学習授業プラン作成の体験を行いました。
 グループ構成は、教員と企業等の受講者の混合となっており、まず教員から生徒たちの現状や学びのねらいについて話し、環境活動をしている企業等の方々から現状を踏まえた具体的な環境学習計画を提案、効果的な工夫等も考え、各自ワークシートを記入しました。
 最後に各グループから出来上がった授業プランの発表がありました。グループごとに課題も異なっていたため、課題の洗い出しに時間を割いたグループもあった一方、アイデアを出し合って工夫をこらした授業プランを作成したグループもありました。ワークシートの進行度合いはグループごとに異なりましたが、すべてのグループで活発な議論が交わされ、相互に学びを深めることができました。

演習1演習2

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