風しん抗体検査とワクチン接種のお知らせ

　愛知県では、先天性風しん症候群の発生を抑えるため、妊娠を希望する女性及びその配偶者などの同居者を対象に、風しん抗体検査を実施します。

　また、抗体検査の結果、風しんワクチンの接種が必要な女性を対象に、市町村が実施する風しんワクチンの予防接種費用の一部を助成し、県民の予防接種を促します。

　なお、1962年4月2日から1979年4月1日生まれの男性の方は、市町村において抗体検査及び定期の予防接種を実施しております。⇒詳しくはこちら

　免疫のない女性が妊娠初期に風しんにかかると、風しんウイルスが胎児に感染して、生まれてくる赤ちゃんに先天性風しん症候群 （CRS）と総称される障がいを引き起こすことがあります。

　CRSの症状は、先天性心疾患、難聴、白内障、網膜症、肝脾腫、血小板減少、糖尿病、発育遅滞、精神発達遅滞、小眼球など多岐にわたります。

　CRS自体の治療法はないため、これから妊娠を希望する女性が風しんの免疫を獲得しておくことが最も重要な予防方法です。

　風しんに対する免疫があるかどうかは、抗体検査で確認することができます。

　愛知県では、対象者には無料で風しん抗体検査を実施しています。

　事前に申請が必要ですので、下記の実施内容をご確認ください。

1　実施期間

　2023年4月1日から2024年3月31日まで

2　対象者

　以下の(1)から(4)までの全てに該当する方で、出産経験がなく現在妊娠していない妊娠を希望する女性及びその配偶者（事実婚含む）などの同居者（1962年4月2日から1979年4月1日生まれの男性を除く）の方。

　(1)　愛知県内（名古屋市、豊橋市、岡崎市、一宮市及び豊田市を除く）に居住している方

　(2)　風しんの抗体検査を受けたことがない方

　(3)　風しんワクチン（麻しん風しん混合（MR）ワクチン・麻しんおたふくかぜ風しん混合（MMR）ワクチンを含む。）の予防接種を受けたことがない方

　(4)　風しんにかかったことがない方

　名古屋市、豊橋市、岡崎市、一宮市及び豊田市にお住まいの方はこちら

3　手続方法

　検査を希望する協力医療機関を所管する県保健所（表1）に本人確認ができる書類（運転免許証、健康保険被保険者証等）をお持ちいただき、手続きしてください。

　受付け後、受検票を交付します（有効期間は通常発行日から2ヶ月以内、ただし、2023年度の最終有効期限は2024年3月8日（金曜日）となりますのでご注意ください）ので、協力医療機関（表2）で抗体検査を受けてください。

　なお、名古屋市、豊橋市、岡崎市、一宮市及び豊田市にお住まいの方はそれぞれの保健所に問合せください。

4　実施方法

　(1)　ご自身で協力医療機関に予約してください。

　(2)　協力医療機関に受検票等をお持ちのうえ、抗体検査を受けてください。

　(3)　協力医療機関で採血し、検査します。

　(4)　検査結果は協力医療機関から後日お知らせします。

5　検査費用

　　抗体検査に係る費用は無料

6　注意事項

　　抗体検査で免疫が不十分と判定された方は風しんの予防接種をご検討ください。（参考：低抗体価判定者用啓発チラシ）

　　予防接種費用を助成している市町村があります。詳しくはお住まいの市町村の予防接種窓口（表3）に問合せください。

　【費用の助成を受ける場合、協力医療機関が発行する結果通知書（様式）が必要になります。】

掲載内容を変更している場合がありますので、事前にご確認ください。