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ハンセン病に関する知事メッセージ、県議会決議

ページID:0245060 掲載日:2019年6月18日更新 印刷ページ表示
 平成13年6月末から7月にかけて、部長、理事等幹部職員が愛知県出身者が入所している9療養所を訪問し、入所者に知事のメッセージを持参し、謝罪の意を伝え手渡しました。
 また、愛知県議会では、平成13年7月9日にハンセン病対策に全力で取り組む決議を行いました。

愛知県知事メッセージ

 ハンセン病の方々が長い間受けてこられた苦痛と苦難に対し、「らい予防法」の業務を行ってきた愛知県としましても、こうした事実を厳粛に受け止め、深くお詫び申し上げます。 
 今後は、人権の尊重を基本として、ハンセン病に対する差別や偏見の解消と皆様方の福利の増進に努めてまいる所存であります。 
 また、ハンセン病になられ、多くの苦しみの中で亡くなられた方々に対して、哀悼の意を表します。
 愛知県知事   神田真秋

愛知県議会決議

 ハンセン病問題についての決議

 去る5月11日の熊本地方裁判所におけるハンセン病国家賠償請求訴訟判決について、政府は控訴しないことを決定したことから、国の責任を認める判決が確定した。
 また、衆議院、参議院においても、患者、元患者に対する名誉回復と救済等の立法措置を講ずること等が決議され、これを受けて、ハンセン病療養所入所者等に対する補償金の支給等に関する法律が成立したところである。
 しかし、法律の成立は、問題解決への第一歩にすぎない。本県の出身者も200人近くが全国の療養所で生活しているが、永年にわたり採られてきたハンセン病患者に対する誤った隔離政策により、多くの患者、元患者が人権上の制限、差別等から受けた苦痛と苦難が、消え去るものではなく、また、社会の偏見や差別が直ちになくなるわけではない。
 よって、本県議会は、今日の事態を厳粛に受け止め、深い反省を表するとともに、ハンセン病についての正しい知識の普及・啓発はもとより、患者、元患者に対する名誉回復と偏見の根絶、さらには、故郷での円滑な受け入れと人権に配慮した医療・福祉行政の確立のため、県民と一丸になって全力で取り組むことを宣言する。
 以上、決議する。

 平成13年7月9日   愛知県議会

問合せ

愛知県 保健医療局 健康医務部 健康対策課
原爆・アレルギー対策グループ
電話:052-954-6268(ダイヤルイン)
E-mail: kenkotaisaku@pref.aichi.lg.jp