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麻しん(はしか)患者の発生に伴う注意喚起について

ページID:0189843 掲載日:2018年3月8日更新 印刷ページ表示

 平成30年3月7日、一宮市内の医療機関から一宮保健所に、麻しん発生届が提出されました。疫学調査の結果は下記のとおりです。

 本公表は、患者と接触した方が、麻しんに感染している可能性があるために、広く情報提供するものです。

 なお、患者滞在先の関係自治体には情報提供を行い、感染拡大防止に努めております。

1 患者概要

 患者:40歳代 男性(一宮市在住、日本国籍)

 主な症状:発熱、発疹等

 渡航歴:2月12日~17日 タイに滞在

2 発生までの経緯

3月1日 発症(3月4日発熱、3月6日発疹出現)

  7日 一宮市内の医療機関を受診し、麻しん発生届(臨床診断例)が提出

  8日 愛知県衛生研究所による遺伝子検査の結果、麻しんと確定

3 患者の主な滞在先

3月4日 県営名古屋空港発、熊本空港着

      熊本県阿蘇郡内のホテルを利用

  5日 熊本県阿蘇市、熊本市に滞在

      熊本空港発、県営名古屋空港着

  6日 一宮市内の自宅にて療養

【上記場所に滞在された皆様へ】

 症状から「麻しん」が疑われる場合は、必ずマスクを着用し、事前に医療機関に連絡の上、速やかに受診してください。

 また、受診の際は、周囲の方へ感染を拡げないよう、公共交通機関等の利用を避けてください。心配なこと等ありましたら、最寄りの保健所にご連絡ください。

※本情報提供は、感染症予防啓発のために行うものですので、報道機関各位におかれましては、患者等の個人に係る情報について、プライバシー保護等の観点から、提供資料の範囲内での報道に、格段の御配慮をお願いします。

麻しんとは

  • 麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症で、空気感染、飛沫感染、接触感染によりヒトからヒトに感染が伝播します。その感染力は非常に強いと言われており、免疫を持っていない人が感染するとほぼ100%発症し、一度感染して発症すると一生免疫が持続すると言われています。

  • 感染すると、約10~12日の潜伏期間の後、38℃前後の発熱が2~4日間続き、咳や鼻水といった風邪のような症状が出ます。その後、少し体温が下がり、再び高熱(多くは39℃以上)が出るとともに、発疹が出現します。発疹出現後3~4日間で解熱し症状は軽快、合併症のないかぎり7~10日後には症状が回復します。

  • 麻しんは発熱が長く続き、体力の消耗が激しいため、合併症がなくても入院を要することが少なくありません。

  • 近年はワクチンの2回接種が行われ、麻しんに感染する方の人数は減っていますが、海外の流行国への渡航歴がある人やその接触者で患者が発生しています。