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平成28年度中学校・特別支援学校消費者教育推進フォーラムを開催しました。

ページID:0136905 掲載日:2016年8月2日更新 印刷ページ表示

 平成28年度中学校・特別支援学校消費者教育推進フォーラム

 愛知県では、学校においてより一層消費者教育に取り組んでいただくために、毎年「消費者教育リポート」を発行し、消費者教育研究校(高等学校)及び消費者教育実践校(中学校)の実践事例の紹介を行ってまいりましたが、今年度はこれまでの取組に加え、新たに消費者教育推進フォーラムを開催し、取組を行った先生方による実践発表の場を設けました。

 参加者は、中学校・特別支援学校の教職員を始め、消費者教育に関心のある消費生活相談員、司法書士、行政機関の職員、事業者団体、金融広報アドバイザーなど、幅広い分野の方々に御参加いただき、消費者教育への関心の高さがうかがえました。

 これからも、学校において消費者教育の実践がさらに広がることを期待します。

 

 

1 日時・会場

日時:平成28年8月1日(月)

    午前9時30分から午前11時50分まで

会場:愛知県自治センター 12階 会議室E

2 来場者数

  中学校・特別支援学校の教職員、消費生活相談員、司法書士、行政機関の職員、事業者団体、金融広報アドバイザーなど77人

3 プログラム

1 開 会

2 消費者教育の取り組みについて

  愛知県県民生活部県民生活課消費者教育・啓発グループ

3 実践発表

(1)社会科

  一宮市立千秋小学校 土田 和宏 教諭

(2)家庭科

  岡崎市立美川中学校 鈴木 尚美 教諭

4 休憩

5 講評及び講演

  演題「中学校における消費者教育の実践」

  岐阜大学教育学部 大藪 千穂 教授

 

6 質疑応答

 

7 閉会

4 開催概要

 

◇実践発表

 一宮市立千秋小学校の土田先生からは、一宮市立北部中学校勤務当時の「消費者教育リポート」ワーキンググループでの活動実績や受験期の生徒を対象に消費者教育を実施する上での課題についてのお話がありました。

 岡崎市立美川中学校の鈴木先生からは、ネットショッピング疑似体験を活用した実践授業の指導計画の立て方、学習課題、生徒の感想等の具体的なお話がありました。

一宮市立千秋小学校(社会科)の発表

《一宮市立千秋小学校(社会科)の発表》

 

岡崎市立美川中学校(家庭科)の発表

《岡崎市立美川中学校(家庭科)の発表》

◇講評・講演

 岐阜大学教育学部大藪千穂教授による実践発表への講評では、各中学校での取り組みについて、評価する点及び今後の課題の詳しいお話がありました。

 また、学校現場において、消費者教育に割くことができる時間が短いという課題については、消費者教育は他の教科とも広く関わりがあるため、様々な教科に組み込んで実施していく方法が有効であり、そのためには、今回のフォーラムのような機会を通じて多くの先生方に消費者教育の意義と役割についてもっと知ってもらうことが大切であること、また、教育委員会や文部科学省を巻き込んで進めていくことも重要であるとの説明がありました。

大藪教授による講評・講演

《大藪教授による 講評・講演》

 「中学校における消費者教育の実践」と題した講演では、具体的な実践授業の例を用いながら、教育は本来「人間発達」を目的としていることから、消費者教育の実施に当たっても、「人間発達」を促す視点から、対処療法的な知識の提供だけでなく、世の中の変化に対応した感覚を持ちながら教材や授業内容を工夫していくことが重要であるとのお話がありました。

 また、生徒が自ら正しい情報を選択し、課題を解決できるようになるためには、収集する能力を高めること(関心を持ったことを調べる、授業の予習をする、本を読むなど)が大切であり、収集力を高めることにより、子どもたちの創造力を育み、ひいては、「人間発達」につながるとのお話がありました。

問合せ

愛知県 県民生活部 県民生活課
消費者教育・啓発グループ(大矢知・横溝)
電話052-954-6603(ダイヤルイン)
E-mail: kenminseikatsu@pref.aichi.lg.jp