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「愛知県SDGs未来都市計画」を策定しました
「愛知県SDGs未来都市計画」を策定しました
愛知県は、本年7月1日に内閣府から「SDGs未来都市」に選定されたことを受け、この度、「愛知県SDGs未来都市計画」(計画期間2019~2021年度)を下記のとおり策定しましたので、お知らせします。(概要は別添1、本冊は別添2のとおり。)
今後、SDGsの達成に向け、計画に基づく取組の推進や進行管理を行っていきます。
記
<計画概要>
SDGsの達成期限である2030年の愛知県のあるべき姿や、SDGsの達成に向けて、今後3年間に先導的に進める取組(「自治体SDGsの推進に資する取組」及び「特に注力する先導的な取組」)を記載するとともに、関連するSDGsの目標や重要業績評価指標(KPI)等を設定しています。
(1)2030年の愛知県のあるべき姿
「世界をリードする日本一の産業の革新・創造拠点」(経済面)、「人が輝き、女性や高齢者、障害のある人など、全ての人が活躍する愛知」(社会面)、「県民みんなで未来へつなぐ『環境首都あいち』」(環境面)の調和のとれた、活力と持続力を兼ね備えた大都市圏を目指します。
側面 | 取組内容 |
---|---|
経済 |
○近未来技術等の社会実装の推進 |
社会 |
○若者、女性、高齢者、障害者、外国人の活躍促進 |
環境 |
○「あいち地球温暖化防止戦略2030」の推進 |
(3)特に注力する先導的取組
「『愛知目標※1』達成に向け先導した「あいち方式※2」の発展・確立プロジェクト」
2010年の生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)に採択された「愛知目標」の達成に向け、全国・世界に先駆けて取り組んできた県全域での「生態系ネットワーク形成」や「あいちミティゲーション※3」などの取組を発展・確立させ、ユース(学生)を核とした多様な主体との連携による生態系の創造・再生・保全に取り組むことにより、経済、社会、環境面の相乗効果を高めて、SDGsの達成に貢献していくものです。
※1 2050年までに「自然と共生する世界」を実現することを目指し、2020年までに生物多様性の損失を止めるための効果的かつ緊急
の行動を実施するという20の個別目標。
※2 「愛知目標」の実現に貢献するため、多様な主体が連携して生物の生息生育空間を確保する「生態系ネットワーク形成」と開発に
伴う自然への影響の低減を図る「あいちミティゲーション」を車の両輪とする、本県独自の生物多様性保全方策。
※3 土地利用の転換や開発などにおいて、自然への影響を回避、最小化した後に残る影響を、生態系ネットワークの形成に役立つ
場所や内容で代償することにより、開発区域内のみならず、区域外も含めて自然の保全・再生を促す、本県独自のしくみのこと。
参考
(「SDGs未来都市」について)
SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)の理念に沿った基本的・総合的取組を推進しようとする都市・地域の中から、特に、経済・社会・環境の三側面における新しい価値創出を通して持続可能な開発を実現するポテンシャルが高い都市・地域として選定されるものです。
(SDGsについて)
2015年9月に国連サミットにおいて、「持続可能な開発のための2030アジェンダ(2030アジェンダ)」が全会一致で採択。2030アジェンダの中に、先進国を含む国際社会全体の開発目標として、SDGsの17のゴール(目標)と169のターゲットが掲げられました。