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家庭内におけるレジオネラ対策について

ページID:0222826 掲載日:2019年1月29日更新 印刷ページ表示

レジオネラ症について

 近年、レジオネラ症の患者数が、右肩上がりで増加しています。
 一過性の発熱等で治まる場合もありますが、下痢や中枢神経系症状等を伴うことがあるレジオネラ肺炎については進行が早く、治療が遅れた場合には生命に関わることもあります。
 レジオネラ症は、レジオネラ属菌による感染症です。

レジオネラ属菌について

 レジオネラ属菌は、土の中や河川、湖沼などの自然界に広く生息していますが、入浴設備、冷却塔、給湯設備、加湿器等の水を使用する設備に付着するバイオフィルム(細菌等によるぬめり)の中で大量に繁殖することが知られているため、清掃等により汚れやぬめりを取り除くことが重要です。

感染方法について

 主に、レジオネラ属菌を含むエアロゾル(目に見えないほどの細かい水滴)を吸い込むことで感染します。家庭内で気を付けたいものとしては、加湿器、風呂水等が挙げられます。
 このほか、浴槽内や河川等でおぼれたり、腐葉土等の粉じんを吸い込んだことで感染したと推定される事例があります。
 なお、人から人への感染はありません。

加湿器について

 加湿方式や管理方法によっては、加湿器の内部でレジオネラ属菌が増殖してしまい、室内に拡散してしまう危険性があります。
 毎日、水を入れ替えて容器を洗浄しましょう。
 また、取扱説明書に従って定期的に内部の清掃等を行い、使わない期間は水を抜いて乾かしておきましょう。

風呂水について

 風呂水は、入浴者由来の栄養分が得られること、温度が増殖に適当であることから、注意が必要です。
 循環式浴槽(追い炊き機能付き風呂、24時間風呂など)は、配管等でレジオネラ属菌が増殖しないように、取扱説明書に従って、定期的に洗浄するなど管理しましょう。
 また、浴槽に入る前には体の汚れを落としてから入るようにしましょう。
 なお、毎日、浴槽を洗浄し、新しいお湯に入れ替えることで、レジオネラ属菌の増殖を防ぎやすくなります。

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