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岡崎市立矢作中学校で出前授業を行いました

ページID:0544297 掲載日:2024年9月11日更新 印刷ページ表示

 調査研究課の高山です。
 9月2日に岡崎市立矢作中学校で出前授業を行いました。
 「三河地方の旧石器時代と縄文時代」というタイトルで、岡崎市内の西牧野(にしまきの)遺跡と設楽町の川向東貝津(かわむきひがしがいつ)遺跡から出土した遺物をお持ちしました。
 教科書に記載が少ない旧石器時代や縄文時代だからこそ、本物から得られる学びや気づきは大きいはずです。
 石器の重さや大きさを手で持って確認したり、黒曜石を光に透かしてみたりと、生徒たちは思い思いの方法で遺物を観察していました。
 近年の小学生用教科書に旧石器時代は扱われていないため、多くの子どもたちにとって中学校の授業は旧石器時代について初めて知る機会になります。
 その機会に実物に触れる体験を提供することができて、こちらとしてもうれしい限りです。

 石器が主体となる出前授業は平成25年度(2013年度)以来11年ぶりの試みとはなりましたが、今後もご依頼があればいつでも対応いたします。
 ご興味をお持ちの県内学校の先生がいらっしゃいましたら、お気軽に当センターにお問い合わせください。
 ご連絡をお待ちしております。

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伊豆諸島のうちの一つ、神津島から来た黒曜石です。設楽町の川向東貝津遺跡から出土しました。旧石器時代の人々が海を越えてこの黒曜石を運んできたことに、生徒は大変驚いていました。

博物館に行っても展示ケース越しでしか見られませんが、今回は触ることもできます。みなさんとても熱心に観察していました。