本文
弥富市立桜小学校で出前授業を実施しました
調査研究課の高山です。
9月4日(木曜日)に、弥富市立桜小学校で出前授業を実施しました。
6年生社会科の鎌倉時代の単元でした。「武士のくらしを見てみよう」というタイトルで、鎌倉時代の学習の導入として実施しました。夏休み前に先生が武士のイメージについてアンケートを取ったところ、「戦っている」「お城に住んでいる」などの回答があったそうです。武士は常に戦っているわけではないですし、鎌倉時代には小学生がイメージするような天守閣のあるお城はありません。そのため、武士を身近に感じてもらうというテーマで授業を作りました。どのような家に住んでいたのか、どのような食器を使っていたのかについて、発掘調査現場の写真や本物の遺物を見せながら紹介しました。さらに、紹介した遺物について、実際に触る時間を設けました。「思っていたより重い」、「つるつるしている」など、触らないとわからないことを学べたようです。
*鎌倉時代の武士が使っていた食器です。全て瀬戸で作られたものです。右奥にある注ぎ口が付いた壺のようなものは水注(すいちゅう)といい、お酒などの液体を入れるために使われていました。見た目に反してかなり重いです。