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よくある質問に答えます(Q&A)【もっと詳しく(Q5)】

ページID:0231424 掲載日:2019年4月1日更新 印刷ページ表示

Q5 河川環境の保全に必要な水量はどのように計画されているのですか?

A5:
 木曽川水系は、従来から渇水の発生する水系であり、さらに近年は少雨化傾向であり年間降水量の変動幅も拡大しており、全国的に見ても渇水が生じる頻度が高い水系であります。日本各地で渇水が発生した平成6年(1994)には、木曽川水系でも木曽川や揖斐川の本川が干上がり河川環境に深刻な影響を与えると共に木曽川上流のダム群が枯渇して深刻な渇水被害が発生し、社会経済活動が停滞しました。

 国土交通省は、平成19年11月に木曽川水系河川整備基本方針を策定し、木曽三川の主要な地点における流水の正常な機能を維持するため必要な流量を、動植物の保護、漁業、景観などから定める維持流量と水利流量を考慮して設定しました。また、その確保策を示した木曽川水系河川整備計画を平成20年3月に策定し、異常渇水時(平成6年(1994)渇水相当)において河川環境の改善を図るため、木曽川では既設木曽川上流ダム群(阿木川ダム・味噌川ダム)からの補給と併せ、新丸山ダムの建設や、徳山ダムにより確保された渇水対策容量の水を導水するための木曽川水系連絡導水路を整備することにより木曽成戸地点において40m3/sを確保するとしています。また、長良川では、同じく木曽川水系連絡導水路を整備することにより忠節地点において11m3/sを確保するとしています。

 これにより、異常渇水時においても、瀬切れの防止が可能となり、また、動植物の生息環境等の改善が図られます。

問合せ

愛知県 建設局 河川課
企画グループ
電話052-954-6553
E-mail: kasen@pref.aichi.lg.jp