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第41回「全日本中学生水の作文コンクール」愛知県表彰 優秀賞 『日本の水の貴重さ』

ページID:0245746 掲載日:2019年7月24日更新 印刷ページ表示

『日本の水の貴重さ』  常滑市立南陵中学校 3年 古川 正和(ふるかわ まさかず)

 僕達が生活していく中で水を使うことはたくさんあります。僕は去年の夏、一週間のキャンプに参加しました。その一週間を通して水の大切さをあらためて感じました。

 僕が参加したキャンプにはたくさんの人が参加していたため、水は水道からではなく、ポリタンクから使っていました。それぞれの班で使える水の量は1日約2リットルずつでした。キャンプの中で一番大変だったのが食器を洗うことです。家で食器を洗うときは、使う水の量を気にしなくても大丈夫だと思います。しかし、このキャンプでは使える水の量が限られているので、水をあまり使わないように意識しなければいけなくて、とても大変でした。このことを通して普段、水道から水が出ることはとてもありがたいことだと感じました。そして、水はどれくらい大切なものなのか調べてみたいと思いました。

 小学生の頃、父が

「日本の水道水は飲んでも大丈夫だけど、外国には水道水を飲んではいけない国もあるから気をつけて。」

と言っていました。僕は外国に行ったことがないので、水道水はどの国でも同じだと思っていました。しかし、外国の水道水について調べてみると、日本の水道水はとてもきれいだということが分かりました。水道水を飲んでも良い国は世界で約15ヶ国しかないそうです。その15ヶ国の中で日本は3番目に水道水がきれいな国です。このことについて調べてみて、普段使っている水道水は他の国々から見たら、とても貴重なものだということを知り、驚きました。しかし僕たちが使うことのできる水の量は限られています。地球は約70パーセントが水です。その中で僕達が使うことのできる水の量は約0.01パーセントです。その他の水はほとんどが海水です。僕は海水をきれいな水に変えることができれば、大量の水が手に入り、水不足も解消されるのではないかと思いました。そのことについて調べてみると、海水を真水にする装置は実際にあるそうです。それではなぜ世界は水不足に悩んでいるのでしょうか。その理由は環境への負荷が大きいからです。海水を真水に変えると、塩分濃度の高い排水が放出されます。海の塩分濃度が高くなると、海の生き物が生きていけなくなってしまいます。環境に影響を及ぼさずに、海水を真水に変える方法を早く編み出してほしいと思いました。

 僕達が水不足対策としてできることは、やはり節水をすることだと思います。それでは具体的に何をすればいいのでしょうか。生活していく中で一度にたくさんの水を使うのがおふろだと思います。おふろに入るときにシャワーで体を洗う人はたくさんいると思います。シャワーはたくさんの水を使います。シャワーを使った方が節水になることもあるかもしれませんが、湯船のお湯を使った方がいいと思います。特に家族の人数が多い場合は全員がシャワーを使うとたくさんの水が流れてしまいます。洗い物をする時も節水をすることができると思います。みなさんは水道の水を出しっぱなしにしていませんか。少しくらい大丈夫だと思っているかもしれませんが、少しでもいつもやっていればたくさんの水を無駄にすることになります。その他にも様々なことで節水ができると思います。

 「日本の水はきれい」と聞くと、水に恵まれていると感じる人がいると思います。しかし、日本が水不足にならないわけではありません。これからもきれいな水を使っていくために、節水を意識していきたいと思いました。しかし僕だけの力では水不足は解消されないと思うので、みなさんにも節水を意識して過ごしてもらいたいと思いました。

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