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平成27年度大気汚染調査結果について
平成27年度大気汚染調査結果について
愛知県及び大気汚染防止法に定める4政令市(名古屋市、豊橋市、岡崎市及び豊田市)は、同法第22条第1項の規定に基づき、二酸化硫黄等の大気汚染常時監視及びベンゼン等の有害大気汚染物質のモニタリングを行いました。調査結果の概要は次のとおりです。
○大気汚染常時監視結果の概要
・ 二酸化硫黄(25局)、二酸化窒素(85局)及び一酸化炭素(9局)は、すべての測定局で環境基準を達成しました。(平成26年度と同様)
・ 浮遊粒子状物質は、86測定局中85局で環境基準を達成しました。(平成26年度は全局で達成)
・ 光化学オキシダントは、すべての測定局(73局)で環境基準を達成しませんでした。(平成26年度と同様)
・ 微小粒子状物質(PM2.5)は、55測定局中48局で環境基準を達成しました。(平成26年度は52測定局中12局達成)
○有害大気汚染物質のモニタリング結果の概要
・ 環境基準が設定されているベンゼン等4物質は、すべて環境基準を達成しました。(平成26年度と同様)
・ 指針値が設定されているアクリロニトリル等9物質は、すべて指針値を満足しました。(平成26年度と同様)
1 大気汚染常時監視結果の概要
物質名 | 結果の概要 |
二酸化硫黄 | 一般環境大気測定局の22局、自動車排出ガス測定局の3局すべてで環境基準を達成しました。 |
二酸化窒素 | 一般環境大気測定局の62局、自動車排出ガス測定局の23局すべてで環境基準を達成しました。 |
一酸化炭素 | 一般環境大気測定局の2局、自動車排出ガス測定局の7局すべてで環境基準を達成しました。 |
浮遊粒子状物質 | 一般環境大気測定局の63局中62局(98%)、自動車排出ガス測定局の23局すべてで環境基準を達成しました。 |
光化学オキシダント | 一般環境大気測定局の62局、自動車排出ガス測定局の11局すべてで環境基準を達成しませんでした。 |
微小粒子状物質(PM2.5) | 一般環境大気測定局の40局中35局(88%)、自動車排出ガス測定局の15局中13局(87%)で環境基準を達成しました。 |
(注)一般環境大気測定局は、一般環境大気の汚染状況を常時監視する測定局。自動車排出ガス測定局は、自動車排出ガスによる環境大気の汚染状況を常時監視する測定局。
物 質 名 |
局区分
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環境基準達成測定局数/有効測定局数 (達成率)
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25年度
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26年度
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27年度
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二酸化硫黄
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一般局
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22/22(100%)
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22/22(100%)
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22/22(100%)
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自排局
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3/ 3(100%)
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3/ 3(100%)
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3/ 3(100%)
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二酸化窒素
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一般局
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63/63(100%)
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63/63(100%)
|
63/63(100%)
|
自排局
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23/23( 96%)
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22/23(100%)
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23/23(100%)
|
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一酸化炭素
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一般局
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2/ 2(100%)
|
2/ 2(100%)
|
2/ 2(100%)
|
自排局
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7/ 7(100%)
|
7/ 7(100%)
|
7/ 7(100%)
|
|
浮遊粒子状
物質
|
一般局
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62/63( 98%)
|
63/63(100%)
|
62/63( 98%)
|
自排局
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23/23(100%)
|
23/23(100%)
|
23/23(100%)
|
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光化学
オキシダント
|
一般局
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0/62( 0%)
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0/63( 0%)
|
0/62( 0%)
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自排局
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0/11( 0%)
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0/11( 0%)
|
0/11( 0%)
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微小粒子状
物質(PM2.5)
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一般局
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2/20( 10%)
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8/37( 22%)
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35/40( 88%)
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自排局
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0/12( 0%)
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4/15( 27%)
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13/15( 87%)
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2 有害大気汚染物質モニタリング結果の概要
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物 質 名
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結 果 の 概 要
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環境基準
設定物質
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ベンゼン
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16地点すべて環境基準を達成しました。
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トリクロロエチレン
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15地点すべて環境基準を達成しました。
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テトラクロロエチレン
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15地点すべて環境基準を達成しました。
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ジクロロメタン
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15地点すべて環境基準を達成しました。
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指針値
設定物質
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アクリロニトリル
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15地点すべて指針値を満足しました。
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塩化ビニルモノマー
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15地点すべて指針値を満足しました。
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水銀及びその化合物
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13地点すべて指針値を満足しました。
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ニッケル化合物
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13地点すべて指針値を満足しました。
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クロロホルム
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15地点すべて指針値を満足しました。
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1,2-ジクロロエタン
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15地点すべて指針値を満足しました。
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1,3-ブタジエン
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16地点すべて指針値を満足しました。
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ヒ素及びその化合物
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13地点すべて指針値を満足しました。
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マンガン及びその化合物
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13地点すべて指針値を満足しました。
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(注)指針値とは、「環境中の有害大気汚染物質による健康リスクの低減を図るための指針となる数値」として環境省が設定した環境目標値。
○ 3年間の環境基準達成状況等の推移
平成25年度から27年度まで、すべての物質で環境基準を達成もしくは指針値を満足しました。
有害大気汚染物質モニタリング結果(詳細な内容)
- taiki27-yuugai.pdf [PDFファイル/165KB]
- 有害大気汚染物質モニタリング結果の詳細な内容です。
3 今後の対応
引き続き常時監視やモニタリングを行い、環境基準の達成状況等を把握するとともに、大気汚染防止法、県民の生活環境の保全等に関する条例、自動車NOx・PM法、愛知県窒素酸化物及び粒子状物質総合対策推進要綱、あいち自動車環境戦略2020等に基づき、工場・事業場などに対する固定発生源対策や自動車環境対策等の各種大気汚染防止対策を総合的に推進し、環境基準の達成・維持に努めていきます。
用語解説
-
用語の解説になります。
平成27年度大気汚染調査結果(詳細な内容)
〈参考〉
国土交通省中部地方整備局が測定した結果はこちらです。
国土交通省中部地方整備局名古屋国道事務所ウェブサイト(外部リンク)
「平成27度愛知県内国土交通省管理の常時監視局における大気の測定結果」
問合せ
愛知県 環境局 環境政策部 水大気環境課
大気調査グループ
電話 052-954-6216(ダイヤルイン)
ファクシミリ 052-961-4025
メールアドレス mizutaiki@pref.aichi.lg.jp