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産肉性が優れた「名古屋コーチン」の肉用新系統を開発しました ~愛知が誇るブランド鶏「名古屋コーチン」の生産を支えます~

平成29年2月17日(金曜日)14時00分 記者発表
「名古屋コーチン」肉用新系統の雄
 「名古屋コーチン」は、愛知県が誇るブランド鶏で、全国的に知名度が高く、「地鶏の王様」とも言われています。
この度、愛知県農業総合試験場は「名古屋コーチン」の肉用系統として、現在の系統「NGY3(エヌジーワイサン)」(平成3年度開発)に代わり、新たに、発育がよく産肉性に優れた「NGY7(エヌジーワイナナ)」を開発しました。

1 「NGY7」の特徴

「NGY3」に比べ、以下の点が向上しました。
(1) 産肉性が優れている。
  (成鶏時(250日齢)の体重 雄4.01kg→4.44kg)
(2) 丈夫で飼育環境の変化などのストレスに強く、生存率が高い。
(育成時(150日齢)の生存率95.2%→98.9%)

2 開発の経緯

 農業総合試験場では昭和48年から「名古屋コーチン」の系統開発に取り組み、これまでに肉用2系統、卵用2系統を開発しました。開発した系統は愛知県畜産総合センター種鶏場※で維持・増殖され、民間孵化場に供給しています。
 これらの系統は、近親交配により利用期間中に発育能力などが次第に低下してくることから、新たな系統に順次更新する必要があります。
 このため、平成16年度から、愛知県が保有する「名古屋コーチン」と岩手県で保存されていた「名古屋コーチン」を素材に、肉用系統「NGY3」に代わる新系統の開発に取り組んできました。
 ※ 名古屋コーチンの種鶏を供給する全国唯一の増殖機関で、4系統7,000羽を飼養し、年間約10,000羽の雛(種鶏)を供給しています。

3 今後の予定

(1) 平成29年5月中旬に農業総合試験場から畜産総合センター種鶏場へ「NGY7」を移管し、維持、増殖を始めます。
(2) 平成30年春から、民間孵化場に「NGY7」の雛が有償で供給され、その後、民間孵化場から養鶏農家へ「NGY7」をかけ合わせた雛(実用鶏)が供給されます。
(3) 平成31年夏から、「NGY7」を用いた鶏肉が出荷されます。

4 関連説明

(1) 「名古屋コーチン」とは、明治半ばに中国のバフコーチンと尾張地方の地鶏をかけ合わせてできた品種です。現在、数ある地鶏の中で唯一、他の品種と交配させていない純粋種です。
(2) 愛知県では明治36年から「名古屋コーチン」の育種改良に取り組み、明治38年3月10日に国内で初めて養鶏産業向けの実用品種として日本家禽協会から公認されました。昨年、この公認日「3月10日」が一般社団法人日本記念日協会に「名古屋コーチンの日」として記念日登録されました。   
(3)「系統」とは、同じ品種の中から形態、能力などに一定の特徴を持たせるため、選抜・交配を繰り返して造成した集団です。
(4)「NGY」は名古屋コーチンの「NaGoYa」の頭文字を示し、「7」は愛知県で保有する7番目の系統です。
(5) 愛知県の肉用名古屋コーチンの飼養戸数は19戸で、約24万羽を飼養しています(平成28年2月畜産課調べ)。平成26年の産出額は15億円です(農業の動き2016)。
愛知県が開発した名古屋コーチン
愛知県の肉用「名古屋コーチン」生産方式

問合せ先

愛知県農林水産部農業経営課
技術調整グループ
担当 水上・伊藤
内線 3666・3663
ダイヤルイン 052-954-6410
愛知県農業総合試験場
畜産研究部養鶏研究室
担当 長尾・木野
電話 0561-62-0085(内線582)