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愛知県スマート農業普及推進計画の策定について
県では、本県農業に適したスマート農業を整理するとともに、関係機関が連携し、産地の実情や農業者の発展段階に応じた技術導入を支援するため「愛知県スマート農業普及推進計画」(以下「計画」という。)を策定することとしました。
計画期間
2022年度~2025年度までの4年間
めざす姿
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各種データの高度な解析と活用により、動植物の持つポテンシャルを最大限に引き出し、収量や品質を向上。
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農作業の機械化、自動化、ロボット化を進め、労働生産性を高める取組を推進。
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新規就農者等の栽培管理能力の早期向上に向けた取組や篤農家のノウハウを活用できる取組を推進。
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作業の進捗状況や雇用者の労働時間等を正しく把握するための経営管理ツール等の活用を推進。
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温室効果ガスの排出削減や化学肥料・化学農薬の使用量削減につながる技術の開発や実証の推進。
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スマート農業を核とした産地の営農体系・生産基盤の再構築に向けた取組を推進。
目標
担い手のほぼ全てがデータを活用した農業を実践
【目標達成に向けた管理指標】
- スマート農業技術の普及割合
- スマート農業に関する研究成果数
推進方針
基本的な考え方
スマート農業は収量・品質の向上や経営の効率化等、一定の効果は認められるものの、導入・維持コストが高い。また、農業者の経営課題は、経営の発展段階等により異なる。
以上のことから、スマート農業の開発・普及にあたっては、産地及び農業者とともに現状を十分に検討し、各経営体が直面する課題を解決するのに適した技術や機器等の導入を推進。
現場における技術の実証・普及
- スマート農業等の現場実証を行い、地域適合性や収益性について検討し、成果の共有を図る。
- 導入コストを抑えるため、地域や産地で農業支援サービスの活用を検討。
研究開発の推進
- メーカー・大学等と連携し、現場ニーズに対応したスマート農業技術の研究開発を推進。
情報の発信
- 農業者等に対してスマート農業等に関する先進取組事例等の提供、活用できる事業を紹介。
- 県及び農業団体の連携による農業者等へのスマート農業に関する相談対応。
人材の育成
- スマート農業の相談に対応できる普及指導員やJAの営農指導員等を育成。
- 県立農業大学校において、スマート農業に精通した人材を教育。
農業基盤・情報通信環境等の整備
- 農地中間管理機構の活用等による農地の集積・集約化や、ほ場の大区画化を推進。
- 農業水利施設等の農業生産基盤整備やスマート農業に資する施設・機械等の導入を計画的に推進。
- スマート農業の実装を促進するため、無線基地局の設置等、情報通信環境整備を計画的に推進。
計画のダウンロード
「愛知県スマート農業普及推進計画」(概要版) [PDFファイル/204KB]
愛知県スマート農業普及推進計画本文 [PDFファイル/2.98MB]
参考1 愛知県におけるスマート農業の実証状況 [PDFファイル/189KB]
参考2 スマート農業の推進に活用可能な施策(2022年3月時点) [PDFファイル/235KB]