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研究報告第43号-004

ページID:0051977 掲載日:2015年6月2日更新 印刷ページ表示

ナス品種「とげなし紺美」の促成長期栽培における葉柄汁液中硝酸イオン濃度を指標とした栄養診断

キーワード

ナス、とげなし性品種、葉柄汁液、硝酸イオン濃度、栄養診断

摘要

とげなし性ナス品種「とげなし紺美」の増収にむけて、葉柄汁液中硝酸イオン濃度を指標とした栄養診断を試みた。

診断に適する葉柄採取位置を決定し、施用窒素量、収穫量との比較から、促成長期栽培における葉柄汁液中硝酸イオン濃度の適性域を検討した。

施用窒素濃度の違いをよく反映できる葉柄汁液の採取葉位は、収穫果実直下葉であった。この部位は収穫時に剪定管理で廃棄するため生産に影響がなく、作業性にも優れた。

葉柄汁液中硝酸イオン濃度は品種によって異なり、12月~5月の収穫期間中「とげなし紺美」は慣行品種「千両」より常に高い値を示した。栄養診断においては品種の相違に留意する必要が示された。

「とげなし紺美」における収穫後期の収量増加を目的とした葉柄汁液中硝酸イオン濃度は、収穫果実直下葉を用いた場合、収穫開始から3月まで6000ppm、4月以降10000ppmが適当であった。

葉柄汁液中硝酸イオン濃度は、培養液濃度を高めてから15日~20日経過後に上昇するため、少なくとも2週間毎に測定し施肥量の調整を行うことが望ましい。

著者

川嶋和子:園芸研究部

長屋浩治:園芸研究部(現東三河農業研究所)

本文は下記からダウンロードできます。

ナス品種「とげなし紺美」の促成長期栽培における葉柄汁液中硝酸イオン濃度を指標とした栄養診断

本研究の一部は、園芸学会平成20年度秋季大会(2008年9月)で発表した。
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