平成27年度 経営管理研修（防御と捕獲を組み合わせた鳥獣害対策） 【終了しました】

 　 「防御と捕獲を組み合わせた鳥獣害対策」をテーマに、愛知県農業総合試験場の「鳥獣害に関する実用化技術研究会」と共催で実施し、農業者や猟友会員等106名が参加しました。

　同試験場環境基盤研究部の平野部長が、「近年、獣害を中心に被害が増加しているが、地域ぐるみで取り組む事が重要であり、この研修を今後の取組の参考にしていただきたい。」と開会あいさつした後、同試験場の小出主任研究員が、「効率的に獣を捕獲するには、相手の行動を知ることが基本」と、実際に農作物を加害しているハクビシン等の行動を撮した動画を示しながら、同試験場が開発した捕獲機材や捕獲のコツを説明しました。

    続いて豊橋市産業部の長坂主査が、「豊橋市では山すその居住地域にもイノシシの行動範囲が拡がっている。猟友会だけでなく、住民を含めて地域駆除組織を立ち上げて対策を講じている」と講演しました。最後に、同試験場の辻井専門員が、新城市での集落全体を囲う大規模柵による、防御と捕獲の取組による成果を紹介し、集落全体による取組の重要性を講演しました。参加者からは、「動画もあってわかり易かった。豊橋市や新城市の事例は、自分達の地域でも多いに参考にしたい。」との感想が聞かれました。 

1　日時
　  平成27年11月10日（火）　午後1時30分から午後4時まで（受付　午後0時45分から）

2　場所
  　新城地域文化広場　小ホール　
　　　新城市字下川1番地1　電話　0536－23－2122
3　参集者
  　愛知県内の農業者等
4　内容
（1）講演：新しい捕獲・追い払い技術について
　　　講師：愛知県農業総合試験場環境基盤研究部　
　　　　　　主任研究員　小出哲哉　氏
（2）講演：豊橋市が進める集落ぐるみのわな捕獲
　　　講師：豊橋市産業部農業支援課　
　　　　　　主査　長坂圭造　氏
（3）講演：新城市における防御と捕獲を組み合わせた対策
　　　講師：愛知県農業総合試験場企画普及部広域指導室
　　　　　　専門員　辻井修　氏
（4）総合質疑、まとめ　
      座長：愛知県農業総合試験場企画普及部広域指導室
　　　　　　専門員　辻井修　氏
5　申込方法
　　最寄りの農林水産事務所農業改良普及課にお申し込みいただくか、又は郵便葉書で農業大学校に直接お申し込みください。葉書の場合は、裏面に課題名・郵便番号・住所・氏名・電話番号を記入してください。
　★申込先　郵便番号444－0802　岡崎市美合町字並松1－2　愛知県立農業大学校 研修部
　★受講可能な場合、農業大学校から特に連絡はいたしませんので、当日ご出席ください。
6　申込締切
  　平成27年10月27日（火）
7　問い合わせ先       　
     愛知県立農業大学校 研修部研修科　電話0564－51－1034