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平成30年度 生産高度化研修(モモのせん孔細菌病対策) 【終了しました】
研修を終えて
平成30年11月20日(火曜日)、モモのせん孔細菌病対策をテーマに生産高度化研修を開催し、県内のモモ生産者等62名の参加がありました。
研修会には豊橋市の先進的なモモ生産者である富田孝氏を講師に迎え、モモせん孔細菌病の罹患枝の判別方法について、写真を用いて講演をいただきました。
また、東三河農林水産事務所農業改良普及課の影山技師から、モモせん孔細菌病の春型枝病斑の早期切除について、農業総合試験場環境基盤研究部病害虫研究室の石川主任研究員から、早期切除の指標と被害抑制効果について講演をいただきました。
研修会では、化学的防除と併用して4月中旬から5月上旬に病斑の枝を剪定して切除すること、秋期剪定により病気の発生を抑えること、風雨による感染を軽減するため防風ネットの設置や袋かけを行うことで、せん孔細菌病の防除ができ、生産量の向上に繋がる有意義な研修会となりました。
研修後に実施したアンケートの結果、参加者全員が参考になったと評価し、特に、「病斑枝の見分け方が分かった。」との声が大変多く聞かれました。
今回の研修会は参加者の関心が高かったため、引き続き県内のデータ収集を行いながら、生産者の意識啓発をし、地域で取り組む体制をつくり、産地の経営改善に繋げる必要があると感じる研修会でした。
農業大学校では、引き続き生産現場の要望を踏まえ、生産技術改善、経営改善に繋がる研修会を実施していきます。
モモの病斑の見分け方を学ぶ参加者
募集内容
本県におけるモモの重要病害である「モモせん孔細菌病」について、新たな知見等を踏まえた対策について学びます。
1 日時
平成30年11月20日(火曜日)午後1時30分から午後4時20分まで
2 場所
愛知県立農業大学校 中央教育棟3階 大講義室
岡崎市美合町字並松1-2
3 内容
▽講演:モモのせん孔細菌病の罹病枝の判別方法
講師:豊橋市 先進的モモ生産者 冨田 孝 氏
▽講演:モモせん孔細菌病に対する豊橋式病斑の早期切除技術の指標について
講師:愛知県農業総合試験場環境基盤研究部病害虫研究室
主任研究員 石川 博司 氏
▽総合質疑:愛知県農業総合試験場企画普及部広域指導室
主任専門員 森 敬子 氏
4 対象及び定員
愛知県内のモモ生産者等 80名
5 参加費
無料
6 申込み方法
愛知県果樹振興会会員の方は、同会事務局へお申込みください。
愛知県果樹振興会の会員でない方は、御住所を管轄する愛知県農林水産事務所農業改良普及課にお申込みいただくか、往復葉書に下記の事項を御記入の上、愛知県立農業大学校までお申込みください。
*往信はがき(裏面):課題名(モモのせん孔細菌病対策)・氏名(ふりがな)・郵便番号・住所・電話番号(平日の昼間に連絡がつく番号)
*返信はがき(表面):返信先の郵便番号、住所、氏名
裏面は何も書かないでください。
電話、ファクシミリでの受付はしておりませんので、御理解ください。
7 往復葉書での申込先
郵便番号444-0802 岡崎市美合町字並松1-2
愛知県立農業大学校 研修部
8 申込期限
平成30年11月6日(火曜日) (必着)
9 共催
愛知県果樹振興会
10 研修の御案内(リーフレット)
問合せ
愛知県立農業大学校 研修部
郵便番号444-0802
岡崎市美合町字並松1-2
電話: 0564-51-1034(研修部直通)
ファックス: 0564-51-4831
E-mail: noudai@pref.aichi.lg.jp