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カーボンニュートラルに貢献する森林と木材利用

ページID:0380691 掲載日:2023年11月9日更新 印刷ページ表示

【カーボンニュートラルについて】

 「カーボンニュートラル」とは、二酸化炭素などの温室効果ガスの「排出量」と、森林などによる「吸収量」が同じになることです。

【森林と木材利用のカーボンニュートラルへの貢献について】

 森林は、太陽の光エネルギーを利用して、大気中の二酸化炭素を吸収し、幹や枝などに大量の炭素として蓄えることができます。《炭素貯蔵効果》
 また、森林から生産される木材を建築物や家具等に利用することで、木材中の炭素を長期間にわたって貯蔵することができます。《炭素貯蔵効果》
 木材は、鉄等の資材に比べて、製造や加工に要するエネルギーが少ないので、二酸化炭素の排出量を抑えることができます。《省エネ効果》
 さらに、木材を燃料としてエネルギー利用した場合は、化石燃料の使用による二酸化炭素の増加を抑えることができます。《化石燃料代替効果》
 このような効果を発揮させるには、間伐の着実な実施に加えて、「伐って、使って、植える」という資源の循環利用を進めるため、人工林の再造林を図るとともに、木材利用を拡大することが大切です。
 このため、愛知県では「伐る・使う→植える→育てる」循環型林業に取り組んでいます。
 愛知県のスギ・ヒノキ人工林は、植えてから60年程度が経過した森林の割合がもっとも高く、利用可能な森林資源が豊富に存在することから、林内路網の整備や高性能林業機械を活用するなど、効率的な伐採・搬出に取り組んでいます。
 また、伐採した樹木を利用し、公共施設に加え木造化があまり進んでいない商業施設・オフィス等の住宅以外の民間建築物の木造・木質化の促進に取り組んでいます。
 伐採した後には、従来の苗木より成長の早いスギ・ヒノキのエリートツリーやセンダンなどの早生樹を活用し、再造林の省力化に取り組んでいます。
 植えた樹木が成長して混み合った人工林は、あいち森と緑づくり事業や造林事業などを活用して、間伐等の森林整備を行い、健全な森林の維持に取り組んでいます。
循環型林業の取組

【循環型林業のイメージ】

循環型

【愛知県の森林による二酸化炭素の吸収量】

間伐の効果
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