本文
曲げ加工を行う際に加工領域が座屈しにくい繊維強化熱可塑性樹脂パイプ
繊維強化樹脂管状体(特許第7024959号)
要約
曲げ加工する領域の強化繊維の配置を、配向角度や繊維密度、原料の構造を工夫することで、繊維破断や座屈が発生しない良好な曲げ加工を実現しました。
特徴/セールスポイント
繊維強化熱可塑性樹脂製パイプの曲げ加工を行う際、曲げの外側は引張力を、内側は圧縮力を受けるため、内部の強化繊維が破断したり、座屈しやすいという課題がありました。本発明では、曲げ加工する領域の強化繊維が、曲げ加工時に受ける荷重に応じて樹脂中を移動し、破断を避けられる構造にするため
1.配向角度を変える
2.繊維と樹脂の割合を調整する
3.パイプを構成する原料の構造を変える
などの工夫をすることで、曲げ加工時の繊維破断を抑え、良好な曲げ加工を実現しました。
主な応用分野/市場動向
輸送用機器の部品、福祉器具、スポーツ器具など
提供する技術内容
部品・素材、成形技術
開発状態
試作品有り
図表
【配向角度を変える方法の一例】 【曲げパイプ】
開発機関
あいち産業科学技術総合センター
問合せ
愛知県知的所有権センター
電話 0561-76-8318
FAX 0561-76-8319
愛知県 経済産業局 産業部 産業科学技術課 (研究開発支援グループ)
電話 052-954-6370
FAX 052-954-6977