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袋培地栽培法

ページID:0294795 掲載日:2020年6月25日更新 印刷ページ表示

袋培地栽培法(特許第4744157号)

要約

 通気性を有する袋体に土壌と改良資材等を適度な配合比で混合した用土を封入した培地容量30Lの袋培地を開発した。袋培地栽培法は開発した袋培地を栽培床とし、省力が可能な無底ポットによる定植、圧力補正機構を有する点滴チューブを用いた均一性の高い点滴灌水、液肥と灌水を分けて給液する給液管理、水分センサを使った自動灌水などを特徴としている。
 本発明は、三河ミクロン(株)との共同出願です。

特徴/セールスポイント

 隔離栽培のため土壌病害の回避できロックウール栽培や隔離ベット栽培に比べて設置費が安価で設置も簡単である。
 そして、水分センサによる自動灌水により排液率を大幅に削減ができ、さらに適切な給液管理により収量及び品質の安定が期待できる。袋培地は5年程度連用が可能で、使用済みの袋培地の袋体は排プラスチックとして処分し、培地は土を主体としているため農地に還元できる。なお、トマト栽培については詳細な栽培マニュアルが作成されている。

主な応用分野/市場動向

 袋培地栽培法及び袋培地は土壌病害等による連作障害に苦慮している、あるいは土壌条件等が悪く土耕栽培では生産が不安定であると考えている農家を対象として開発した。なお、この栽培法はトマト栽培を前提に開発したが、改良を加えることにより他の品目にも応用が可能である。

提供する技術内容

 袋培地の製造及び袋培地を使った栽培技術

開発状態

 実用段階

図表

写真 トマト袋培地栽培(定植直後)

写真 トマト袋培地栽培(定植直後)

開発機関

 農業総合試験場

問合せ

愛知県知的所有権センター
電話 0561-76-8318
FAX  0561-76-8319

愛知県 経済産業局 産業部 産業科学技術課 (研究開発支援グループ)
電話 052-954-6370
FAX  052-954-6977