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清酒の劣化抑制剤、劣化が抑制された清酒及びその製造方法

ページID:0124257 掲載日:2023年9月4日更新 印刷ページ表示

清酒の劣化抑制剤、劣化が抑制された清酒及びその製造方法(特許第7299573号)

要約

 近年、フレッシュな香味を特徴とする生酒の需要が高まっています。しかし生酒では加熱処理がされていないため、温度管理が不十分であると生老香(なまひねか)と呼ばれる劣化臭が容易に発生してしまいます。本発明は、粘土鉱物を生酒と接触させることによって、劣化臭の生成を抑制し、生酒の品質を長期間安定化させる技術を提供するものです。

特徴/セールスポイント

 生酒の劣化臭である生老香は、低温貯蔵によりその生成が抑えられていますが、それでも数か月経過すると感じられるようになります。低温管理以外で生老香を抑制する方法として限外ろ過技術が挙げられますが、導入にあたり、高額な設備投資が必要となります。本特許は、粘土鉱物を生酒に接触させるだけで生老香の発生を抑制できることが特徴です。高価な設備や複雑な操作を必要とせず、既存の工程に組み込むことができるため、簡便で効果的な品質安定化技術として、高品質な生酒の製造、常温流通、品質保持期間の延長に寄与できます。

粘土鉱物を生酒と接触させることによって、劣化臭の生成を抑制し、生酒の品質を長期間安定化させる技術

図 特許技術のイメージ

主な応用分野/市場動向

 日本酒

提供する技術内容

 生酒の生老香の生成を顕著に抑制できるモンモリロナイトを主成分とする酸性白土、活性白土、あるいはベントナイトとそれらを添加、接触処理した高品質な生酒とその製造方法。

開発機関

 あいち産業科学技術総合センター

問合せ

愛知県知的所有権センター
電話 0561-76-8318
FAX  0561-76-8319

愛知県 経済産業局 産業部 産業科学技術課 (研究開発支援グループ)
電話 052-954-6370
FAX  052-954-6977