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【奥三河探訪】奥三河の文化財をご紹介します(津具民俗資料館)

ページID:0132315 掲載日:2016年7月29日更新 印刷ページ表示
 新城設楽振興事務所では、「奥三河探訪」と題して、愛知県奥三河地域の伝統行事やイベント、四季の移ろいなどを紹介しています。
 今回は設楽町の津具民俗資料館に展示されている文化財をご紹介します。
津具民俗資料館
 資料館の中は奥三河に関する民俗資料が所狭しと並んでいます。
資料館内部
 展示の目玉は、国指定の重要民俗文化財「津具の山樵(さんしょう)用具および加工品」です。
 山樵とは山の中に住み、きこりなどの生活をしている人のこと。
 木を伐る道具や木を運び出す道具、さらには製材された加工品や仕事着までさまざまなものが収蔵されています。
津具の山樵用具及び加工品
 これらの道具は、江戸時代末期から昭和初期まで使われていました。中には、現在では行われなくなった仕事に使っていた道具もあり、当時の奥三河の生活を理解するうえで大変貴重な資料になっています。
津具の山樵用具及び加工品
 これらの収集に努力されたのが夏目一平(なつめかずひら)氏です。
 夏目氏は郷土の七賢人の一人として数えられ、津具支所に像が立てられています。
夏目一平
 国指定の文化財以外にも山の暮らしぶりを伝える資料が多く展示されています。
 金色の装飾を施した鞍は「祝い鞍」と呼ばれ、婚礼等の祝い事に使われていました。
馬具
 ほたるかごや鞠などかわいらしい玩具も展示されています。
ほたるかご
鞠
 実際に使われてきた道具を前にして、山とともに生きてきた古の奥三河の人々の生活を想像してみてはいかがですか。
 なお、資料館は普段閉まっています。見学の際は、必ず事前に設楽町教育委員会へ連絡をお取りください。
 設楽町教育委員会 0536-62-0531
◇過去の奥三河探訪の記事はこちらからご覧いただけます◇