ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
現在地 ホーム > 組織からさがす > 消防保安課 > 愛知県の火災概況について(2021年速報値)

本文

愛知県の火災概況について(2021年速報値)

ページID:0378497 掲載日:2022年2月2日更新 印刷ページ表示

 愛知県では、県民の皆様へ火災への注意を呼び掛け、防火の参考としていただくために、各消防本部の協力を得て、2021年中に発生した愛知県内の火災の概況を次のとおり取りまとめましたので、お知らせします。

1 総出火件数は1,775件、前年より95件の減少。建物火災が最も多い。

2 火災による総死者数は58人、前年より2人の減少。

3 住宅火災による死者(放火自殺者等を除く。)数は37人、前年より3人の減少。

  約7割が高齢者。

4 出火原因の第1位は「放火」及び「放火の疑い」、第2位は「たばこ」。

2021年中の火災概況

 
区分 2021年(速報値) 2020年(確定値) 対前年増減
  出火件数(件)

1,775

1,870

-95

  死者数(人)

58

60

-2

うち住宅火災死者数(人)

(放火自殺者除く)

37

40

-3

1 総出火件数は1,775件

 総出火件数は1,775件で、前年より95件減少しています。

 火災種別でみると、建物火災が950件(53.5%)と最も多く、その中でも住宅火災が534件(30.1%)を占めています。(別表1)、(別図)

2 火災による総死者数は58人

 火災による死者数は58人で、前年より2人減少しています。

 火災種別でみると、建物火災の死者数(放火自殺者等を除く。)が38人と最も多くなっています。(別表2)

3 住宅火災による死者(放火自殺者等を除く。)数は37人で、その7割が高齢者

 住宅火災による死者(放火自殺者等を除く。)数は37人で、前年より3人減少しています。

  このうち、65歳以上の高齢者は28人で、住宅火災による死者数の75.7%を占めています。(別表1)

  また、住宅火災における死者の発生経緯は、「逃げ遅れ」が15人を占め、12人の住宅で住宅用火災警報器が未設置(不明・調査中含む)でした。(別表3)

4 出火原因の第1位は「放火」及び「放火の疑い」、続いて「たばこ」

 出火原因別では、最も多いのが「放火」及び「放火の疑い」で218件(12.3%)、次いで「たばこ」155件(8.7%)、「こんろ」122件(6.9%)、「たき火」95件(5.4%)の順となっています。

 「放火」及び「放火の疑い」は、前年より66件、「たばこ」は58件減少しています。(別表4)

 

※調査対象は、2021年1月1日から12月31日までの間に発生した火災です。

※数値は2022年1月12日現在、県内の各消防本部からの報告を集計したもので、後日公表(消防庁から9月頃)の確定値と異なる場合があります。

県民の皆様に注意いただきたい事項

● 春の全国火災予防運動 

   3月1日(火曜日)から7日(月曜日)までは「春の全国火災予防運動」実施期間です。

 空気が乾燥して火災が発生しやすい時季ですので、火の取り扱いには十分注意しましょう。

 また、全火災のうち、約3割を住宅火災が占めます。住宅火災による死者を一人でも減らすために、以下の10のポイントに注意しましょう。

<住宅防火 いのちを守る 10のポイント>

 -4つの習慣・6つの対策-

   4つの習慣

    1 寝たばこは絶対にしない、させない。

    2 ストーブの周りに燃えやすいものを置かない。

    3 こんろを使うときは火のそばを離れない。

    4  コンセントはほこりを清掃し、不必要なプラグは抜く。

   6つの対策

     1 ストーブやこんろ等は安全装置の付いた機器を使用する。

     2 住宅用火災警報器を定期的に点検し、10年を目安に交換する。

     3 部屋を整理整頓し、寝具、衣類及びカーテンは防炎品を使用する。

     4 消火器等を設置し、使い方を確認しておく。

    5 避難経路と避難方法を常に確保し、備えておく。

    6 防火防災訓練への参加、戸別訪問などにより、地域ぐるみの防火対策を行う。

 

● 住宅用火災警報器の設置及び点検

 全ての住宅で寝室などに設置を義務付けられている住宅用火災警報器は、火災の発生を直ちに知らせ、逃げ遅れ対策に有効です。

 本県の設置率( 2021年6月1日 現在)は81.0% で、条例で定められた設置義務のある場所全てに設置している住宅の割合(条例適合率)は、60.4% です。

 住宅用火災警報器は、一般的には電池で動いています。火災を感知するために常に作動し、その電池の寿命の目安は約10年とされており、その多くが設置後10年を迎えます。
 住宅用火災警報器が適切に機能するためには維持管理が重要です。「いざ」というときに住宅用火災警報器が適切に作動するよう、春と秋の火災予防運動の時期などに、定期的に作動確認を行い、適切に交換を行うよう習慣づけましょう。

 

● 放火による火災の未然防止

 「放火」と「放火の疑い」を合わせると出火原因の12.3% を占め、出火原因第1位となっています。放火を未然に防ぐ環境づくりを地域で進めましょう。

<放火を防ぐ5つのポイント>

 1 門扉・車庫・物置等、夜間における施錠管理に心がけましょう。

 2 可燃物は部外者の目に届かない場所に整理整頓しましょう。

 3 新聞やチラシはこまめに取り込みましょう。

 4 ごみ回収のルールを徹底しましょう。

 5 近隣者との親睦を深め、お互いの放火火災防止の工夫など話し合っておきましょう。

 

問合せ

愛知県 防災安全局 防災部 消防保安課 予防グループ
電話:052-954-6144
内線:2521、2522
E-mail: shobohoan@pref.aichi.lg.jp

Adobe Reader
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)