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総合看護専門学校 令和四年度 卒業証書授与式

ページID:0380092 掲載日:2023年3月24日更新 印刷ページ表示

 

愛知県立総合看護専門学校 令和四年度 卒業証書授与式

令和5年3月1日に、令和4年度第一看護科第50回生の卒業証書授与式を挙行いたしました。今年度は、ご家族や来賓の方々をお招きし、在校生は各クラスからオンラインで式に参加しました。

卒業式におけるマスク取り扱いに関する基本的な考えに基づき、卒業生の多くがマスクを外して式に臨みました。3年間、常にマスクを着用した学生生活でしたが、この日は華やかな装いで、晴れやかな表情を見ることができました。

卒業式1

卒業生105名、一人一人の名前を呼んだあと、学校長から代表者へ卒業証書を授与しました。

 

卒業式2

来賓の方々からは、ご祝辞をいただきました。

 

 

在校生のことば

在校生代表が、卒業生に向け、在校生のことばを読み上げました。

<在校生のことば>

厳しい寒さも次第に和らぎ、暖かい春の訪れを感じられる季節となりました。

三年生の皆様、本日は御卒業おめでとうございます。

在校生一同、心よりお祝い申し上げます。

今、皆様は三年間の学校生活をどのように振り返っていらっしゃるでしょうか。多くの人との出会いの中で貴重な体験をし、総合看護専門学校で過ごされた時間はとても充実したものだったのではないかと思います。

入学式では、同じ看護師を目指す仲間と出会い、継灯式ではその仲間と共に看護の道を進むことを誓われました。校内実習や日々のグループワークでは、様々な意見を交え、協力し合いながら多くのことを学び、絆を深められたことでしょう。

 昨年度は、学校行事が次々に中止となりとても残念でしたが、今年度は感染対策を行いながら学校行事を行うことができ、先輩たちとの交流の機会から沢山のことを学ばせていただきました。

学校祭や3学年交流会を通して、学習方法や実習について、先輩方の実体験をふまえた貴重なアドバイスや、励ましの言葉を頂きました。コロナ禍で基礎看護学実習が思うようにできないまま学年が上がり、焦りと不安を抱えていましたが、先輩方から頂いた言葉のおかげで不安が和らぎ、学習に取り組む意欲へと変わっていきました。

また校内では、先生方に積極的に質問をし、指導を受けておられる姿や、放課後にモデル人形に対して声かけをしながら、看護援助を実施し、手技を確認している姿を多く見ることがありました。このような先輩方の姿から、看護師を目指す者として、学習し続けることの大切さを学びました。

現在私たちは、領域別実習が始まり、より専門的な知識を踏まえた看護の学習に日々難しさを感じています。同時に努力され困難を乗り超えられた先輩方の偉大さを感じ、自分たちも頑張ろうという気持ちを持たせていただいています。

私たちを支え、導いて下さった先輩方が卒業されることはとても寂しく、心細い思いです。しかし、先輩方の看護に向き合う姿勢や、懸命に学ぶ姿を受け継ぎ、後輩たちにも伝えていけるよう、総合看護専門学校の誇りを胸に、講義や実習に取り組んでいきます。

最後になりますが、本日御卒業される皆様の門出を祝し、さらなるご活躍を心よりお祈り致しまして、在校生一同のお祝いの言葉とさせていただきます。

令和五年 三月一日

在校生代表

卒業のことば

卒業生代表が、​卒業生のことばを読み上げました。

<卒業生のことば>

春の訪れを感じる今日のよき日、私たち第五十回生一〇五名は卒業の日を迎えることができました。来賓の皆様をはじめ学校長先生、教職員の方のご臨席のもと、このような式典を開催していただき卒業生一同、心より御礼申し上げます。

思い起こせばこの学校に入学してからの三年間は、長かったようで、瞬く間に過ぎていきました。私たちの学校生活はコロナ禍に始まり、入学式の中止、対面授業や技術演習の制限などたくさんの制約がある中、期待と不安を胸に看護学生としての第一歩を踏み出しました。

一年生で行われた継灯の会では皆で考えた誓いのことばを胸に看護師への思いを新たにしました。初めての実習では慣れないことに戸惑いながらも、グループメンバーと協力し支え合い、緊張しながらのぎこちない私たちの援助を受け入れてくださった患者さんからの温かい言葉に励まされ少しずつ成長していきました。

二年生後期から三年生にかけ、様々な領域実習を行なっていく中で、たくさんのことを学びました。患者さんだけでなく患者さんを支えるご家族や周りの人も含めた看護を行うことや、患者さんの生活背景を踏まえ個別性に合わせた看護を行うことの大切さを感じました。コロナ禍の実習は、感染状況により思うように行えない時もありましたが、このような環境だからこそ、迅速に患者さんを捉え看護を展開していく重要性をより一層感じ、学ぶことができました。

三年生での総合実習では初めて複数患者さんを受け持たせていただきました。追われる課題に悩むこともありましたが、優先順位を考えタイムマネジメントを行うことの重要性や、それぞれの役割を果たし自分一人ではなくメンバーと協力しあうことの大切さを学ぶことができました。

また、自身の看護観を深く考える機会となりました。複数患者さんを受け持つことで多重課題に追われる中、忙しそうで申し訳ないと感じる患者さんの思いにふれたことから、一回一回の関わる機会を大切にし、患者さんの思いに寄り添った看護を行うことが大切だと感じました。患者さんの価値観や思いを大切にし、私たちとの関わりを通しこの場所で治療を受けて良かったと思ってもらえる看護ができるようにしていきたいと思います。

実習も終わり、看護師国家試験に向けた勉強が本格化しました。国家試験が近づくごとに不安やプレッシャーに押しつぶされそうになりましたが、仲間と切磋琢磨し、合格という目標に向け取り組んだ日々はかけがえのない思い出です。

私たち第五十回生は、最初はクラスを半分にして授業をしたり、学校祭がなくなったりとクラスでの交流も少ない中でしたが、校内演習や実習を通して協力し合い絆を深めていくことができたと思います。長く続く実習や国家試験の勉強では、何度も心が折れることもありました。それでも最後までやり遂げることができたのは、共に支え励まし合い同じ目標に向かって頑張る仲間がいたからこそだと思います。私は、この学校で出会えた仲間のことを誇りに思います。

在校生のみなさん、本日は式典に出席して頂くことはかないませんでしたが、先日送る会を行ってくださりありがとうございました。先生方のメッセージ動画はとても嬉しく、これまでのたくさんの思い出が蘇り、この学生生活に終わりが迫っているのだと、少し寂しくなりました。在校生のみなさんも、勉強や実習で苦しい時や辛い時もあると思いますが、皆さんの周りには同じ目標に向かって頑張る仲間がいます。一人で抱え込まず、共に支え合いながら充実した学校生活を送ってください。応援しています。

このような状況でも、私たちを受け入れご指導下さいました臨床の指導者の方々、受け持たせていただいた患者さん、この三年間、時に厳しくも優しく教え導き、寄り添ってくださった学校長先生をはじめとする先生方、サポートして下さった職員の皆さんのお陰で、今日という日を迎えることができました。

そして、三年間に限らずいつもどんな時も味方であり愛情深く育ててきてくれた家族。辛い時には励まし、寄り添い、いつも温かく見守ってくれました。本当にありがとうございました。

私たちはこれから、それぞれの道を歩みはじめます。社会に出て壁にぶつかり心折れそうになることもあると思いますが、三年間共に支え励まし合いながら苦難を乗り越えた経験が私たちの力になってくれると信じています。多くの方々に支えられ、得た多くの学びと三年間の思い出を胸に新たな一歩を踏み出し、感謝の気持ち、初心を忘れず、新たな場所でより一層努力していきます。

令和五年三月一日

  卒業生代表

卒業式

 

第50回生が、本校で学んだ3年間の看護の知識と技術、看護の心を胸にそれぞれの新たな一歩を踏み出しました。それぞれの道で、活躍されることをお祈りしております。

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