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漁況速報 ~おさかな旬報~

 水産試験場では、知多地区の市場を中心に、漁獲物の調査や測定などを行っており、漁況概要や主要漁獲物の漁獲動向について、旬ごとに最新の情報を紹介しています。
 この市場調査の際にみかけた旬でおすすめの魚介類や珍しい魚など、タイムリーな愛知県の地元水産物を紹介しています。地産地消や食育への取組、地元あいちの水産物をお求めになる際などに、参考にしていただけるかもしれません。

漁況概要 

各漁場と主な漁獲物

○伊勢湾: サワラ、シャコ、クルマエビ、ギマ、マダコ、マイワシ、カタクチイワシ、マアナゴ

○三河湾: タイラギ、シロギス、マダコ、ギマ、マイワシ、クロダイ

○渥美外海: マダイ、チダイ、ケンサキイカ、ホウボウ、ハモ、マサバ

概況図 

7月中旬の漁模様(今旬に新たに追加された魚種は赤字で示しています。)

市場レポート

シロギス1シロギス2

 シロギスSillago japonicaが揚がっていました。前々回のおさかな旬報で紹介したニギスと名前や見た目が似ていますが、シロギスはスズキ目に対しニギスはニギス目であるため、学術学的分類上では上記2種は全く違う種類であることがわかります。また生息域にも大きな違いがあり、シロギスは沿岸域の浅場に主に生息しているのに対し、ニギスは沖合の水深200m前後の深場に主に生息しています。このように一見名前や見た目が似ていても、分類など大きく異なっていることもあるので、名前や見た目が似ている魚を見つけたら調べてみると面白いと思います。

 

ハモ1ハモ2

 ハモMuraenesox cinereusが獲れていました。ハモはウナギやアナゴなどと外見は似ていますが、両者と大きく異なるのは鋭い歯を持っていることです。性格は獰猛でありうっかり手なんか差し出すようなまねをすると勢いよく噛みついてきます。さらに恐ろしいことに、ハモは生命力が強く頭を切り落としても噛みついてくることもあるそうです。このように危険なハモですが、現在は産卵シーズンであり1年の内で最も美味しい時期を迎えます。湯引きや天ぷら、煮つけなど様々な料理に合いますのでぜひ食べてみてはいかがでしょうか。ちなみに小骨が多いので自ら捌いて食べる方は骨切りを忘れずに行ってください。 

 

ウスバハギ

   ウスバハギAluterus monocerosという少しへんてこな形をした魚が揚がっていました。ウスバハギはカワハギ、ウマズラハギと並んで国内におけるカワハギ科の代表的な食用魚です。その特徴的な外見から「ウチワハギ」、「ハゴイタ」、「ラケット」など様々な地方名や呼称が存在します。ちなみに標準和名である「ウスバハギ」の由来は、身体が左右に極端に薄いことからきているそうです。また上記2種よりも沖に生息域を持つことから、「オキハギ」と呼ばれることもあります。このように形態や生態などで様々な地方名や呼称が存在する魚も珍しくありません。なかなか魚の名前を覚えられない方はこのような呼称から覚えていくのもいいかもしれません。

                                                                       

タイラギ1タイラギ2

 タイラギAtrina pectinataが三河湾でよく獲れていました。カラスのくちばしのような形をしたタイラギですが、その先が尖っている方を突き刺すように水深10m前後の砂泥地に生息しています。また、尖った方の近いところにある足の脇から伸びる黒く細い糸状のものを周囲に広げて体を固定しています。大きさは30cmほどになり、国内で獲れる食用二枚貝としてはかなり大型であると言えます。気になるお味の方は、生だと柔らかくて甘く、火を通すと歯ごたえと旨みが増します。どちらにしても非常に美味であるので、お店で見かけたら好みに合わせてぜひ食べてみてください。

 

ブリ1ブリ2

  ブリSeriola quinqueradiataが渥美外海で獲れていました。ブリは出世魚として有名で、成長するとともにその呼称が変わっていきます。愛知県では、小さいものをアブコ、3kg前後のものをイナダ、4~10kgまでのものをワラサ、10kg以上のものをブリと呼びます。市場に揚がったものは大きさからしてワラササイズのものだと思われます。ちなみにこのブリは底びき網漁業で獲れたものですが、沖合の表層から中層を回遊するブリにとって底びき網で獲れるということは珍しいことです。また、同じく珍しいことに以下の魚が内湾で獲れていました。

 

シャチブリ

  この魚の名前も「ブリ」が付きます。ただ、ブリはブリでもシャチブリAteleopus japonicusという深海魚であり、水深の浅い内湾で獲れたという点で珍しいと言えます。ブリとシャチブリは名前こそ似ていますが、上記のシロギス、ニギスと異なり見た目も生態も異なります。非常に水分が多く鮮度落ちが早いので一般的に食用とせず、市場に出回ることもめったにありませんが、トロトロ、プルプルした独特の食感を味わうことができるそうです。深海魚はなかなか食べる機会もないと思いますので、もし見かけたら食べてみてはいかがでしょうか。 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

主要魚種の漁獲状況 

 

 

水揚げグラフ

7月上旬までの主要魚種の旬別漁獲量の推移 主要7港:豊浜,師崎,片名,日間賀島,篠島,大浜,赤羽根  主要3港:豊浜,師崎,大浜

過去の主要魚種の漁獲状況

市場レポートで紹介した愛知県産水産物が買えるお店と料理レシピ

 地元あいちの水産物に興味を持っていただいたみなさまに、すぐにお買い物とお料理を楽しんでいただくために、外部リンクを紹介させていただきます。

「この魚はどうやって調理するの?」 
 こんな疑問をいだかれた方は、下記サイトを活用してみて下さい。
 基本は生、煮る、焼くでOKですが、きっと地元あいちの水産物で季節を感じられる一品が見つかるはずです!

 あいちのおさかなコンシェルジュ「おさかなレシピ」外部リンク)
 レシピ検索No.1 料理レシピ載せるなら クックパッド(外部リンク)

過去のおさかな旬報

過去一年分のおさかな旬報(最新版は一番下)です。pdfファイルをダウンロードしてご覧下さい。なお、1年を過ぎたものは順に削除していきます。

     イトヨリダイ、ホウボウ、アカヤガラ、イラ、ヒメジ

     ギマ、マダコ、アカカマス、サワラ、マゴチ

    ガザミ、ハモ、イボダイ、マダコ、シログチ

    ヤリイカ、ガザミ、アカカマス、ヤマトカマス、コショウダイ、イボダイ

    サワラ、マダイ、チダイ、クロダイ、スズキ、ツノナガチヒロエビ

    スズキ、サワラ、カミナリイカ、ヤリイカ、イシダイ

    イシガレイ、ヒラメ、トラフグ、キアンコウ、スズキ

    ヒラメ、ボラ、ホウボウ、カワハギ、マトウダイ、アカエイ

    マナマコ、ヒガンフグ、アカムツ、カガミダイ、ワカメ

    サヨリ、マダイ、ニギス、コウイカ、ヒラメ

    マダイ、ケンサキイカ、ホウボウ、クロダイ

    シャコ、キアンコウ、クロダイ、マサバ、マダイ

    アオリイカ、マダイ、チダイ、マルソウダ、ニギス

    マアジ、アカヤガラ、サザエ、ウツボ、マゴチ

県内水産物情報サイト リンク集

他サイトの地元のおさかな情報などをリンク集として紹介しますので、是非ともご活用ください。

愛知の水産業やさかなのこと、また県内の水産に関するトピックスを総合的に紹介している愛知県農林水産部水産課のホームページはこちら

あいちのおさかなを食べてキレイになろう!「あいちのおさかな」を食べて、ココロもカラダも健康とキレイを目指す「魚食女子」を応援するあいちのおさかなコンシェルジュはこちら

愛知県内産地直売所やふれあい体験施設を紹介したあいちの産地直売所・ふれあい体験施設はこちら

愛知のうまいもんを紹介した愛知グルメ図鑑はこちら

知多の農林水産業や直売所などを紹介したPRパンフレット知多のおしながきはこちら

以下は外部リンクです。

地魚を扱っている鮮魚店や飲食店の情報誌「ととかう愛知」は愛知県漁業士協議会のホームページからどうぞ

豊浜市場の水産物を仲買さんの目から詳しく紹介している南知多・豊浜のさかなや五代目まるとさんのブログはこちら

南知多の水産情報を発信している豊浜漁業協同組合さんのホームページ豊浜商工会さんのホームページはこちら

三河一色漁港の水産情報を発信している三河一色さかな村さんのホームページはこちら

三河幡豆漁港の旬のおさかなや潮干狩り情報を紹介している幡豆漁協のブログはこちら

沖合の深い所にいる魚も数多く見ることができる蒲郡漁協西浦支所・西浦マーケットのホームページへは、こちらからどうぞ。

 

問合せ

愛知県 水産試験場 漁業生産研究所
電話: 0569-65-0611
ファックス: 0569-65-2358


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