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ミルクイ放流技術開発

ページID:0376989 掲載日:2023年1月10日更新 印刷ページ表示

ミルクイ放流技術開発

ミルクイ(Tresus keenae)は潮間帯下部~水深20mの泥底に生息する大型の二枚貝で、伊勢・三河湾を代表する高級貝として知られていますが、その漁獲量は減少しており、資源回復のため放流技術開発に取り組んでいます。放流直後の稚貝を食害生物から保護するため、放流してから一定期間、保護効果が期待できる生分解性網袋を用いた放流手法の開発に民間企業と共同で取り組んでいます。生分解性網袋の中に種苗を入れて放流すると、網袋は夏季では1~2ヵ月で微生物によって自然に崩壊し、種苗は漁場へ拡散するため、放流後に網袋を回収等する必要がなく、簡便で漁業者が行える有効な放流手法として期待されます。

生分解網袋に収容したミルクイ

図1 生分解性網袋に収容したミルクイ

放流から2ケ月後に崩壊した生分解性網袋

図2  放流から2ヶ月後に崩壊した生分解性網袋

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