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愛知県景気基準日付の設定について

ページID:0073841 掲載日:2022年7月8日更新 印刷ページ表示

 

愛知県景気基準日付
 
2022年7月8日(金曜日)公表

愛知県景気基準日付の設定について

 愛知県では、景気循環の局面判断や各循環における経済活動の比較などのため、景気の拡張・後退局面の転換点である景気基準日付(景気の山・谷)を設定しています。
 今回、第16循環(2012年11月から始まる景気循環の期間)の「景気の谷」を、設定しましたので、お知らせします。

第16循環の「景気の谷」を2020年5月に設定(暫定)
~ 景気後退期間(景気の山から谷までの期間)は13か月 ~

​ このことにより、本県の景気は、「景気の山」と設定(暫定)した2019年4月以降、後退局面に入りましたが、2020年5月から、回復局面に入っていることが明らかになりました。
 なお、本県における第16循環の景気後退期間(景気の山から谷までの期間)は13か月であり、本県の過去の景気後退期間の平均となる18.6か月や、同循環における国の景気後退期間(2018年10月から2020年5月まで)の19か月と比較しても短くなっています。

景気循環のイメージ

景気の山・谷の設定方法

  1.  景気動向指数(一致指数)の採用系列からヒストリカルDIを作成する。
  2. ヒストリカルDIが、50%を下回る直前の月を「景気の山」、50%を上回る直前の月を「景気の谷」の候補として算出する。
  3. この候補について、国の景気の山・谷の設定状況や他の景気指標(愛知県景気動向指数、業況判断指数DI)も参考にして総合的な検証を行い、設定する。

 なお、季節調整の再計算(季節要因による変動を取り除く調整作業)による遡及改定や景気判断の採用系列(指標)の見直し等に伴い、ヒストリカルDIの値が変化する可能性があるため、次回の景気基準日付(景気の山)の設定(暫定)を行う際に、再検証を行ったうえで、確定となる。

補足説明

1 景気基準日付

 いわゆる「景気の山・谷」のことで、主要経済指標の中心的な転換点とされています。景気が拡張から後退に転ずる転換点が「景気の山」で、景気が後退から拡張へ転ずる転換点が「景気の谷」です。
 「景気の山・谷」は、景気の局面の終了後、おおむね 1 年程度経過した後、設定します。候補となる山・谷は、景気動向指数の一致系列に採用されている個々の指標の山と谷を「ブライ・ボッシャン法」という統計手法で選定し、「ヒストリカルDI」を作成することで設定します。

2 ブライ・ボッシャン(Bry-Boschan)法

 NBER( National Bureau of Economic Research:全米経済研究所)により開発された、個々の指標の山・谷を選定するために用いる統計的手法です。個別系列ごとに、特異値を補正しつつ、異なる移動平均法を複数回にわたって施しながら、一定の条件の下で、段階的に山・谷を選定していきます。

3 ヒストリカルDI

 景気基準日付の判定に用いられるもので、採用系列の個別指標ごとに山・谷を決めたうえで、山から谷に至る期間をすべて下降(マイナス)、谷から山に至る期間をすべて上昇(プラス)とし、月ごとに上昇(プラス)の系列数が全体に占める割合を算出したもの。

 

統計調査にご協力をお願いします。

問合せ

愛知県県民文化局県民生活部 統計課
地域経済グループ
電話052-954-6109(ダイヤルイン)
E-mail: toukei@pref.aichi.lg.jp

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