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令和5年4月

ページID:0437267 掲載日:2023年7月25日更新 印刷ページ表示

飼料用トウモロコシの栽培開始!今年度は新たに段蒔きを実施

と き:令和5年4月23日(日曜日)、5月6日(土曜日)​  

ところ:豊田市内   

主体・対象(構成員数):大規模水田作農業法人

 豊田市の法人にて飼料用トウモロコシの播種が順調に進んでいる。当法人の飼料用トウモロコシの栽培は6年目となり、作付面積は約16ha。本年度は新たな取組として4、5、6月に播種時期をずらす段蒔きを試行し、既に4、5月分は播種が完了、6月は上旬に播種予定である。段蒔きは収穫期を分散させ飼料用トウモロコシの納品期間を拡大することを目的としており、農業改良普及課は栽培指導に加え、播種時期毎の飼料品質を調査し、畜産農家での地域産飼料の利用拡大に繋げていく。
昨年度は一部のほ場で発芽不良や生育不良が見られたが、本年度はどのほ場でも発芽状態が良く、法人は今後の生育・品質に期待している。

4月まきデントコーンの様子

デントコーンの生育状況(4月蒔き)

 

 

なす部会 定植講習会 撮影動画を活用して実施

と き:令和5年4月25日(火曜日)​  

ところ:豊田市御幸町、豊田加茂総合庁舎​   

主体・対象(構成員数):JAあいち豊田なす部会(44名)

 JAあいち豊田なす部会では、1~2年目の新規部会員(9名)と希望者を対象に定植講習会を開催した。ベテラン部会員が講師を務め、定植作業の説明と実演を行った後、新規部会員が実際に作業を行った。作業後場所を移して農業改良普及課は、ベテラン部会員の作業風景を撮影し、編集した動画を活用して誘引など今後の管理について指導した。新規部会員は積極的に質問し、各自情報交換をしており、栽培への意欲がうかがわれた。​

講習会の様子

動画を見て作業を学ぶ部会員

 

今年の「とよた茶」も出来栄え良好

と き:令和5年4月25日(火曜日)​  

ところ:豊田市内   

主体・対象(構成員数):豊田市茶業組合(21名)

 今年は3月以降暖かく、一番茶の生育が平年より3日~1週間ほど早く進んだ。適期収穫が難しい年だったが、茶農家の計画的な作業により、収穫遅れは少なく、品質は良好。品評会に出品する「かぶせ茶」は8名が製造し、例年よりも色沢(製品の色つや)が明るく、形状の整ったものができた。品評会での好成績が期待される。
 一方、一部ほ場ではカンザワハダニが多発し、収穫が半減する程の被害が出ている。春先暖かくダニの個体数が多かったことから、農家は例年よりもしっかりと防除したが、ダニの増殖を抑えきれなかった。産地全体で見ても、今年はやや収量が少ないと見込んでいる。
 一番茶の収穫は6月中旬まで続く予定。

手摘みをする生産者

品評会出品茶の手摘みの様子

 

ナシ赤星病対策に取り組む

と き:令和5年4月~5月​  

ところ:みよし市​   

主体・対象(構成員数):みよし市果樹組合梨部会(32名)

 みよし市のナシ産地では、近年、葉、果実に赤星病の被害が見られる生産者が増えてきた。赤星病は、季節によりナシからカイヅカイブキ等のビャクシン類に寄主植物を替える糸状菌である。農業改良普及課では、JAと協力して生け垣に植栽されているビャクシン類の冬胞子堆を3月下旬から5月中旬にかけて定期的に調査し、膨潤期(胞子が飛散可能な状態)の確認を行った。また、ナシ生産者のほ場における葉、果実への発症時期についても併せて調査を実施した。調査により防除適期を指導したことで、昨年多発したほ場でも赤星病の進行を止めることができた。今後、農業改良普及課では、調査結果を次年度の効果的な病害防除に生かす計画である。

膨潤期の冬胞子堆

ビャクシン類の冬胞子堆膨潤期